Vermilion(バーミリ)

未来を担う子どもたちに、最新技術と言語活動をつなぐ!を実践中(NFTで卒業制作、クリプ…

Vermilion(バーミリ)

未来を担う子どもたちに、最新技術と言語活動をつなぐ!を実践中(NFTで卒業制作、クリプト講演会の企画、AI・WEB3の国語授業など)。民間企業経由の中高一貫校の教員です。明るく!楽しく!がモットー。最新技術と教育について、考えたことを発信しています。

最近の記事

#201 コミュニケーションで一番大切なこと

巷を見渡せば、 コミュニケーションスキルを向上させるための ハウツー本にあふれています。 でも、コミュニケーションで一番大切なことは、 とてもシンプルです。 それは、「深く」頷くことです。 なぜなら、コミュニケーションとは、 相手との意思疎通を目的とするもの。 ノンバーバルの「頷く」という行為は、 双方の安心感を高める、 最も基本的かつ効果的な手段だからです。 「深く」頷くためには、 大前提として、 相手の話を傾聴しなければならず、 これがシンプルながらに難しい。

    • #200 クレジットカードの不正利用被害に遭いました

      前澤さん、堀江さんをはじめとした、 有名人のアカウントを模した、 SNSでの詐欺広告被害が増え、 訴訟問題にもなっている昨今。 欧州に比べて、 日本での被害が多いのは、 取り締まりがゆるい証拠なのです。 クレジットカードの不正利用被害額も増え、 2014年に100億円程度だった被害額が、 23年には過去最大の 541億円に上ったことが報告されています。 前年度比でも100億円程度増えており、 事態の深刻さを鑑みて、 政府も本腰を入れて対策をはじめたようです。 僕も先日

      • #199 計画と無計画(ハイブリッドに生きよう!)

        僕は予定を固めないソロ旅が好きです。 予期せぬ出会いがあるからです。 確かに、かっちりと計画する旅に比べて、 突発的なトラブルは増えるけれど、 臨機応変に対応する力が磨かれるし、 ネットの情報では見つからない、 新たな出会いが生まれる可能性があります。 セブ島で気ままに アイランドホッピングをしていたとき、 たくさん困ったことはあったけれど、 今でも付き合いのある現地の友達ができたことは、 何ものにも代えがたい宝物になりました。 仕事に追われる生活の中で、 創造力を働か

        • #198 日本の高等教育の未来を明るくする、シンプルな解決策

          日本の高等教育の学費は高すぎるのです。 学費を下げるためには、 不要な私立大学を削減する必要があります。 諸悪の根源は、文科省が、 私立大学を建て過ぎた(認可した)ことと、 国立大学を(大学法人という名で) 民営化したことにあります。 2019年度の「日本の大学データ」によると、 なんと8割が私立大学です。 結果、国からの教育予算(補助金)が、 必要な大学に、 必要な金額分、行き渡らなくなり、 その不足分を、学費の増額として、 学生に負担を強いる流れとなりました。

        #201 コミュニケーションで一番大切なこと

          #197 自作小説「王さまのたまご」

          中学校3年生の国語の授業で、 物語の創作をしています。 条件は、以下の3つ。 ①字数は2500~3500字程度で、 ②物語のテーマを明確に設定し、 ③テーマを何かしら工夫して表現する。 というもの。 物語のテーマと表現の工夫については、 「あとがき」として書き表すことにしました。 授業では様々な支援策を講じていますが、 一番良いのは、例示すること。 本日は趣向を変えて、 恥ずかしながら、自作を御紹介いたします。 楽しんで書いて欲しいなぁ♪ 王さまのたまご  む

          #197 自作小説「王さまのたまご」

          #196 外国旅行のすゝめ

          皆さんは、 長期休みをどのようにお過ごしになりますか? 休みの使い方は色々ありますが、 思い切って外国に長期滞在すると、 多くの学びがあってオススメです♪ 僕は、夏の東南アジア周遊旅行に向けて、 航空券をとりました! これでもう、後戻りはできないぜ!笑 7月27日(土) 成田発クアラルンプール経由メダン行きで まずはインドネシアへ。 マラッカ海峡を船で渡って マレーシアに戻り、 北上してタイ、 カンボジア、 ベトナム、 ラオスと陸路で気まま旅。 8月21日(水)

          #196 外国旅行のすゝめ

          #195 退屈を打ち破れるのは主体性である

          1 退屈を打ち破るものは何か? 日々のルーティーンで感じる退屈さ。 これらを打ち破れるのは、 外部刺激ではなく、 自身の内部から引き出す主体性です。 なぜなら、外部刺激には限界があるからです。 2 生徒集会でのできごと 先日の生徒集会で、 中学校3年生の代表者が、 こんな趣旨の話をしていました。 「最近、日々の生活に退屈している生徒が多い。 もう少しすると、今年度初めて行われる球技大会がある。 目一杯楽しんで、退屈を跳ね飛ばそう!」 非日常的な行事ごとに一生懸命

          #195 退屈を打ち破れるのは主体性である

          #194 人づての朗報は嬉しさ2倍!

          ベテランの給食の配膳員さんが、 「中3男子数名が、 バーミリ先生が大好きだって話してましたよー。」 と教えてくれました。 筋の通らないことが大嫌いな僕は、 勤務先の教員の中で、 一番生徒の生活態度に厳しくて、 口うるさい教員です。 他人との行動の比較や、 周りからどう見られるかという視点を捨てて、 自分の頭でよく考え、人の話を聴き、 正しいと思ったことを淡々と続ける。 生徒に何かを伝えるときは、 考えている内容を、 冷静に、相手にわかるように話す。 口で言うのは簡単で

          #194 人づての朗報は嬉しさ2倍!

          #193 目的は具体にしなければ道は見えない

          1 目的達成の具体策をどう考えるか あまりにも大きな目的や、 抽象度の高い目的を設定しても、 目的達成の道筋は見えてきません。 具体策を考えるのが難しいからです。 目的は、細分化、具体化して、 スモールステップで達成していく必要があります。 2 図書館とのやり取りの具体例 昨日、ある地方自治体の図書館が、 図書委員会の顧問である私のところに相談に来ました。 「中高生の読書意識を高めるという目的を達成するにあたって、 貴校の図書委員会での取組を取材したいのです。 文

          #193 目的は具体にしなければ道は見えない

          #192 新規採用教員の給与を倍額にしなければ、教育界の未来はない!

          給特法の見直しが始まろうとしています。 はっきり言って悪手です。 なぜなら、 教育界の根本的な問題解決である、 労働時間の削減につながらないからです。 労働時間の削減を解決するとともに、 今後の教育界の存続を考えるのであれば、 若い世代の正規職員の増員が絶対的に必要です。 教員の絶対数を増やして、 全体の労働時間を削減するのです。 僕たち現役世代の給料は今のままで構わない。 新規採用職員の給料を倍額にして、 下がり続ける教員採用試験への志願者数に、 歯止めをかけて

          #192 新規採用教員の給与を倍額にしなければ、教育界の未来はない!

          #191 愚痴は百害あって一利なし

          自分自身がそうならないように、 反面教師にしている同僚がいます。 50代のベテラン教員で、 授業力も事務能力も高い方なのですが、 周囲への愚痴が非常に多いのです。 正しいことを仰っているのですが、 人望がないので、 周りが賛同して動こうとしない。 周りが動かないことを、 周りのせいにして、 上司や同僚に愚痴る。 愚痴が本人の人望を下げ、 余計に周りが話を聴かなくなる。 本人にとっても、周囲にとっても、 もっと言えば組織にとっても悪循環なのですが、 それでも仕事は継続

          #191 愚痴は百害あって一利なし

          #190 中学生向けChatGPT導入資料②

          1 学習目標・今日のめあて 単元の学習目標 ChatGPTの概要を知り、リスクを理解した上で、授業活用への準備をしよう。 今日のめあて ChatGPTの基本的な使い方を覚えよう。 2 情報の遅れを体感しよう! 以下のプロンプトを打ち込んでみよう! 「サッカー日本代表のベストイレブンを組んでください。」 今はいない香川選手や本田選手が選出されている。 無料版は、2022年1月までの情報しかない。 3 新見南吉の「ごんぎつね」を知っていますか? 山の中の森に住み、村にや

          #190 中学生向けChatGPT導入資料②

          #189 中学生向けChatGPT導入資料①

          1 学習目標・今日のめあて 単元の学習目標 ChatGPTの概要を知り、リスクを理解した上で、授業活用への準備をしよう。 今日のめあて ChatGPTについて学び、サインアップ・ログインしよう。 2 生成AIは、リスクに十二分に注意した上で使いこなす必要がある 生成AIは諸刃の剣である。 生活を豊かにするツールにも、人を傷つけるツールにも成り得る。 2000年以降で例を挙げれば、インターネットしかり、いにしえを例にとれば、ナイフや火もしかり。 そのリスクと注意点をよく理

          #189 中学生向けChatGPT導入資料①

          #187 無理に学校に通うのは、大いなる時間の浪費である

          1 学習意欲は良くも悪くも伝播する 中学2年生は中だるみの時期と言われます。 しかし、中高一貫校においては、 中学3年生も中だるみの時期です。 自身の学生時代の記憶がありますし、 学習の目的意識を持ち、 モチベーションを高めることの 難しさも十分承知していますから、 スポット的に気持ちが緩むのは仕方がない。 でも、常にやる気のない表情で、 授業を「受けさせられている」生徒を見ると、 時間を無駄にしているなぁと思います。 こちらもお金をいただいている プロフェッショナル

          #187 無理に学校に通うのは、大いなる時間の浪費である

          #186 「リーダーシップを求めるのにリーダーシップが嫌いな日本人」を聴いて

          佐々木俊尚さんが仰る内容に、 心から同意します。 「出る杭は打たれる」が、 傲慢な人物だけでなく、 利他のために活動する人物にまで向けられてしまう。 表面上はリーダーを求め、 リーダー不在を嘆くにもかかわらず、 いざ目立った行動をとる人物が現れると、 ひがみねたみが首をもたげ、 難癖をつけはじめる。 そこまでいかなくても、 積極的に支援しようとしない。 人は十人十色、 自分と完全に一致する考えの人間などいるはずもない。 頭ではよく分かっているのに。 自分が立ち上がれ

          #186 「リーダーシップを求めるのにリーダーシップが嫌いな日本人」を聴いて

          #185 インプットを強化する最適な方法!

          インプットを強化する最適な方法は、 文献要約です。 今年度も勤務校で、 ゼミナールの指導がはじまりました。 1年間継続して、 自分の定めたテーマの研究を行うのですが、 中学生への指導は極めて難しい。 研究には明確な答えがないからです。 答えのない問題についてあれこれ考えるのは、 個人の主体性に大きく左右されます。 モチベーションの維持が難しいんですよね。 僕たち大人もそうですから、 子どもはなおさらです笑 とにかく子どもたちに伝えるのは、 「自分の好きなことを掘

          #185 インプットを強化する最適な方法!