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詩やエッセイのようなもの

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いつか本になるといいなぁ、というやつら。何を含めるか、度々考え直して、加えたり外したりする。
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記事一覧

自分と向き合う、自分を取り戻す

 映画館に向かって二駅分くらい歩いていた。外を歩きながら、何かに恐れていると気付く。ドキ…

吉田卵白
1か月前
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レースから落ちて

 これまで欲していたものは、誰かが欲していたものだったのかもしれない。誰かが目の前に提示…

100
吉田卵白
1か月前
12

「僕のままで大丈夫なんだ」という自信がほしい

 まだ暗い早朝に一度目覚めて、前の職場のことを思い出して苦しい。鬱になったこと、嫌味を言…

吉田卵白
2か月前
53

「生き抜いている」以上を自分に求めている

 心臓がある辺りの背中に、嫌な熱のようなものを感じる。いつもの感覚だ。自分を責め、虐げ、…

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吉田卵白
2か月前
16

あ、ぼく病人だった

 今、僕は鬱から回復しつつある。発症前みたいには動けないけど、少しずつ体力は戻りつつある…

吉田卵白
2か月前
47

人間関係の外に出る

 私は人間関係がきっかけで心が高低する。求職活動をしていても、メールばかり気にして、他人…

吉田卵白
2か月前
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頑張らないことが、私の生存戦略

 色んなところで何度も書いているような気がするけど、私は、「何かマジカルなことに遭遇して、何か衝撃的な出会いがあって、劇的な変化が人生に訪れる、考え方や感じ方がガラッと変わり、素晴らしい人生に切り替わり、力強くなれる、成功者になれる」と思っていた節がある。  人や映画との出会いに、何か大きなものを期待してしまっていた。「この人との出会いや、この人の言葉が、私を変えてくれる」「映画を観て得られたこの感動が、変えてくれる」、という下心があった。純粋に出会いや鑑賞を楽しんでいるつ

有料
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粘土

ゴミ袋の底が破れた。道に散らばったゴミを見て、泣きそうになる。僕はこれから大丈夫なのか。…

吉田卵白
2か月前
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誰に遠慮しているのか

僕は魔法使いでもなんでもない 世界に大きな変化をもたらして、 一瞬で全てが素晴らしく感じる…

吉田卵白
2か月前
15

鬱感情の波に乗る

 死にたいと度々思う。死にたいというか、「死にたい」という言葉がポンポンと頭の中に浮かぶ…

300
吉田卵白
2か月前
25

生きている心地

 毎日泣いているかもしれない。理由が明確なときもある。よく分からず泣き始めることもある。…

100
吉田卵白
2か月前
22

頭の金色は、好きに生きたい、という小さい記号

天井をボーッと眺める。窓から日の光が差して、白い天井に模様を作っていた。シャンデリアのよ…

吉田卵白
3か月前
26

段階を踏まないと

意欲がガクンと低下して、シャワーを浴びられなかったり、ゴミや洗濯物だらけで部屋に足の踏み…

吉田卵白
3か月前
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正論には棘がある。加工して、棘を丸くしないと

正論って、大事。だって正しい主張なんだもの。道理がかなっている、正解なんだもの。問題を解決しようとしていたら、正論が解決の手綱になる。人の集まりで意識が分散せずに同じことを達成しようとしていたら、正論が達成に導いてくれる。良いことしかない。 だけど同時に、正論は人をうんざりさせる。正論に棘を感じる。「正論」という言葉が使われるとき、否定的なニュアンスが含まれる場合がある。 なぜ正論や正論を言う人が嫌われるか。多分だけど、人の感情を無視しているから。正論って「道理がかなって