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母娘で共用できる、まっすぐ縫いのお洋服(型紙あり〼)

この記事は101回目の投稿ということで、何か新しいことに挑戦すべく、初めて有料記事にしてみます! これから説明する自作のお洋服の型紙は、記事の最後に有料でダウンロードできるようになっています。型紙以外は無料で読める記事なので、その手前まででもお付き合い頂けたら、嬉しいです!


旅先で買った素敵な布を有効活用したい!

旅先で布を買うのが好きなのですが、いつも何を作るか決めずにとりあえず買ってしまいます。積読ならぬ、積布状態。個性的な柄モノが好きなので、何か作るにしても、柄が活かせる、形がシンプルなものが欲しい、と常々考えていました。

伊藤尚美さんの「水彩画を着る。」みたいなワンピースだったら、同じ形の柄違いがいくつかあっても素敵だし、自分のトレードマークになるようなお洋服があったらいいなぁ、と考え始めました。

フィンランドで買ったマリメッコの布は、かろうじて娘のワンピースになりましたが、できれば自分も可愛い布で出来た服を着たい! せっかく旅の記念に買った布で作るのだから長い間楽しみたい!
そこで行き着いたのが、娘が着るとワンピース、私が着るとブラウスになる、共用できるお洋服。娘のワンピースと、私のブラウスを並べて、ちょうど良い塩梅の形と寸法を探りました。目指すは、年齢を越えた超フリーサイズのお洋服です!

マリメッコの工場で買ったハギレで作ったワンピース

6つの条件をクリアする型紙作り

今回、使った布は、先日のイギリス旅行で買った、リバティの布。買うときには何メートルにするか悩んだのですが、逆に1mあったらできるものを作ることにしました。あと、簡単に作れることも大切なので、直線縫いだけ。そして、型紙は家のA4プリンターで出力して繋ぎ合わせられたら便利かも…

そんなわけで、今回のお洋服は…

  1. 柄を生かしたシンプルな形

  2. 6歳の娘が着れる

  3. 大人の私も着れる

  4. 1mで作れる

  5. 直線縫いだけ

  6. A4プリンターで出力できる型紙

という、6つを条件を念頭に考え始めました。
私はVネックが着痩せして見える気がして好きなので、できればそれも…。

そこから、9枚のA4用紙に収まるように製図したのがコチラ。
ここでは、説明のため、わかりやすいように大きく数字を振ってあります。

※ 有料ダウンロードできる型紙には数字はなく、寸法などの情報が入っています

プリントアウトするときに、大切なことはA4用紙で「実際のサイズ」を選択して印刷することです。ページに合わせたり、縮小はさせず、端が余白で印刷出来なくても大丈夫。

縮尺が合っているかどうかを確認するための5cmの四角形が、型紙の端にあります。プリントアウトしたら、まずはこれが5cmになっているかを、定規で確認してください。きちんと5cmであれば、実寸の型紙として使うことができます。

張り合わせるときは、同じ柄の四角同士が並ぶようにして、セロテープで繋げていってください。ここでも、余白部分は重ねず、用紙の端と端をぴっちり合わせてくださいね。

裏からみると、こんな感じです。

さぁ、作っていきましょう

まずは練習に、家にあった青い布で試作しました。
型紙には縫い代が含まれていないので、型紙の各部位に記載されている長さ分足して、切り出してください。全部でたったの3パーツ!
最初に全周にロックミシン、もしくはジグザグ縫いをしましょう。

そして、前身頃の見返し線部分にアイロンをかけ、縫い止まりの印まで縫います。

次に前身頃と後ろ身頃合わせて、肩を縫います。

この後に脇を縫い合わせます。裾の位置を合わせると、肩山が背中側にいきます。

そして、腕周りをぐるりと縫い、最後に裾の処理をしたら完成です。

注意したい柄合わせのある生地

そして、いよいよ、リバティの布で制作!
作り方は青い布と同じなので割愛しますが、柄方向がある布特有の問題が発覚したので、その部分を補足します。

型紙を布の上に並べたところ、柄に上下方向があったため、縫い代もギリギリ取れるかどうかというピンチに。

前身頃の見返し部分の縫い代が全く取れない状態だったので、別布で足しました。実は、我が家で使っていた、染みだらけのテーブルクロスです。図らずとも洗いざらしのコットンになっていて、肌触りも良い感じ。出来上がったのをみると、見返し部分を別布にしたことで、シッカリ感が出て、結果オーライな仕上がりに。

ちなみにこのリバティの布幅は約130cmでした。型紙がのっている写真は、縦に二つ折りになっています。布幅130cmで柄に方向がなければ、1mでも余裕を持って作れますが、90cm幅の布であれば1.5mは必要です。

子どもが着るときのアレンジ

実は、娘が着るときは、服の前後を逆にしています。大人の前身頃側を子どもが着るときは後身頃側にすると、首周りの空き具合がちょうど良い感じ。
また、子どもがそのまま着ても、ダボッとして可愛いのですが、ウエストが締まっている方がちゃんと子ども用のワンピースに見えるので、ベルトを作りました。青い布は共布で、やや厚手でハリがあるので、幅4,5cm / 長さ160cmで、リボンのような仕上がりに。リバティの布は、足りなかったので、見返し部分にも使った古いテーブルクロスを使いました。洗いざらし感を活かして、幅1,5cm / 長さ150cmのナチュラルな紐っぽい感じにしました。

また、ベルトを通す部分には糸ループをつけてみました。これであれば、大人の私が着るときでも、脇の下の部分に隠れて見えません。
こちらのYouTube動画を参考にしました。

娘とふたりで着てみました!

ゆったりとしたシルエットで、暑い夏にも風を通して涼しそうな仕上がりになりました。使う布によって、だいぶ雰囲気が変わりますね。縫い代は、目安量を型紙に記載していますが、布の厚みなどによって変えていただいても良いかもしれません。襟元の合わせ部分の開き具合も、人によって好みがあると思うので、縫う量で調整してみてくださいね。

さて、これで作り方を含めた説明は終わりです。
型紙は有料記事の範囲からダウンロードができます。
noteでは1月31日まで、記事購入キャンペーンもやっているので、この機会にいかがでしょうか?

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