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攻撃に使われた人形たち

人形で撫でることによって、穢れを移すというのが撫物でした。

現代において、神社などで見かける人形は単に白い紙を切っただけのものも多いです。
しかし、元々は呪術のために使われてたこともあり、様々な種類の人形がありました。
例えば、木製の人形がありましたが、これは政敵を葬るための呪いの人形でした。
敵の身体では直接撫でるという行為が難しいですから、呪術的な方法で敵の魂を人形に入れて、焼いたり、切ったり、釘を打ったりしたのです。

人形の効力を高めるための工夫というものも行われていました。
例えば、人形において、その上に呪文や九字を書いたりしていました。

特に修験道で人形が取り入れられるようになってからは、そのようなことが盛んに行われました。

人形は、元々穢れを取るためのものでしたが、徐々に変容していきました。
能動的な活用をされていくようになりましたからね。
人形1つをとっても、それだけ多くの使い方があるということです。
もちろん、見えない世界での話ですから、単にやり方を学ぶだけでなく、それに伴う対策だったり、様々なことも合わせて行わなければなりません。
背景も含めて、包括的に見えない世界のことを学んでいきたいと思う方は、長い道のりではありますが、是非一緒に頑張りましょう。


これからも良い記事を書いていきます。