三宅康雄|関係性マーケティングDX|マーケティング・コンサルタント

データベース関連企業を経て、マーケティングコンサルタントとして独立。専門はCRMを核と…

三宅康雄|関係性マーケティングDX|マーケティング・コンサルタント

データベース関連企業を経て、マーケティングコンサルタントとして独立。専門はCRMを核とした関係性マーケティングDX。主に中小企業にDX推進、コンサルティングを全国的に展開中。拙著は「行列顧客ができる、利益を生み出す統計学マーケティング」等

最近の記事

【独自のCRMで競争力を高める】関係性マーケティングの話

CRMの重要性 CRM(カスタマーリレーションシップマネジメント)は今や、ビジネスでは必須といえる仕組みです。 長らく好景気に支えられていた市場は、競争はあれど、広告すれば容易に顧客獲得できていた時代がありました。 しかし、市場が成熟し、景気が頭打ちになり、顧客も多様化してきた現状では過去の集客方法が成り立たなくなったのです。 市場が成熟し集客方法が変化した そこで、このような状況を鑑みて開発されたのが顧客との接点に焦点を当てたCRMです。 今後もこの状況がさらに

    • 私のマーケティングの効果の実証事例

      以前、私は自分で商品を開発して、ネットで販売していたことがあります。 以前にもお伝えしたこともあったと思いますが、その理由は、企業のコンサルするだけでなく、自分自身で身銭を切って自分のマーケティングの正当性を担保するためだったのです。 自社商品の開発 まずは商品開発からです。 自分のマーケティングに絡んだコンテンツではなく、自分自身の趣味の範囲でのコンテンツにすることを考えました。 それは、ビジネス系は競合も多いレッドオーシャンですし、「何々するだけで儲かる」などとい

      • 【これぐらいなら自分でも儲けられる】関係性マーケティング

        CRMが必須なワケ 通販会社は営業マンがいないため、基本的にはCRMは必須です。 しかし、小規模の通販会社や実店舗を併設している通販会社では、まだまだCRMの導入は遅れています。 実際に私がコンサルしてきた小規模の通販会社で、CRMのシステムがあったのは、1社だけでした。 (だからこそ、私に依頼してきたということもありますが) あとは、ショッピングカートでの機能を使っていたり、 (それもメルマガ配信などほとんど、基本的なものだけ) そもそも、楽天などのショッピングモ

        • 顧客との接触媒体は何が効果的か?

          顧客と接触するのはどの媒体を選ぶべきか? 私がコンサルタントして独立した15年ほど前は、メールマーケティングが流行っていました。 その専門のコンサルタントも大勢いました。 メールマーケティングは、メールで顧客や見込み客と接触して販売して行く手法です。 現在では、メールだけでなく、ラインやインスタグラムなどSNSを活用したマーケティングもポピュラーになっています。 今後もネットを通じたさまざまな接触媒体が現れ、消えて行くことでしょう。 基本的にネットでの接触はメール

          【集客はどこでするのか?】関係性マーケティングについて

          現在、メディアの主流はネットであることは間違いないでしょう。 しかし、ネットが集客の主戦場であるなら、混戦状況であるというのは、間違いのない事実です。 ネットでの集客は? 私がコンサルしていた会社は、主にネットで集客していました。 ところが、競合が増え過ぎて、ネットでの集客が難しくなってきました。 つまり、広告費がペイできない状況になったのです。 そこで、ネットでの集客を諦め、紙媒体での集客に路線変更をしました。 紙媒体つまり、新聞の折込などの広告です。 安価な紙

          【集客はどこでするのか?】関係性マーケティングについて

          【方向性を間違った結果】関係性マーケティング

          地震に関連した商品について 今年の元旦に能登半島で地震がありました。 4月3日にもお隣の台湾でも地震がありました。 地震について、思い出したことがあるので、その話をします。 ある会社から、コンサルの依頼がありました。 その会社は地震対策の商材を販売している会社でした。 ニッチだけど、それなりのニーズがある商品で興味深いと思いました。 これからどのように販売していくかを相談されました。 新規事業なので、彼らには既存顧客がいません。 この場合、考えられるのは2つの方向

          将来の財産を生み出す方法

          あるコンサルタントと情報交換しました。 彼は、他社とコラボしたセミナーを開催して、顧客を獲得するといった手法のコンサルを行っています。 ザイアンスの法則の効果 彼は私に言いました。 「見込み客と何度か話をする機会を増やすとスムーズに顧客になってもらえます。接触する回数が重要なんだとわかってきました。」 そして、私は言いました。 「そうです。それが単純接触効果です。私が専門とする関係性マーケティングは、その単純接触効果を最大限に利用しています。」 このように、単純接触

          【他社より抜きん出るために】関係性マーケティング

          今回はマーケティングについてのお話をします。 私が専門としている関係性マーケティングはマーケティングの中でも一部の戦略です。 マーケティングとは何か? と言うことはネットで検索すると色々な言葉がヒットします。 私が約30年前にマーケティングの勉強をしていた頃の、ドラッカーさんが言っていた言葉が頭に残っています。 「マーケティングの究極の目的は、販売に不要にすること、そして顧客のニーズを理解し、製品やサービスを顧客に合わせることで、自然に商品が売れる仕組みを作ることであ

          【他社より抜きん出るために】関係性マーケティング

          関係性の強弱による顧客フォロー_関係性マーケティング

          オンラインセミナーについて思うこと コロナが終息に近づいた、昨年の春から徐々に普段に戻りつつあります。 私も在宅での仕事がほとんどで、WEB会議が中心でしたが、 ようやく、昨年末から普段通りに、多くの経営者とお会いする 流れになってきています。 コロナの時期の、他のコンサルさん達のWEBのオンラインセミナーに 参加して、「どのような運営をしているのか?」を 参考にして、自分自身のセミナーはどうあるべきかを 探っていました。 以前もお知らせしましたが、セミナー開催を専門

          関係性の強弱による顧客フォロー_関係性マーケティング

          注文を待つだけの受け身からの脱却

          製造業でのマーケティング 最近、製造業の会社のマーケティング事例を研究しています。 これまで、製造業の会社からのコンサルティングの経験はありましたが、いずれも、本業の製造業を伸ばしていきたいという依頼ではなく、新しい事業に取り組みしたいという依頼ばかりでした。 製造業の場合の集客は、大体、昔から決まった先の大手や中堅メーカーから依頼がほとんどでしょう。 なので、新規開拓していくという必要性があまりなかったのです。 しかし、世の中の変化や市場構造は常に変化します。 既

          ビジネスの世界で生き残る

          もっと売上を増やしたい! ある会社からコンサルティングの依頼がありました。 もっと売上を増やしたい。 リピートを増やす余地があるのではないだろうか? ということで、依頼されてきたのです。 早速、その会社の顧客データの分析から行うのですが、 やはりこの会社も顧客データベースがありません。 顧客情報は会計ソフトの売上情報のみです。 そこで、会計ソフトからデータの抽出を行い、 擬似的なデータベースを構築するしかありません。 ほとんどが離脱客という現実 会計ソフトに登録

          マーケティングのための情報とは?_関係性マーケティング

          ある通販会社のコンサルティングを始めた頃の話です。 既存顧客の情報を分析する 私は関係性マーケティングの専門なので、まずは、既存顧客の情報を分析することから始めます。 その会社のデータは悲惨なものでした。 蓄積されている状態がバラバラでどこに何があるかわからない。 全く整理されていない状態でした。 失礼な言い方で恐縮ですが・・・ まさしく、売れたらそれでOK。 その場、その場で適当に売っている。 そういう感じでした。 何人、顧客がいるのかわからない。 リピーターなの

          マーケティングのための情報とは?_関係性マーケティング

          顧客フォローの基本の考え_関係性マーケティングの話

          関係性マーケティングでは、顧客フォローを行うことが必須です。 顧客フォローは大きく分けて2種類に分類されます。 一つは、全顧客に向けたフォローです。 例えば、メルマガなどはそれに当たります。 もう一つは、個別のフォローです。 例えば、その顧客のデータに基づく特性に合わせたフォローです。ロイヤルカスタマーだけのフォローなどです。 これには何通りものフォローがあります。サイコグラフィック情報による分類でのフォローも考えられます。 その顧客の購買傾向を分析して分類(クラス

          顧客フォローの基本の考え_関係性マーケティングの話

          売ろうとするから売れない_関係性マーケティング

          この話は以前にもご紹介した私のエピソードです。 私の経験談です 私の自家用車がかなり古い車で、色々ガタがきているので、乗り換えたいと思っていました。 しかし、新車を購入するほどの余裕がありません。 そこで、中古車を買うことにしました。 まだ、ネットがない時代でしたので、情報収集としては、 近所の中古車販売店を何件か見て回るしか無かったのです。 そこで、ある中古車販売店に見た目がよく、金額も相当な車を見つけ、これを購入するかどうかを検討しました。 その車を見ていると

          お客様との接し方、気持ちの持ち方_関係性マーケティング

          こんにちは。 まずはイントロでちょとした話からです。 私がコンサルしている先で10年以上のお付き合いをしている会社があります。 この10年良いこともありましたが、苦しいことも多くありました。 コロナ以降は苦しい局面が続いていましたが、ようやく、それも脱することができる目処が立ちました。 それはひとえに、経営者が前向きになったことが大きいです。 何事もやる気がなければ成功しません。 下記は映画「ロッキー」の荻昌弘さんの解説です。 「人生、するかしないか?というその分

          お客様との接し方、気持ちの持ち方_関係性マーケティング

          顧客とのWIN-WINの関係性_関係性マーケティング

          私はマーケティング全般のコンサルティングをしていますが、特に専門は関係性マーケティングです。 関係性マーケティングとは、CRMを基礎として、顧客との良い関係性を築いて、顧客ロイヤルティを高めていく戦略です。 CRMとは? CRMとは、カスママー・リレーションシップ・マネジメントの略です。 その言葉だけ聞くと、なんだかスマートでバタくさい(西洋かぶれ)のように感じると思います。 しかし、実際は人間関係にフォーカスを当てたものなので、泥臭く地味なものなのです。 CRM