王(わん)

個人投資家。資産分類は米国インデックス、不動産メイン。個別株は純資産の20〜30%程度で

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  • 運用成績、ポートフォリオ

    自身の運用成績、ポートフォリオに関する情報を発信しています。

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カナミック2024年Q2決算雑感

カナミックのQ2決算が発表されました。 売上高2446百万円(前年同期比40.8%増) 営業利益668百万円(前年同期比19.6%増) と高い成長を見せた決算でした。 売上成長の源泉は24時間ジムのアーバンフィットです。 アーバンフィットは簡素な空間にマシンが並んだ多くの24時間ジムと違い、おしゃれな内装、充実したマシンなどかなり贅沢な空間だなという印象でしたが、今回の決算資料では1店舗あたりの平均会員数が公開され921名という数字が公表されました。 一般的な24時間ジ

    • Palantir(パランティア)決算雑記

      Palantirが第一四半期決算を発表し、決算を受けて翌日の5月7日15%も暴落を記録しました。 今回は同社の決算内容と決算後の下落理由について考えてみたいと思います。 第一四半期決算概要 まず、決算ですが 売上は予想6.153億ドルに対して実績6.34億ドル(売上成長率前年同期比21%) EPS予想0.08に対して0.08 ガイダンス予想6.43億ドルに対して新ガイダンス6.49~6.53億ドル 更に年間の売上高予想を26.77億ドルから26.89億ドルに引き

      • 大企業はいずれPalantirを導入せざるおえない

        AI関連銘柄として注目を浴びているPalantir。 同社は軍事用システムと大企業向けシステムの2つのサービスを展開しておりどうしても軍事用事業の側面ばかりが日本の投資家の間で語られている印象があり大企業向けのシステムの側面については十分に語られていません。 今回はPalantirを導入した大企業の事例を交えてそのインパクトを紹介したいと思います。 Panasonicエナジーの事例直近のCNBCでのAlexCarp CEOのインタビューでも紹介されていたパナソニックの導

        • AIが業績にインパクトをもたらす条件

          AIブームに沸き起こっていますが、AIが企業業績にどのようにインパクトをもたらし投資家に利益をもたらすのかを考えてみました。 例えば生成AIを用いると議事録の作成や集計などが必要になくなります。 それまでデータ入力や議事録の作成などに従事していた人は業務がなくなります。 その時に企業として取るアクションがリストラクチャリングです。企業、従業員にとっての理想は配置転換です。 アメリカ企業の場合、解雇をしやすいのでAI導入に費用がかかったとしても解雇した人数✖️人件費分、そ

        カナミック2024年Q2決算雑感

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        • 運用成績、ポートフォリオ
          11本

        記事

          Palantirの何がすごい?今後一気にエンタープライズに広まる可能性

          時価総額は580億ドルほどと米国のテック企業の中ではグロース株に分類される規模でありながら出来高ランキングで常に上位にランクインしマグニフィセント7の出来高をも上回る$PLTR。 Paypalマフィアの親分ピーターティールが創業者 CIAと協力しオサマビンラディンの発見に貢献した Messi of AI(AI銘柄のメッシ)と呼ばれている(アメリカの著名アナリストDan Ives氏に) など本業から離れた部分が何かと話題になりますが、今回は同社の企業向けAIサービスの私

          Palantirの何がすごい?今後一気にエンタープライズに広まる可能性

          世界の才能を取り込む米国企業

          米国のテック企業のCEOを調べるとその人種の多様性に驚かされます。 マイクロソフト→サティアナディラ(インド出身) Google→スンダーピチャイ(インド出身) NVIDIA→ジェンスン・フアン(台湾出身) テスラ→イーロンマスク(南アフリカ出身) ADOBE→シャンタヌ・ナラヤン(インド出身) パロアルトネットワーク→ニケシュアローラ(インド出身) ブロードコム→ホックE. タン(マレーシア出身) ZOOM→エリックヤン(中国出身) スーパーマイクロコンピ

          世界の才能を取り込む米国企業

          創業者が売り抜けている株には気をつけろ

          投資先の企業経営者が創業者かつ大株主であるということは大化け株を狙う上でかなり重要な要素だと思っています。 投資先の企業の大株主に創業者がいると「まだこの社長は会社で実現したいことがあるんだな」「まだまだこの会社が伸びると思っているんだな」と投資家は無言のメッセージを感じとることができるわけです。 株主と利益を共にしている経営者例として米国株で私が注目しているDoximity($DOCS)。ざっくり米国版エムスリー、または医者のLinkedinのような事業を展開しており米

          創業者が売り抜けている株には気をつけろ

          上場企業の株主優待、こうすれば企業業績にもつながるのではないか?

          株式投資をする人の中には優待を目的に投資をしている人も多く、証券会社のサイトには優待品から検索できる機能もあるほどです。 企業側も株主優待を導入することでかなりの個人株主を獲得できたりもするわけですから個人株主の獲得にはそれなりに効果があるのではないかと思います。 私も投資先の業績や成長率などを考慮した上で「株主優待があったらなお良し」程度の気持ちで優待銘柄を調べていますが、 優待を株主が企業にもっと興味をもってもらうツールとして使っているのか 単なる金券のバラマキに

          上場企業の株主優待、こうすれば企業業績にもつながるのではないか?

          マミーマート(9823)の投資分析

          私、趣味が食材の買出しと料理でして家庭の食材の買出しと料理はほぼ全てを担当しています。そのため、スーパーマーケットの良し悪しの判断にはかなり自信があります。 ヤオコー、ロピア、ヨークマート、イオン、ライフ、マルエツ、イトーヨーカドー、西友、オーケー、ベルク、ベルクス、業務スーパー、ジャパンミートなど色々見てまわっていますが、最近個人的に最も気に入っているスーパーがマミーマートの新業態「生鮮市場TOP」です。 肉魚、野菜が新鮮で値段も安く、育ち盛りの子供たちがいる私のような

          マミーマート(9823)の投資分析

          上場企業経営者と個人投資家がSNSで揉めるようなことがあったら

          最近、私の投資分析記事(既に削除済み)に対して該当する上場企業の経営者からお叱りを受けてしまいました。 私としては開示されていない自身が計算した全ての数字に「予想」「推定」と付けており記事の最後も と締めておりますし、指摘された内容のように酷いことは書いていないつもりでおりましたが、その企業を代表する方からの指摘でしたので速やかに該当の記事を削除させていただきました。 SNS上では「個人投資家として推論を重ねただけでは?」など記事の内容を確認していただき私のことを気遣う

          上場企業経営者と個人投資家がSNSで揉めるようなことがあったら

          FIRE後のメリット(生活費編)

          FIREをしてみて気づいた生活面でのメリットを書いていきたいと思います。 どこに出かけるにも平日に移動できる当たり前ですが退職しているので月〜金に移動ができるわけです。土日はどこにいくにもとても混みますから世間とは別時間に行動できるのはストレスがありません。 旅行もイベントも安い時に行ける自分の休みの中から旅行を企画するのではなく、最も得なシーズンに自分のスケジュールを合わせることができるので旅行なんかはハイシーズンを避けることができ安くすることができます。 生活費は安

          FIRE後のメリット(生活費編)

          2023年11月の投資成績と現在のPF

          10月の投資成績は+14.45%でした。 7月から10月までマイナスパフォーマンスが続きましたが11月の上昇相場を取り込むことができ、過去最高の単月パフォーマンスです。 また、年末年始に向けて3万ドルほど個別株運用に追加入金しました。 今後は金利が4%近くまで下がってきており、大型株からグロース株へ資金が移行するのではないかとみており$PLTRと新規で$SNOWを買い増ししました。 12月1月はアノマリーも良いことから乱高下はあるかと思いますが年末にかけて上昇を期待し

          2023年11月の投資成績と現在のPF

          現在のポートフォリオ考察

          現在のポートフォリオについて自ら振り返ってみようと思います。 $ADBE(アドビ)言わずと知れたデザインツールのデファクトスタンダードです。私はADBE製品意外を使ってデザインの仕事をしている人を見たことがありません。 最近では簡単で敷居の低いCanvaなど有力サービスもあり、非デザイナーである私も使っていますがプロフェッショナルデザインの領域ではADBEはほぼ独占的な役割を占めていると思います。 これはデザイナーが「不況だからAdobe使うのは一旦やめよう」というような

          現在のポートフォリオ考察

          【ポートフォリオ管理の仕方】どの株を買うかに加えてどのくらい買うか?も重要

          株式投資というと株を買って売るというシンプルなもののように感じるかたもいるかもしれませんが、細分化していくと 銘柄選択:どの株を買うか(売るか)? 市況やチャート:いつ買うか(売るか)? リスク管理:どれくらい買うか(売るか)? と分かれており、1の銘柄選択と同じくらい2、3が重要になってくるわけです。今回は中でも3の「どれくらい買うか(売るか)?」について私の失敗例(現在進行形)を元に紹介していきたいと思います。 現在のポートフォリオ 私の現在の個別ポートフォリ

          【ポートフォリオ管理の仕方】どの株を買うかに加えてどのくらい買うか?も重要

          2023年10月の投資成績と現在のPF

          10月の投資成績は-10.52%でした。 9月で下げ、10月初旬からさらに全力買いをしてしまい$TSLA, $GOOGLをはじめだいぶ含み損を抱えました。ただこれだけ下げているにも関わらず円安に進んでいるため円ベースでは含み益は少ないです。 金利は5%近くまで上昇しておりますが、債券の買い手であった中国が大幅に米国債を売り越しており債券が買われ金利が下がりはじめるような展開はなかなか難しく、これからの未来私たちはhigher for longerの状況に慣れなくてはいけな

          2023年10月の投資成績と現在のPF

          10月30日テスラ株急落(-4.79%)に関する考察まとめ

          10月30日その他のテック株が大きく上昇する中、テスラ株は4.79%の下落を記録しました。 理由についてテスラへの投資で有名なGary BlackさんのXでの投稿を元に調べてみたいと思います。 まずはオンセミコンダクターの決算です。オンセミはEVメーカーに炭素チップを供給しシェア50%を持つ企業です。その企業が昨今の金利高騰で自動車需要が減るリスクについて言及しました。 また、パナソニックが直近の決算で”国内”のバッテリーの減産について言及しました。 つまりはテスラを

          10月30日テスラ株急落(-4.79%)に関する考察まとめ