今日の日記を書く。
ほらね。
また昨日に戻ってしまった。
不思議。
理解できない。
今日は昨日と同じ。
昨日は今日と同じ。
夜が明けても明日にならない。
そっくりな一日の繰り返し。
もう限界。
誰か助けて!
昨日の日記を読み返す。
ほらね。
また同じこと書いてある。
A Diary
I write a diary of today.
You see.
I returned to yesterday.
Strange.
I can not unders
ある男がある女に惚れた。
だが、女にはすでに恋人がいた。
「ふん。それがどうした」
男は女の恋人を殺し
血に汚れた手のまま力ずくで女を抱いた。
それがよく見える位置に
見開かれた眼の恋人の生首を置いて。
「どうだ、悔しかろうが」
男は幾度も幾度も女を抱いた。
女は狂ったように泣き、男は狂ったように笑った。
歯噛みもできぬ生首の
そのまぬけな、まぬけな顔。
The Head
A man fell in love with a woman.
But the
一台のトロッコに男三人が乗っている。
そのうちの一人が俺だ。
目の前の二人は裸で抱き合っている。
たくましい筋肉。
日に焼け、汗ばんだ皮膚。
片方の男と視線が合ってしまう。
ひどく暑いはずなのに寒気がした。
「俺に触れるなよ」
一言注意しておく。
「もし触れたら?」
「おまえを刺してやる」
なぜか手に万年筆を持っていた。
そして、なぜかキャップが外れない。
男はニヤリと笑う。
「いいとも。刺してみな」
A Trolley
Three men are on