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【ばくおん!!台湾編】聖地じゅ…”コンテンツ・ツーリズム”をしてみた(実際に行ったとは言ってない)

なんだか世間ではコンテンツ・ツーリズムという言葉が生まれたらしい。

コンテンツ・ツーリズムとは、映画、テレビドラマ、アニメ、ゲーム、音楽、漫画、雑誌、書籍、小説など の情報作品の舞台を訪れる観光です。

いやこれ聖地巡礼じゃん…」とか古臭いオタクは思ってしまうが、
考えてみれば自分も最初は「聖地てw キモスww」とか思ってた気もする。
アニメの舞台巡りが当たり前になった現在。名称は大事だ。

コンテンツ・ツーリズム……いいじゃないか。

なんかこう……令和な感じで。(適当)


それはさておき『ばくおん!!台湾編』の話である。

これはもうタイトルの通りで、ばくおん!!台湾編である。

ばくおん!!』は平たく言うとバイク漫画で、バイクに乗らない自分とは欠片も関係がないのだが、「キャラの可愛さ」と「一生使わなそうな偏ったバイク知識」が手に入るのでアニメはとても楽しかった。

別に『ばくおん!!』の漫画は買わなかった自分だが、
この『台湾編』だけはしっかり漫画を買って読んでいる。

なぜなら話の主体が”バイク”ではなく、”台湾観光”だからだ。
台湾には以前から興味があった。

知らない場所の情報を楽しく教えて貰えるのは素晴らしいことだ。
ただ情報誌を読むよりも圧倒的に吸収力が違う。
キャンプ情報誌よりゆるキャンの方がオタクを動かすのと同じである。

この漫画を読めば台湾のあれこれを知ることが出来る。

甘い緑茶、セブンやファミマがあること、GOGOROの存在、電飾がものすごい寺、思った以上に理解できない台湾語、金城武……素晴らしい情報源だ。

ファミマ

しかし、自分は海外に行ったことがない。
恐らく近々台湾に行くこともなさそうだ。
じゃあどうやってコンテンツ・ツーリズムをするというのか?

そう、Googleストリートビューだね!

考えてみれば現代にはこんなに便利なものがあるのだ。
使わない手はないじゃないか。

これでイースター島も行ったわけだし。

あ、そういえば最近モアイが焼けたんだっけか……。

旅行しといて良かった。(してない


さて、なんでこんな記事を書いたのかと言えば、
もちろん最新刊を読んだからである。

今回は気になるスポットが色々あった。
なので最新刊である第3巻で気になった所のみ行ってみようと思う。

でかくないか?

……なんか今気付いたけど、

台湾って思ってたより大きいのか……?

南北約400km

なんと南北の長さが約400kmもある。

普通に九州の南北よりも長いだと……!?

約340km

……いやはや、比べてみないとわからないものだ。

台湾はデカい。覚えました。


【寿卡鉄馬駅站】

さて、まずは「寿卡鉄馬駅站」だ。

読めんわ。

漫画によると「ことぶきとうげ ティエマー・イーチャン」らしい。

ここは検問所跡を利用した自転車乗りの休憩所とのこと。
自分が将来、自転車を引っ提げて台湾に行く可能性もゼロではない。
知っておこう。

原住民のトーテムポール

台湾では「原住民」という言葉を普通に使うらしい。
「先住民」だと滅んだ民族扱いになるようだ。
勉強になるなあ。


【台北圓山大飯店】

今度は台北にある圓山大飯店(えんざんだいはんてん)

漫画で見たとき、「何だこの建物!?」と衝撃を受けた。

えげつない量の枓栱(ときょう)

これは日本にはない雰囲気の建物だ。

ひたすら同じ構造を10階くらい積み上げている。
そして寺とかでよく見る屋根構造をドカンと乗っけた感じ。

……すごいなこりゃ。


【台九線關山鹿野段】

台九線」は「国道9号線」みたいな感じで、
關山鹿野段」は「ガンシャン ルーイエダン」だそうだ。

ここはなにかというと、約14キロにわたる直線道路である。
北海道にも確かものすごい直線道路があったが、同じノリだ。

14キロ
オートバイ用の車線がある
クマ

画像を見ていたら、この道沿いの建物にクマの絵が書いてあった。
まさか台湾にもツキノワグマが居るのだろうか?

調べてみると、タイワンツキノワグマという台湾固有の亜種が居るらしい。
暑いからなのか冬眠はせず、春以外は一日の6割くらいは活動しているという。……こりゃ台湾の山に入るのはヤバそうだ。

原住民のプヌン族クマと共通の祖先を持つという言い伝えをもっており、特定の時期にクマを狩ったりすることにゆるい禁忌があるらしい。
クマのあれこれは高く売れるが、危険なので別に狩りたくないという。
アイヌやマタギとの共通点があるのか期待したが、どうやら微妙である。

https://www.japanbear.org/cms/pdf/asiabear22.pdf


【国立故宮博物院】

ここはもう説明不要の超有名スポットだ。
日本に白菜角煮が来たことを覚えている人も多いだろう。

あれは一度も海外に渡ったことのない至宝
日本に来たのは凄いことだったのだ。

しかし当時のことを知っている人はひと悶着あった事も覚えているだろう。

特別展のPRに使用されているポスターなどに正式名称である「国立」が書かれていないということで、台湾政府が東京国立博物館に抗議した件だ。

なんでポスターの「国立」を抜いてしまったのかはわからない。
中国への配慮なのか、レイアウト的につい外しちゃったのか……。
(いや普通外さないか……)
まあ最終的に日本側の謝罪により丸く収まった。

国際問題は難しい。

うわ、博物館の中に入れる!!

(まあこうやって博物館や美術館に入れるのはストリートビューではわりとあるあるなのだが)

もしやこれは白菜も見れるか……?

あっ

見れちゃったわ。

いやもちろん実物を実際に見に行くのとは雲泥の差があるけれども。

もう一つの至宝、角煮もちゃんとあった。

漫画によると、併設されたレストランでこの角煮と白菜が食べられるメニューがあるそうだ。

でもやっぱりここは実際に行ってみたい場所だなと思った。


【野柳地質公園】

「イエリュウちしつこうえん」は、謎の石が立ち並ぶ場所である。

女王頭」が目玉らしい。

レプリカです

入ってすぐのところにその目玉展示のレプリカがある。

本番の展示はこの先にあるのだ。

公園内には、色々なものに見える石が立ち並ぶ。

なんかちょっとアメンドーズみたいだな。

女王頭

おお……!確かにこれは自然の神秘だ……!
根元は波によってこんなことになったのだろうか?

ただ、この角度だと全然「女王の頭」には見えないけども……。

ストリートビューは完全ではないということである。

自分で見に行こうね!!


……とまあそんな感じで台湾旅行が完了した

いや画像見てただけだけど。

あとはこれが3D化すれば完璧だが、データ量が凄まじいことになりそうだ。でもきっと未来にはできるようになっていると思いたい。

そうすれば引きこもりつつ世界旅行である。
(なんかすんごい高いサブスクとかになりそうだけど)

今後もストリートビューには大いにお世話になりそうだ。

台湾、行きたいな……。


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