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    進化型組織の探求を行う研究所evOrg(エヴォーグ)の活動を覗き見るマガジンです

最近の記事

エヴォえもん誕生記

evOrgのある主要な研究員が生まれるまでの話を残しておこうと思う。 登場人物 研究員Satは悩んでいた。 evOrgのWhatである「経営知のみんな化」。 そのためには経営知を溜め込むデータベースが必要なのではないか。 データベースとはどのように作れば良いのか。 メンバーに相談しても、「カテゴリー分けは難しい」「タグも無数に増え続けるのでは」「どのような観点で整理するかも決められない」。 「知る」「深める」「貯める」「試す」を循環させていきたいにも関わらず、貯める方

    • リーダーという役割はなぜ生まれたのか

      組織が中空構造でも成り立つとしたら、そもそもなぜリーダーが生み出されたと思いますか? という問いに対するevOrgでの議論 参加者 過去の議論を2本ほど 対話内容 ほん: そもそも人間社会独特の仕組みですよね?リーダーが指示をするって Sat: めっちゃ興味深いんですが。人間社会独特の仕組みでもないのかもしれない。 てるさん、上記ナショナルグラフィックの記事でのミツバチの生態系の見方がてるさんと対照的で。 適者生存の法則というのでしょうか。この見方は古いのかな

      • 組織に中心は必要か:ソース原理と空洞

        ソース原理:ソースが人を集め始め、引き継いでいくことが重要 空洞:誰がリードとも言わず、自律分散で動く 組織の中心(人物)は継続的に必要なのでしょうか? という問いに対するevOrgでの議論 参加者 対話内容 過去にこんな議論がありました。 ほん: 個人的な意見ですが、 始まりという意味ではソースは必要なのだけど、どこかで中央がわからなくなって森になっていくのかなーと思っていますがどうでしょう? けいた: 僕も同感で、最初はソースは必要だけど、途中からソースでは

        • 対話に価値はあるのか

          対話や会話に価値はあるのか。 先に言っておくと、個人的には価値はあると思ってます。 ただ、「対話って大事だよね」とか聞くと、いつも思ってしまうことがあるのです。 1)価値を証明することはできないのか 本当の意味で客観的に対話を聞くことはできないし、客観性なんてそもそも幻想ではないかという話もあるのですが。 十ン年前、コーチングやファシリテーションの効果が研究対象でした。 そのとき用いたものっていうと、アンケート結果、経験者が語る理論、またはケーススタディでした。 そこ

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          ソース原理とティールの関係

          一昨年あたりから、「すべては1人から始まる」でソース原理が話題に。自律分散を謳うティール組織と1人のソースをおくソース原理、この関係について対話がありました。 参加者 対話内容 けいた: たしかに、ティール組織における助言プロセスは、パーパスとのつながりが最重要で、 誰も否決する権利がないという点でソースから切り離されているとも言える。 ただ、どんな組織やチームもはじまりは1人のソースからという点はティール組織も同じ。 最終的には組織やチームの成長過程がティール型とソー

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          嫌われるAIを作ることはできるのか?

          「嫌われる」ということはAIには難しく、人間の特権のように思う 嫌われることは組織にとってどのような効用があるか と言う問いについてエヴォえもん(AI)と探求してみました。 参加者 対話内容 ほん: 嫌われるAIって作ることはできると思う? エヴォえもん: 四次元ポケットを探したところ、AIを意図的に嫌われるように設計することは技術的に可能ドラ。AIの振る舞いや応答はプログラムによってコントロールされているからドラ。ただし、わざわざ嫌われるAIを作ることには倫理的な問

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