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【教えて小林さん!】

私はよくSNSを通じて質問を頂くことがある。
「いつも興味深く読んでいるが、核心まで全部は書いてないでしょ?そこんとこ教えて🙏🏻」などとストレートに(^^ゞ

という訳で、裏ではこんな会話をしているということをご質問者の了解を得て共有します(そりゃSNSにすべては書けませんからね)

※ あくまでも私個人の勝手な見解なのでご容赦を🙏🏻


Q. 小林さん、一連の投稿大変興味深く拝見しています。いきなり変な質問して申し訳ないのですが、倒産から復活されて再び活動されている小林さんにとって「経営」って何でしょう?

自分は経営者をサポートしてる仕事をしてる“つもり”なのですが、サラリーマン経営者に本物の経営者っているのかな?いやそもそも経営って何なんだろうな…と。

教科書で“経営”は学んだ“つもり”なのですが、実際の社長はどう考えているんだろうと知りたくなりまして…。

【私の回答👤 】
経営者もいろいろですからね〜(^^;

私が重きを置くのは「その社長が連帯保証人の判子を押しているかどうか?」です。

大会社の雇われ社長など、責任を取る時にも辞めればそれで済む。
次のキャリアも保証されます。方や個人経営なら、会社が潰れたら社長個人(家族)の人生は大きく狂います。おそらく日本では再起は不可能でしょう。

それだけの覚悟を以ってしても、やはり会社は永遠には続きません。
どこかで終わりが来ます。それがM&Aや売却・キッチリ清算した上の廃業なら良いですが、それは数少ない事例でもあります。

小さい会社の経営とは、関わる人の生活を守るための「継続」が第一。
大会社のように社会貢献や業界の改革などに手を出すと、私のように大やけどをします(^^;

社会的使命や経営者のビジョン・やりがいを前面に説く人が多いですが、その結果社長はすぐさま会社の「継続」のために奔走することになります。

理想と現実…、私の考え方は極端でしょうが、当事者なら痛いほど分かるはずです。コンサルの先生に相談しても「解決しない+動けない」のは、現実同じ視点に立てないからだと思いますね。

成功している経営者とは、今その時点で成功している人であり、その経営者の思想はすべて正解だと解釈されます。

理想の経営者とは『会社の時間軸をどれだけ長く捉えることができるか?』だと思います。


✅Q.上記拝見すると、小林さんの考える経営者はとにかく辛そうです。
でも、その辛さを超える何かがある、ということでしょうか?

【回答👤 】
これがまた面白いところで、どんな小さな会社の経営者でも、自分の頑張りや辛さのおかげで、家族や従業員・取引先・もちろん顧客が喜んだり成長する姿を見るたびに、それまでの苦労がすべてなくなる!という禁断のアッパー感覚が押し寄せるんですよ。
さしずめギャンブルの高揚感(だからこそ落ち込みもある)と同じでしょうかね(笑)

私も潰れたスーパーを再生したり、普通なら見向きもしない社会貢献、県の教育委員長に指名されるほどの過分な評価、全国メディアでの紹介、経営手法が中小企業診断士試験の問題に採用される、社員同士の結婚、社員が家を建てた、社員の子供が良い学校に入った、親子二代で会社に勤めてくれる…等、その都度「ゾクゾク」したのを覚えています。

経営は「麻薬」です。その功罪もまた同じです。もう経営はこりごりだ!という人もいる。「今に見ていろ、もう一丁!」の私もいます。

経営者には理想型もないし、経営手法に正解もない。それを見つけるために長い時間軸で考えなきゃ、ただの流行り商売で終わってしまいますよ。頑張ってくださいね!

私の思いが伝われば嬉しい・・・(^_-)-☆



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