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サイボウズに入社して8年、製品プロモからWebチームへ異動した話

こんにちは、ゆうこやです。

2015年にサイボウズに入社して8年、ずっとマーケティング本部で製品プロモーションを担当していました。広告やセミナー、事例取材、Webサイトやカタログの制作、メルマガ、SNSなど幅広く手がけるお仕事でした。

だんだんと社歴も長くなり、数名のチームのリーダーなんかも任せられるようになってましたが、このたび1月に同じ本部のWebチームに、いち担当者として異動しました。異動して約1ヶ月、せっかくなので異動の経緯や今の心境を書いてみます。

Webチームってどんなチーム?

サイボウズのWebチームは、社内に多数いるWebサイトのオーナーを支援するチームです。Webサーバーなどインフラ運用も行います。サイボウズには50以上のWebサイトがあり、そのオーナーは必ずしもWebに詳しい方ばかりではありません。サイトオーナーと、専門家の方々をつなぐのが主なお仕事です。

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なぜ異動した?

それまで慣れ親しんだプロモーションチームで、頑張ればマネージャーを目指せたかもしれないのに、ほぼ未経験で知見のないチームに異動するというのは、人によっては「どうして?」と感じるかもしれません。
大きなきっかけや理由があったわけではなく「なんとなくこっちの方が向いてそうと思った」というのが正直なところです。

これまでの製品プロモーションチームでの自分を振り返ると、ビジョンを掲げてメンバーを引っ張っていく立場よりも、縁の下で支える立場の方が、力を発揮しやすかったように思います。

また、さまざまなプロモーション施策の中でも、Webサイトの運営や改善の仕事はとても楽しく、ユーザビリティや情報設計を考える作業が、自分としては得意に思っていました。今後はWebサイト制作についての専門知識をもっと深めて事業に貢献したい、という気持ちがありました。

「Webに関する専門知識を持ち、社内のさまざまなチームをサポートする」というWebチームの業務が自分の強みや興味と合っていそうと感じて、異動希望を出すことにしました。

同じチームに8年いたので、良くも悪くも慣れがあり「ガラッと環境を変えたい」という気持ちもあったかもしれません。

サイボウズで異動するときの流れ

サイボウズで異動をするときは、まず上司との1on1などで希望を伝えます。その後、異動元と異動先のマネージャー同士で話し合いが行われ、双方が合意したら異動できます。

すぐに異動できる場合もあるし、異動元の部署に「もう少し時期を考えさせてくれないか」などと引き止められるケース、異動先が受け入れできないケースなど、さまざまあります。とはいえ、どちらかというとサイボウズは本人の希望を尊重する風土が強く、相談しやすい方ではないかと思います。

私の場合は、異動元の上司に以前からキャリアについて相談していたこと、異動先のメンバーと過去に一緒に仕事をしていたこと、なども背景にあり、希望を出してから2週間程度で異動が決定しました。

知識のインプットが楽しいです

異動して1ヶ月。少しはかじってるし、わかることもあるだろうと安易に思っていましたが、いざ異動してみると知らない用語、ツール、技術が次々と出てきます。これは初心者の気持ちで取り組まないとダメだと心を入れ替えました。

打ち合わせでは、メモをとりながら、裏ではカタカタと用語をググり、わからなかった分野の動画講座や本を探してまた勉強…みたいなことを繰り返し、理解できることを少しずつ増やしている状況です。久々に「勉強しないとやばい」という感覚がよみがえって、頭が活性化してるのを感じます。

前のチームでも、自分なりにやる気を持ってたつもりだったのですが、気がつかないうちに、慣れに頼ってしまっていたんだなあと思います。

「役に立たなきゃ」と焦りもします

過去にサイボウズに転職してきた方、他社に転職して行かれた方、みなさん「即戦力にならないとと焦る!」と話す方が多いです。

他社へ転職した前本部長も

サイボウズへ転職してきた中途社員も

自分が受け入れる側だったときは「そんなに焦らなくて良いですよ」「今は質問するのが仕事ですよ」といつも伝えてきました。

でもいざ自分が入る側になると、やっぱり焦っちゃうものだなあと実感します。

他の方々が忙しそうにしている中で「手伝いたいけど何もできない…」「あの人仕事してない…と思われてたら嫌だな」などと考えてしまう瞬間があります。

しかし、焦って意見を言ったりしてみたところで、経験も知識も足りていないので、かえって迷惑をかけてしまうことも多そうに思います。

よく聞く「あるある」として、新しく入った人が、これまでのチームの背景や事情を理解しないまま改善提案などして、チームが崩壊してしまう流れがありますが、あれは新メンバーが「何か成果を出さねば」と焦った結果、足りてない経験値から出せる物を捻り出した結果なのかもしれない、などと思います。

焦る気持ちは抑えつつ、でも知識のキャッチアップはなるべく早く、という考え方で取り組みたいと思います。

今後やりたいこと

キャッチアップが進んできてからになりますが、今後やりたいこととしては、まずは既存サイトの課題分析、改善提案をできるようになりたいと思っています。

日々社内からくる依頼を見ていると、依頼内容をそのまま対応すれば良いものばかりでなく、現状のサイト全体で課題の洗い出しが必要なことが多いように感じます。そのようなときに、より幅広い提案ができるようになりたいなと思います。

また、Webサイトについての相談を深掘りしていくと、マーケティング全体の課題に行きつくことも多いように思います。この場合は、社内の他のチームと連携をとりながら進める方が望ましく、製品プロモーションでの経験を活かしながら動けたらいいな、とも感じています。

総合的に良い刺激になっていると思います

「環境を変えたい」というと「転職!」や「独立!」を考える方も多いのかなと思うけど、なかなかそこまで動きづらい場合もあるもので…。でも自分の場合は、社内異動でも良い刺激を与えていただいていると感じます。なんだか集中力も上がったような気もします。

「最近マンネリ化してるかも?」「今の仕事あってないかも?」と感じたら「ちょっと隣のチームに行ってみる」もありかもしれないなと思いました。

新年度に新しい部署に異動した方、これから異動する方も多いかと思います。お互い焦りすぎず、がんばりましょうね。




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