祖父母の自営業時代について聞いてみた
これまで会社員だったけれど、違う働き方も少し始めてみたい気もしていて、このゴールデンウィークは祖父母の自営業について聞いてみた。
私の祖父母は、両家とも自営業で商売をしていた。
母方の祖父母はバイク屋さんだった。
祖父の実家は魚屋さんで、つまを作るのをよく手伝っていたそう。いつも穏やかで嫌がらず、言われたことは淡々とやる。
そして機械関係の仕事に就いたそう。技術力はあったけれど、たくさん喋る方ではなかったみたい。
それから戦争のときは、機械のある場所で働いていたらしい。
その後、北九州でバイク屋さんをひらく。
今は年齢から閉業したけれど、私の中では、祖父母のバイク屋さんはいつも繁盛しているイメージだった。
技術力の高さからくる誠実さ・対応の幅広さで信頼されていたそう。祖父は言われたことはきちんとやる、感情を荒げることはない性格だと聞いた。
私の知っている祖父とは違うなと、聞いて思った。
右からラジオ、正面ではテレビ、同時に見ながらたまに面白いことを言って笑わせる。いつもおもしろくてユーモアがあるのが、私の知っている祖父だった。
このゴールデンウィークは、職人であるおじいちゃんの側面を知れてなんだか嬉しかった。
そして、理由はわからないけど昔から職人になりたいと思ってきた私の疑問も解けた気がして、祖父の血が流れていることを嬉しく感じた。
ゴールデンウィーク中、祖父を訪ねたが、祖父は気持ちよさそうにずっと寝ていた。チョコレートが大好きで、枕の横にチョコレートの入れ物があるのが可愛いなぁと思った。
大きな病気はなく、祖母と一緒に過ごしている。
ちなみに祖母は直感が鋭い。
これも私の中にある。
父方の祖父はもう亡くなっている寝るれど、几帳面、とにかく時間を守る人だった。頭がよかったと聞いたこともある。時間を守れないと怒られたことも覚えている。でも、優しい。
仕事は簡易郵便局で、祖母と2人で営業していた。
祖母はとにかく人当たりがよく、笑顔や愛嬌、話すことで人を惹きつける人だった。
2人でバランスよく営業していたみたい。
父方の祖父母の話もこのゴールデンウィーク期間で話していて、祖父の几帳面さや、笑顔が素敵だと言われることは私の中にもあるなぁと思ったりした。
10年間、印刷関連のデザイナーをしてきて、丁寧さや正確さから信頼してもらえたり、上司に笑顔を褒められたり、祖父母からもらったものが活かされた場面がいくつもあった。
私は私だけど、私だけがそうさせているわけじゃないんだなと感じる。
相変わらず、なぜか職人になりたいという気持ちはある。笑
デザイナーは職人かもしれないなぁと思いながら、まだまだいろんなことを極めていきたい気持ちがある。
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