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パリジェンヌの食生活をマネして、6ヶ月で-10kg!

いきなりですが、年明けから10kg痩せました! 美食の国、フランスで生活し、日々、ほっそいパリジェンヌ達と仕事をしている私です。

今noteで、大好きなデイリーポータルZとの共同コンテスト「#やってみた大賞」を募集していたので、私のやってみた体験をセキララにお伝えしたいと思います!

お腹まわりの変化にご注目!

ダイエットのきっかけ

出産から4年以上が経ち、産後太りがスッカリ定着してしまった上、年末年始は日本に一時帰国をし、ガッツリ正月太りをしてしまいました。
娘の七五三のお祝いをし、家族写真を撮ったときのこと。写真館で撮影することを意識して、気持ちだけダイエットしているつもりではありましたが、お正月。毎日、迎え酒で、痩せるどころかいつもよりも顔はパンパンに。

出来上がってきた七五三の家族写真をみて絶句。これを自分とは認めたくない。娘には申し訳ないけれど、私と一緒に写っているものは、封印してしまいたい。
そういえば、最近、写真映りが悪いなぁ、と感じていたのも、自分自身のイメージが遥か昔、痩せていた頃の姿だったからかも。ここから一念発起し、本気のダイエットの日々が始まりました。

今となっては、ダイエットきっかけ記念写真

体重の変遷の確認とゴール設定

はじめにやったことは、ゴール設定。なにかを始めるときは、終わりを意識するのが好きです。
私の身長は160cm、ダイエット前は62kgで、BMI 24.22
人生で一番痩せていたのは、15年前の結婚式。当時もダイエットをし、式当日は44kgBMI 17,19に。その後、体重1.5倍に増量するとは! 結婚詐欺師と呼んでください…。
今、当時の写真を見返すと、痩せ過ぎでややシワっぽい。ダイエットにハマってしまうと、適正体重を見失ってしまうので、今回は事前に目標体重を決めました。そこまで達成したら、それ以上は攻めないことに。

では、どのように適正体重を決めたか。iPhoneのフォト機能で、各年の自分の写真を並べてくれる機能があります。そこでまとめられた自分の写真と、過去の体重記録を照らし合わせ、ベスト体重を探りました。
その結果、一番、健康的にみえたのが、今から10年前に10kg痩せてた頃の52kg。フランスに住み始める直前で、そこからフランスに赴任して2kg、日本に帰任してまた2kg、フランスに転職して更に2kg、出産して…、というようにライフイベント毎に、10年かけて徐々に増加していったのでした。もう絶対痩せられない、DNAからは抗えないと、すっかり諦めモードの日々、昔の知人に久しぶりに会うのが憂鬱でした。

適正体重BMIと美容体重BMI

 身長160cm、52kgというと、BMIは20.31。BMIには適正体重と美容体重があるのですが、まさに美容体重BMIは20です。62kgから-10kgはハードルが高そうだけど、まずは試し。
あと、意識したのは、ひと月で落とす体重は5%以内にするということ。リバウンドを防ぐためにも必要だそうです。62kgの5%は3.1kgなので、ひと月の減量上限は3kgに。
ここから、毎朝体重を測って、数値の写真を撮る生活が始まりました。撮った写真は、気の置けない友人に送ることで、記録とやる気の継続になりました。

第1段階、お酒をやめて、運動を始めてみた

毎日夫婦でワインを1本空けていた飲酒習慣を見直しました。炭酸水はビール感覚で、思いの外、カンタンに置き換えることが出来ました。炭酸生活が定着し、卓上炭酸水メーカーを買うまでに。我が家ではsodastreamのTerraというモデルを使っています。色んなものを炭酸化できて楽しい!

そして、運動も始めてみることに。家でYoutubeを見ながら身体を動かしたり、ヨガをしたり。1日、30分から1時間。はじめのひと月で、正月太り分2kgは取り返し、60kgに!
でも、そこから体重計の針は微動だにせず。運動をしているせいで、「好きなものを食べても良いだろう」という思考回路に陥り、そこからやや増。
好き勝手に食べた分を運動で消費しようとしたら、アスリート級の激しい動きが必要そう。実はここで一度やる気を無くし、4月まで体重を測るのをやめてしまいました。

その後、毎日、自転車を20km漕ぐ、というのを5日間試したのですが、お腹は凹めど、体重にはほとんど変化がありませんでした。運動では体重は減らないということを痛感。運動を止めたら元に戻ってしまいそう…。
1日、一万歩を心がけつつも、結局は、口から入ってくるものをコントロールしなければならないという結論に。食生活を見直すことにしました

自転車20kmの5日間、左がビフォー、右がアフター、体重は変化なし

第2段階、フランス人もやっている、16時間断食に挑戦

注目したのは、16時間断食。こちらの動画をみて知りました。一日のどこかで、16時間の空腹期間を空けるというもの。
この話を同僚のフランス人達にしたところ、「ル・ジョンヌ・アンテルミトン 16対8 (Le jeûne intermittent 16/8)ねー」と。空腹16時間に対し、食べて良いのは8時間。どうやらフランスにも存在するようです! 
聞けば、身近に取り入れている人が何人も。朝ごはんをコーヒーで済ませる人、週末は昼食を抜く人、それぞれのスタイルがありました。

ポイントは断食という意識ではなく、食べたくないときは無理して食べない、1日の食事は3食でなくても良い、空腹を恐れない、ということ。減量のためというより、腸を休ませるため、という考え方が根強く、固形分を取らないジュースクレンズと似た扱い。ヨガをするような身体への意識が高い人がやっていることが多いとも聞きました。

私は、夕食後、翌日の昼食まで食べない、朝食を抜くやり方を実践。16時間空けるとなると、夜20時までに食べ終わらないと、翌日の昼12時には食べられないことになりますが、そこはテキトー。時間はあまり気にせず、朝食を食べない、ぐらいの緩さでした。効果はテキメン! 面白いぐらいにスルスルと体重が落ち始めたのです。

食いしん坊な私がみた、パリジェンヌの食への意識

私は、職場で食いしん坊キャラでした。誰かがクロワッサンやケーキを持ってくると、真っ先に行ってモグモグ。朝はキチンと食べなければ! という固定概念もあり、近所のパン屋さんで買ったサンドイッチをオフィスでほうばる日も。「朝からそんなに食べるの!?」と驚かれました。

パリジェンヌがダイエットしないというのは嘘で、改めて職場の細い子たちをみていると、とっても食事に気をつけていることに気づきました。(パリジェンヌといっても、あくまでも私の周囲の人達に限りますが…)
「ダイエット」」とはいわないけれど、日々、食べるものへの意識が高い。お菓子をすすめても、ニッコリ「ノン、メルシー♡」と断られることがほとんど。ということで、目標体重達成までは、彼女たちを見習い、それまで毎日のように食べていたオヤツは禁止することに。

高校生の頃、ぽっちゃりしていたという同僚は、親に「モテなかったら可愛そうだ」と肥満外来に連れて行かれたそう。その時に自分の体質を知り、何を食べたら良いかを学んだといいます。その子は今、華奢な体型で、昔のぽっちゃりしていたという面影はありません。思春期に闇雲にダイエットするのではなく、キチンと医療機関で体重コントロールを学ぶという印象的な話でした。

パリジェンヌは何を食べているのか

では、具体的にパリジェンヌは何を食べているのでしょうか。
会社には食堂があるのですが、スタイルが良い子たちの多くはお弁当派。前日の夕食の残りを持ってくる人が多いです。
そんなお弁当の中身をみると、低糖質、高タンパク。具体的には、主食になる肉や魚に、サラダや焼き野菜、蒸し野菜、そこにレンズ豆、キヌアなどの穀物類を添える感じです。難しく聞こえますよね。でも、カンタンな方法があるのです!

冷凍食品を駆使する

みんな大好き、冷凍食品専門店ピカール! 日本にも進出しました!
同僚達をみていると、上手に冷凍食品を活用しています。一週間分のお弁当を週末に一気に作って、タッパーに詰めて冷凍している子もいます。
ここでは、日本のピカールのラインナップを紹介しますが、これでなくてはいけないというわけではなく、あくまで食事のイメージとして捉えてくださいね。

主菜の肉、魚系

副菜の野菜+穀物ミックス系

私は主菜100g+副菜200g-300gをお弁当にしていました。凍ったままお弁当箱に詰めて、自然解凍してきたところを、食べる直前にレンジでチン。何種類か買って、組み合わせてローテーションしています。
例えば、鶏肉のソテー100gにラタトゥイユ300gを組み合わせれば、1食600円ぐらいで、そこにデザート代わりにヨーグルトなどを足しました。フランスは物価が高く、社内の食堂で食べても1000円を超えてしまうので、なかなか経済的なのです。
でも、日本はコンビニや外食でも、ヘルシーなものが手頃な価格で食べられるので、これにこだわらなくても良いと思います。

パリジェンヌのお弁当箱

ちなみに、私の職場でよく見るお弁当箱は、こちら!

IKEA 365+ 正方形ガラス/竹

ガラスに竹の蓋で、重いじゃないの!? と聞くと、「プラスチックは匂いが付くのが嫌だし、竹のナチュラルな質感が素敵じゃない?」と、食への意識の高さを感じます。

機能性重視な私は、日本で買ったジップロックスクリューロックの、300mlを主菜、473mlを副菜用に使っています。IKEA 365+の丸形/プラスチックを使うことも。

左がIKEA 365+の丸形の副菜と、右がジップロックスクリューロックの300mlの主菜、冷凍状態

夕食は何を食べる?

16時間断食がうまく行かない理由のひとつに、血糖値コントロールの失敗というのがあります。プチ断食明けに、いきなり糖質の高いものを食べると、血糖値が急激に上がってしまい、かえって太りやすくなってしまうのです。そのため、プチ断食明けにあたる昼食は、前述のパリジェンヌスタイルの低糖質、高タンパクを貫きました。夕食も糖質は多少気にしつつも、カロリーは気にせず好きなものを食べていました
実はフレンチって、付け合せのパンとデザート以外は、全体的に糖質は低めだったりします。なので、外食にもガンガン行きつつ、パンだけは食べ過ぎないようにしていました。

体型が変わってからの変化

人に会うのが楽しくなりました! 在仏10年弱ですが、ずっと変わらなかった生活、行動範囲から、新しい世界に飛び込んでいけるようになりました。
また、今までとっておいた「痩せたら着たい服」たちが、再び一軍に舞い戻り、それまで着ていた服は断捨離! 身体も家もスッキリしちゃいました。

私のダイエット5ヶ条!

・毎朝、体重を測り、数値の写真を撮る
・1日一万歩を心がける
・16時間断食(朝食抜き)で空腹時間をつくる
・プチ断食明けの食事(昼食)は、低糖質、高タンパクにする
・糖質は控えるけど、カロリーは気にしない

このスタイルを保つために…

私が実践したことは大きく2つ、16時間の断食糖質に気をつけること。このまま両方を続けていくと、体重が減り続けてしまいそうなので、目標を達成した今、どちらかにしようと考えています。
根本的に変わった食事への意識は保ちつつも、今は、厳しくなりすぎてしまっているので、まずは、食事にもう少し炭水化物を足したり、我慢していたスイーツも楽しもうと思います。お酒も!

以前の食生活、朝食は食パン2枚、日中は職場の自動販売機で買ったチョコレートバーを間食、ランチは会社の食堂でハンバーガーにポテト。とにかく、食事への意識が低かったんです。同僚達からは「前まではずっと何か食べてたよね」とか「ファーストフード食べてるの見なくなったね」と、最近になっていわれました。嗚呼、みんな気になっていたのね…。もうあの頃には戻らないぞ!

今回、ここにまとめたのは「#やってみた大賞」応募のためではありましたが、この感覚を忘れないための、未来の自分への戒めでもあったりします。

痩せたので、またまたアイコンの似顔絵を変えてみました。
⬇そんな似顔絵の話はコチラ!


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