U-NEXT映画部/ユーネクスト

動画配信サービス「U-NEXT」で映画ジャンルの買い付けや特集づくりを担当するスタッフ…

U-NEXT映画部/ユーネクスト

動画配信サービス「U-NEXT」で映画ジャンルの買い付けや特集づくりを担当するスタッフたちが、今見てほしい映画を愛たっぷりに綴ります。( https://video.unext.jp/

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記事一覧

映画マラソン企画vol.1「サザエさん」シリーズ~後編~

こんにちは!映画部・齊藤です。 マラソン企画のファンの皆様、大変お待たせいたしました。 前回から期間がだいぶ空いてしまいましたが、後編をお届けいたします。 改め…

激熱!MADがMAXな映画たち3選

あっという間に5月が過ぎてもう6月です。 温暖化の影響もあって強い日差しと高い気温で気分はもう夏で体温もテンションも激熱でございます。 お久しぶりです、映画部の夏男…

映画ファンはもう絶対観て! 天才・二ノ宮隆太郎監督の新作『若武者』始まりました!

U-NEXT映画部・林です。New Counter Films第1弾作品『若武者』、ついに劇場公開されました。世界同時公開、そして映画館に行きづらい方にも今すぐご覧いただけるように、U-…

最近の嬉しかったお仕事話つらつら。(日本映画批評家大賞授賞式/演技への畏怖の話/企画段階から惚れ込んでいた作品について)

アイルランド出身の個性派俳優バリー・キオガンとディズニー・チャンネルから生まれたポップスター、サブリナ・カーペンターが交際中というゴシップを知り、「何なのその、…

【追悼】巨匠・ロジャー・コーマン氏に思いを馳せて

こんにちは。映画部・齊藤です。 GWも明け、重い腰を上げながら社会復帰に勤しんでいる中、残念なニュースが飛び込んできました。 「B級映画の帝王」として知られ、数百本…

チャップリン、はじまりました。

皆さん、お久しぶりです。映画部君嶋です。 あっという間に5月に突入してしまいまいた。 GWはいかがお過ごしでしたでしょうか? 僕はあえて旅行にはいかず映画観たり友達と…

「めっちゃ泣いた」のその先へ。『あの花〜』鑑賞後には絶対これを観てほしい

U-NEXT映画部・林です。昨年末公開された超話題作『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』が、いち早くU-NEXTで配信開始されました。 1945年にタイムスリップした現代…

セリーヌ・ソンとアピチャッポンを観て、「静かだけれど雄弁な映画」について思いを馳せた。

声に出して言いたい映画監督、アピチャッポン・ウィーラセタクン。面白がってるわけじゃなくて、こちらの表記、タイ語の発音を日本語カナでどう表記するかでかなり揺れて、…

映画マラソン企画vol.1「サザエさん」シリーズ~前編~

こんにちは!映画部・齊藤です。 前回の開会式で予告した、シリーズものを一気見するという名の映画マラソン企画。 記念すべきマラソン企画の第1弾ということもあるので…

原作読む派!?読まない派!?映画好き達の永遠の悩みについて

こんなキャッチーな書き出し思いつける生涯を送ってきたかったです。 突然失礼致しました、皆様お久しぶりです。 最近はひょんなことから部長の林さんに純文学を教えてもら…

2024年の興行を牽引する映画はこれ!そしておそらく日本一早い年間興収予想発表!

U-NEXT映画部の林です。2024年の第1Qが終わりました。ということで、スーパー気が早いですが、今年の年間興収はどこまでいくのでしょうか?昨年はGW明けにやったこの乱暴企…

新しいエンタメの楽しみかた、広めかた。(New Counter Films、ハヤカワ文庫映画原作フェア、ゲキ×シネ meets U-NEXTの話)

ずっとわちゃわちゃと準備してきたことがいくつか世に放たれまして(情報解禁されまして)、少しホッとしております。映画部の宮嶋です。 「忙しくて目がまわりそうだ!」…

マラソン企画始動します。

こんにちは!映画部の齊藤です。 映画部のnoteにおける活動も、チーム一丸となって毎週更新を心掛けてからあっという間に3年の月日が経とうとしています。 (2021年7月から…

【勝手にオスカー予想大会】どうなる!?第96回アカデミー賞

やってきましたこの季節! U-NEXT映画部では例年、わちゃわちゃオスカー予想大会をしております。リモートワーク以前はトトカルチョ的な回覧板が回ってきたものです…懐か…

同じ時間を繰り返す邦画を脱出難易度順でまとめてみた

みなさん、お久しぶりです。 世はまさに三寒四温といったところで外に着ていく服を悩む日々が続きますね。そんな時はもはや外に出ずに家で映画を観ましょう! どうも、気候…

2023年の「いい日本映画」TOP10発表!

U-NEXT映画部の林です。いよいよ今年の映画賞レースも大詰め。ということで昨年に引き続き、各映画賞の結果を強引に得点化して、2023年の日本映画を評価軸でまとめてみます…

映画マラソン企画vol.1「サザエさん」シリーズ~後編~

映画マラソン企画vol.1「サザエさん」シリーズ~後編~

こんにちは!映画部・齊藤です。

マラソン企画のファンの皆様、大変お待たせいたしました。
前回から期間がだいぶ空いてしまいましたが、後編をお届けいたします。

改めまして、サザエさんシリーズは全10作品。

『サザエさん』(1956年)
『続・サザエさん』(1957年)
『サザエさんの青春』(1957年)
『サザエさんの婚約旅行』(1958年)
『サザエさんの結婚』(1959年)
『サザエさんの新

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激熱!MADがMAXな映画たち3選

激熱!MADがMAXな映画たち3選

あっという間に5月が過ぎてもう6月です。
温暖化の影響もあって強い日差しと高い気温で気分はもう夏で体温もテンションも激熱でございます。
お久しぶりです、映画部の夏男、君嶋です。

激熱といえば、先日、『マッドマックス フュリオサ』を劇場で鑑賞してきました。
映画ファンが大好きな傑作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のスピンオフということで、シャーリーズ・セロンが演じた人気キャラであるフュリオサ

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映画ファンはもう絶対観て! 天才・二ノ宮隆太郎監督の新作『若武者』始まりました!

映画ファンはもう絶対観て! 天才・二ノ宮隆太郎監督の新作『若武者』始まりました!

U-NEXT映画部・林です。New Counter Films第1弾作品『若武者』、ついに劇場公開されました。世界同時公開、そして映画館に行きづらい方にも今すぐご覧いただけるように、U-NEXTでも税込1,900円で配信開始しています。(※New Counter Filmsについては後述します)

『若武者』を無理矢理にジャンル分けすると、青春映画、ということになるのかもしれませんが、通常のザ・青

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最近の嬉しかったお仕事話つらつら。(日本映画批評家大賞授賞式/演技への畏怖の話/企画段階から惚れ込んでいた作品について)

最近の嬉しかったお仕事話つらつら。(日本映画批評家大賞授賞式/演技への畏怖の話/企画段階から惚れ込んでいた作品について)

アイルランド出身の個性派俳優バリー・キオガンとディズニー・チャンネルから生まれたポップスター、サブリナ・カーペンターが交際中というゴシップを知り、「何なのその、ロマコメ映画並みにロマコメ感のあるカップルは…!!」とテンションがあがって以来、安心してバリー・キオガンを観られるようになりました。映画部の宮嶋です。

バリー・キオガンって、狂気じみていたり薄幸だったりする役柄のお芝居があまりにもうますぎ

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【追悼】巨匠・ロジャー・コーマン氏に思いを馳せて

【追悼】巨匠・ロジャー・コーマン氏に思いを馳せて

こんにちは。映画部・齊藤です。

GWも明け、重い腰を上げながら社会復帰に勤しんでいる中、残念なニュースが飛び込んできました。
「B級映画の帝王」として知られ、数百本以上の作品を手がけた映画プロデューサーであるロジャー・コーマン氏が亡くなりました。享年98歳、大往生です。
普段B級映画を観ない映画ファンの方でも、その名は一度でも耳にしたことはあるのではないでしょうか。
https://www.ci

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チャップリン、はじまりました。

チャップリン、はじまりました。

皆さん、お久しぶりです。映画部君嶋です。
あっという間に5月に突入してしまいまいた。
GWはいかがお過ごしでしたでしょうか?
僕はあえて旅行にはいかず映画観たり友達とボードゲームをしたりマーダーミステリーをしたりととインドアな休日でございました。
家でやる趣味は無限にあります、映画部のインドアマスター君嶋です。

さて、GWの時期にU-NEXTでは沢山の最新作が配信開始しました。
先日部長の林が取

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「めっちゃ泣いた」のその先へ。『あの花〜』鑑賞後には絶対これを観てほしい

「めっちゃ泣いた」のその先へ。『あの花〜』鑑賞後には絶対これを観てほしい

U-NEXT映画部・林です。昨年末公開された超話題作『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』が、いち早くU-NEXTで配信開始されました。

1945年にタイムスリップした現代の女子高生が特攻隊員の青年に恋をして…という物語が中高生を中心とした若年層に刺さり、当初の予想をはるかに超えて興収45億円を突破した本作。

若者に届いた要因は「とにかく泣ける」という宣伝であり、「めっちゃ泣いた」という口

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セリーヌ・ソンとアピチャッポンを観て、「静かだけれど雄弁な映画」について思いを馳せた。

セリーヌ・ソンとアピチャッポンを観て、「静かだけれど雄弁な映画」について思いを馳せた。

声に出して言いたい映画監督、アピチャッポン・ウィーラセタクン。面白がってるわけじゃなくて、こちらの表記、タイ語の発音を日本語カナでどう表記するかでかなり揺れて、結果的にご本人の発話をもとに「アピチャッポン・ウィーラセタクン」に統一されたそうです(wiki情報)。思わず大事に声にだしてみたくなりません?名前というアイデンティティに関わるものだからこそ、異言語での表記の仕方って難しいし、ご本人の発音を

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映画マラソン企画vol.1「サザエさん」シリーズ~前編~

映画マラソン企画vol.1「サザエさん」シリーズ~前編~

こんにちは!映画部・齊藤です。

前回の開会式で予告した、シリーズものを一気見するという名の映画マラソン企画。

記念すべきマラソン企画の第1弾ということもあるので、読者の皆様に楽しんでいただけるようなインパクトのある選定にしようと欲張った結果、『サザエさん』を完走することに。
映画部内の会議でも「サザエさんマラソンにしま~すwww」と能天気に宣言していたのですが、これがまあなかなかハードなマラソ

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原作読む派!?読まない派!?映画好き達の永遠の悩みについて

原作読む派!?読まない派!?映画好き達の永遠の悩みについて

こんなキャッチーな書き出し思いつける生涯を送ってきたかったです。
突然失礼致しました、皆様お久しぶりです。
最近はひょんなことから部長の林さんに純文学を教えてもらい、どっぷりハマっております。映画部の人間失格、君嶋です。

上記の通り、勝手に純文学勉強期間の手始めとして太宰治を読むことにしたのですが、見事にハマってしまい気付いたら短編・長編含めて20冊以上を読破。
更に彼の生涯についてもネットなど

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2024年の興行を牽引する映画はこれ!そしておそらく日本一早い年間興収予想発表!

2024年の興行を牽引する映画はこれ!そしておそらく日本一早い年間興収予想発表!

U-NEXT映画部の林です。2024年の第1Qが終わりました。ということで、スーパー気が早いですが、今年の年間興収はどこまでいくのでしょうか?昨年はGW明けにやったこの乱暴企画を、1ヶ月半早めてよりワイルドに決行します!

昨年は2421億円と予想して、結果は2214億円でした。9.1%の誤差、うーん微妙。後半の失速を読み切れなかったのは、ハリウッドのストのせいにしておきましょう。ちなみに、昨年の

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新しいエンタメの楽しみかた、広めかた。(New Counter Films、ハヤカワ文庫映画原作フェア、ゲキ×シネ meets U-NEXTの話)

新しいエンタメの楽しみかた、広めかた。(New Counter Films、ハヤカワ文庫映画原作フェア、ゲキ×シネ meets U-NEXTの話)

ずっとわちゃわちゃと準備してきたことがいくつか世に放たれまして(情報解禁されまして)、少しホッとしております。映画部の宮嶋です。

「忙しくて目がまわりそうだ!」と思っていたら先週本当に目がまわったんですけれど、内耳のなかにあるべき耳石がわちゃわちゃ移動して三半規管に入り込んだらしいです。耳石までわちゃわちゃしなくていいのに。落ち着いて、私の耳石。

そんなわけで、私の耳石もソワソワしちゃう新しい

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マラソン企画始動します。

マラソン企画始動します。

こんにちは!映画部の齊藤です。
映画部のnoteにおける活動も、チーム一丸となって毎週更新を心掛けてからあっという間に3年の月日が経とうとしています。
(2021年7月から再始動したので、今年の7月で丸三年!)

最近は少しずついいねの数も増えてきたり、取引先の方から「読んでいるよ!」とありがたいお声をいただいたりと、継続の大切さを実感しております。

とはいえ、月1の当番ではあるものの毎度ネタ探

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【勝手にオスカー予想大会】どうなる!?第96回アカデミー賞

【勝手にオスカー予想大会】どうなる!?第96回アカデミー賞

やってきましたこの季節!
U-NEXT映画部では例年、わちゃわちゃオスカー予想大会をしております。リモートワーク以前はトトカルチョ的な回覧板が回ってきたものです…懐かしや。

今年ももちろん、映画愛とプライドをかけた大予想大会を実施!

対象部門は、作品賞、監督賞、主演女優賞、主演男優賞、助演女優賞、助演男優賞、国際長編映画賞の7部門。加えて、惜しくもノミネート外となった中から「個人的には授賞式で

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同じ時間を繰り返す邦画を脱出難易度順でまとめてみた

同じ時間を繰り返す邦画を脱出難易度順でまとめてみた

みなさん、お久しぶりです。
世はまさに三寒四温といったところで外に着ていく服を悩む日々が続きますね。そんな時はもはや外に出ずに家で映画を観ましょう!
どうも、気候に関わらずどうせ毎日映画を観ているだろ!というツッコミが聞こえてきました、映画部の君嶋です。

突然ですが、日本人って”タイムトラベル”をする題材の作品に対する親しみが外国の方々より強いらしいです。
何故かというと小さい頃から『ドラえもん

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2023年の「いい日本映画」TOP10発表!

2023年の「いい日本映画」TOP10発表!

U-NEXT映画部の林です。いよいよ今年の映画賞レースも大詰め。ということで昨年に引き続き、各映画賞の結果を強引に得点化して、2023年の日本映画を評価軸でまとめてみます。

映画業界内で「権威がある」とされていたり、長い歴史があったり、受賞者が喜んで授賞式に訪れたり、という点を考慮して、8つの映画賞をピックアップ。

部門の作りが特殊ではなく、既に今年も発表されているアワードに限定しているので、

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