TOKECOM note | 東京経済大学 コミュニケーション学部

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TOKECOM note | 東京経済大学 コミュニケーション学部

東経大コミ部=TOKECOMの ソーシャルチームによるnoteです | 学部案内 https://www.tku.ac.jp/department/communication | 2019年度までのブログ http://comtku.blogspot.com

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最近の記事

多民族社会シンガポールにおける観光のフィールドワーク

2024年3月17日から21日までコミュニケーション学部小林ゼミは海外研修を行ってきました。行き先はシンガポールです。  シンガポールと聞いて思い浮かぶものは、金融や物流の一大中心地、あるいはマーライオンやマリーナベイサンズなどの都市観光などでしょう。  しかし、異文化のフィールドワークを勉強している小林ゼミはそんなきらびやかな都市のイメージを持っていては見過ごしてしまいがちな、そこで暮らしてきた多様な人々に注目しました。そして、それらが観光といかに結びつくのかという点を

    • かけ合わさる「移動」と、あなたが「動く」ことと。

      東京の開花宣言からまもない4月1日。本学では入学式が挙行され、コミュニケーション学部に新入生を迎えました。まだ咲き始めの桜のごとく、新生活への期待でいっぱいの新・コミュニケーション学部生に向けて、佐々木裕一学部長は次のようなメッセージを発しました。 ******************************************** では、二つのことをお話しします。 一つは学問に関すること、もう一つは生活に関することです。 皆さんはメディア社会学科、あるいは国際コミュ

      • オーストラリアで語学留学➕就業体験!【グローバルインターンシップ】帰国レポート

        先月につづき、春休みは海外研修の季節。ということで、今回も中村忠司教員より、シドニー研修の報告をお届けします。 ************************************** コミュニケーション学部・国際コミュニケーション学科では、「グローバルインターンシップ」の実習として、2月3日から25日まで2年生6人がオーストラリアで1週間の語学研修と2週間の就業体験に参加しました。就業体験はシドニーにある日系メディアNICHIGO PRESS(日豪プレス)でのメディア

        • 国立マレーシア科学大学(USM)日本文化センター訪問記:日馬教育交流を考える

          立春を過ぎて、ここ国分寺にも雪が舞いました。キャンパスは閑散として、銀世界の静寂も深まります。みんな、どこへ? 海外へ。いざ春休み、国際コミュニケーション学科生が海外研修プログラムに参加する季節でもあります。ある学生はフィリピンへ、またある学生はオーストラリアへ。各々の挑戦を見守る中村忠司教授(観光学)より、マレーシア訪問記をお届けします。 ****************** 2023年11月に本校とMOU(学術交流協定)を結び、海外協定校になった国立マレーシア科学大学

        多民族社会シンガポールにおける観光のフィールドワーク

        マガジン

        • TOKECOMの海外研修
          14本
        • TOKECOMの就職
          5本
        • 「ここまでコミするオンライン授業」シリーズ
          6本

        記事

          TOKECOMの冬支度

          ひらり、ひらり。銀杏が舞って冬が来ます。史上最大の酷暑を超え、短い秋が過ぎ、師走はもうここに。TOKECOM(トケコム:東経大コミュニケーション学部)は、仕込みと追い込みの季節です。 11月11日土曜日の午後。TOKECOMでは、1年生に向けたゼミ説明会を開催しました。2年次から所属するゼミについて、1年生はこの時期に希望を出し、選考を受けることになっています。どんなゼミがあるか、どんなことを学べそうか、自分はどう過ごしていきたいのか。気になるゼミの教員や先輩と直接話ができ

          【教員新刊】『メディア考古学とは何か?』

          久しぶりに登場のコミュニケーション学部教員の光岡です。今回は、私が翻訳に携わった『メディア考古学とは何か?:デジタル時代のメディア文化研究』(東京大学出版会、2023年)のご紹介をさせて頂けるということで出張ってきました。  本書を紹介するうえで最初に触れておくべきことは、そもそも「メディア考古学」が、メディア研究においてどのような位置づけを持つのかという点です。研究者によってその分類の仕方は分かれますが、メディアの研究には幾つかの主要な研究領域が存在します。例えば、「メデ

          【教員新刊】『メディア考古学とは何か?』

          新任紹介/早船健一郎 【道具としてのアニメーション、「使える」人に】

          2023年4月に本学に着任いたしました、早船健一郎です。 まず、以下の映像をご覧ください。 https://www.youtube.com/watch?v=0DwUYs_ABT8 https://www.youtube.com/watch?v=t0pEdqKCRi4 これらは大成建設のCMです。 大成建設は本学建学の祖である大倉喜八郎氏が創立した建設会社です。 スタッフは、いま話題の新海誠さんです。新海誠さんは「大学生や高校生に大成建設というのはこういう人が働いている

          新任紹介/早船健一郎 【道具としてのアニメーション、「使える」人に】

          海外短期ゼミ研修 ~韓国・ソウル 新しい日韓観光交流を考える~

          「ツーリズムと社会」をテーマとする中村忠司ゼミでは8月7日から10日まで3泊4日のソウルゼミ研修(2、3、4年合同32人)を行いました。ソウルは成田から約2時間半と近く、4日間の行程でもフルに時間を活かせるのが魅力です。 研修の目的は3つあります。1つ目は、観光学ではトップクラスの漢陽大学李ヨンテク名誉教授が所長を務める韓日観光交流研究所を訪問し、研究員の方たちからお話を伺い、学生と議論を交えることです。2つ目は、21世紀の観光の主要なテーマとなった「持続可能な観光」のフィ

          海外短期ゼミ研修 ~韓国・ソウル 新しい日韓観光交流を考える~

          水無月ぽろぽろ

          雨の日も、晴れの日も。汗ばんで登り切った坂の上の正門を抜けると、迎えてくれるのはたわわに咲き誇る紫陽花の白と、あまく芳るクチナシの白。ここ東経大の梅雨の風景です。祝日はないけれど、実にイベントの多かった。六月の日々を振り返ります。 まずは朗報から。6月24日に奈良県立大学にて開催された日本メディア学会春季大会にて、大尾侑子准教授が第9回内川芳美記念メディア学会賞を受賞されました! https://www.jams.media/20230626-uchikawaprize2

          2022年度、TOKECOMの就職

          だんだんと初夏らしくなってきましたね。新学期からマスク着用が任意になったため、授業中に学生たちの“マスクなしの笑顔”が見られる機会も増えました。アフターコロナの兆しを感じている今日この頃です。 さて、今回はコロナ禍をたくましく乗り越え、新たなる活躍の舞台へと羽ばたいて行った「2023年3月卒業生」の就職状況をお伝えします。 ◆東経大の就職率は回復傾向、かなりの好成績……! 2022年度(2023年卒)の大卒求人倍率(求人総数/民間企業就職希望者数)は1.58倍。前年度の

          【教員新刊】『スマホでYouTubeにハマるを科学する』

          緑の新学期。南門が開き、東門も開き、サークル新歓も復活したキャンパスは出逢いと再会の歓声で華やいでいます。新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。ようこそ、"メディア"×"国際"のTOKECOMへ! 東経大コミ部の愛称、TOKECOMは"溶け込む"に掛けて"トケコム"と読むわけですが、もとい、私たちの生活に"溶け込みすぎて"見えなくなっているメディアとの付き合いを一旦突き放し、科学して見直そうというメッセージも含まれています。メディアに翻弄されるのではなく、メディアを使

          【教員新刊】『スマホでYouTubeにハマるを科学する』

          「成長」より「変化」する人に。(海外インターンシップ実施報告@Vancouver)

          咲き始めの桜に雫したたる卒業式(3月23日)、今年も無事に卒業生が巣立っていきました。学生生活の大半がコロナ禍に見舞われた学年でしたが、しなやかに学び、色とりどりの実りをつけて羽ばたきます。あいにくの雨もなんのその、美しく咲き誇る卒業生の笑顔を見ていると、こちらも前向きな気持ちになりました。雨が降るのなら、傘をさせばいい。 学位授与式では、参列したコミ部教員全員が祝辞を述べます。私(教員:松永)にとっても毎年大事な、節目の時間。今年、観光学の中村忠司先生は、「"成長"を目指

          「成長」より「変化」する人に。(海外インターンシップ実施報告@Vancouver)

          時差利用。オーストラリアとフィリピン2カ国で海外オンライン研修を実施しました。

          コミュニケーション学部の中村忠司ゼミと南隆太ゼミでは、2023年2月20日から24日の5日間に来年度からゼミに参加する1年生を含め15人がPBL(課題解決)型研修と英語レッスンを組み合わせた海外オンライン研修(主催;旅工房)に参加しました。日本とシドニーのあるニュー・サウス・ウェールズ州の時差は+2時間(サマータイム)、逆にフィリピンとの時差は-1時間なので、午前中はシドニーと結んでPBL型研修を実施し、午後はフィリピン人講師による語学研修を行いました。時差をうまく利用して1

          時差利用。オーストラリアとフィリピン2カ国で海外オンライン研修を実施しました。

          帰国速報:フィリピン短期留学「人生で一番鮮やかな、色のある3週間」

          梅香り、花粉もにぎわう二月末。本学部、国際コミュニケーション学科の一年生20名がフィリピン・エンデランカレッジ(Enderun Colleges)での3週間の語学研修を終え、引率教員(光岡、松永)含む全員が無事に帰国しました。(もう一人の担当教員、南教授は日本でお留守番) パンデミックゆえ、過去2年間はオンラインで実施していた本研修。今年は3年ぶりに現地に飛ぶことが叶い、学生は寮生活と英語学習、週末のアクティビティを満喫。担当教員としても感無量でした。 だって、今まで見た

          帰国速報:フィリピン短期留学「人生で一番鮮やかな、色のある3週間」

          ハレの睦月

          お正月と学期末とがいっぺんにやってくる一月。TOKECOMはイベントラッシュでございます。師走に負けず劣らず大忙しのこの月、書き手の教員(松永)界隈の出来事の断片を振り返ってみましょう。 1月11日(水) 2限「ジャーナリズム論」にゲスト招聘。賛否の分かれる法案改正をめぐり、当事者の声、メディアの力学を具体的に学び、受講生自ら「ジャーナリズムする」時間となりました。 昼休みには「海外短期研修」「グローバル・インターンシップ」履修生向け海外保険に関する説明会実施。「もしも、財

          "多様性の国"マレーシアでの学びと交流

           2022年12月13日(火)国際交流講演会「多様性の国マレーシアでの学びと交流」(講師:国立マレーシア科学大学 日本文化センター所長 徳永誠氏、講演企画者 中村忠司教授)が現地からのオンラインで開催されました。徳永さんは長年マレーシア政府観光局(東京)に勤務され、日本人のマレーシアへの観光誘致や教育旅行を積極的に推進されていた方です。現在はマレーシアに移住されペナン島にある国立大学に勤務されています。  講演では、最初に「マレーシア」と聞いてもなかなか具体的なイメージが湧

          "多様性の国"マレーシアでの学びと交流