見出し画像

確保

どうも、生方。


今日の話。

ちょっと買い物に出て、帰り道。
家に向かって歩いていたら、自分の右後方から男が走ってきて追い抜かれた。

後方を確認しながら車道を駆ける男。
手には財布のようなもの。
そして裸足。

「?」と思ったその刹那、続いて一人の警察官が男と同じように自分の右側を駆け抜けていった。

そこで初めて「あぁ、あの男は悪さをしたのか」と思い至った。
手に持っていたのが他者の財布だったから追われていたのか、それとも違う何かの理由で追われていたのかは分からないが。

自分を追い越した2人の様子を歩きながら見ていた。
男は右に曲がり、次いで警察官も当然、右に曲がっていった。
短い時間の出来事だった。

さすがに追いかけて様子を見に行こうとはならない。
警察官が男を無事に確保できることを祈りつつ歩みを進めると、つい数秒前に入っていった右の道から男が再度現れた。

警察官にしっかりと両肩を掴まれた状態で。



人が捕まるところを初めて目撃した。
まるで映画のワンシーン。


音さえあればの話だが。




というのも、自分は男に追い抜かれたその時、イヤホンをしてradikoのタイムフリーでラジオを聴いていた。

なので人が走って近づいてくることにも気付かなかったし、もしかしたら警察官が「待ちなさい!」とか言っていたかもしれないけどそれも聴いていない。


一応言っておくと、イヤホンをつけて歩くことは稀だ。
普段はしないことを今日はたまたましていただけ。

そして思う。周囲の音を聴けない状態はやはり少し怖いなと。
今回はたまたま男が自分を抜き去っていっただけだが、ケースによっては巻き込まれるパターンもあったかもしれない。

まあ何にせよ男が確保されてよかった。
どんな悪さをしたのかは結局分からずじまいだけどそれでいい。


ちなみに聴いていたラジオは「沈黙の金曜日」。
先週放送分のタイムフリー期限が今夜で切れてしまうので、歩きながら聴いて時間を有効活用しようと思ったのでね。



警察官、かっこよかったな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?