見出し画像

2023年 展奇の活動方針

2022年の年初より現名義での活動を開始し、幸運にも多くの方からの応援、多くのお仕事を頂くことができ、多方面への感謝が絶えない。
こちらのツイートのように「フォロワー1万人」を目標に掲げて、主にイラストで活動をしてきた僕であったが、今振り返るとこの目標はあまり適切ではなかったように思う。
目標の数字が大きすぎるから、というようなことではない。
「フォロワー1万人」は、自分でコントロールのできない、己の外にある目標であるからだ。
1万人のフォロワーを得ることは、手段を選ばなければ(たとえばお金でフォロワーを買う、炎上発言を繰り返すなど)何も活動をしていなくても可能であり、一方どれだけ多くの魅力的なイラストを描いても時流を捉えなければ誰にも見向きもされずに達成不可能になる場合もあるだろう。
そこで、これからはそういった「外的」な目標設定ではなく、自分自身に対する「内的」な目標設定をし、それに沿って活動していくことが正道ではないだろうかと考えた。
1月も半ばを過ぎたところではあるが、2023年の抱負を語っておきたい。

2023年、展奇の活動は次のような目標設定をとる:
・絵を78点公開する(うち二次創作61枚、一次創作17枚)1
・絵以外のコンテンツを22点公開する2

なぜ、絵が78点、その他が22点なのか。
故藤田田氏が著された「ユダヤの商法」にも記されているが、ユダヤの教えでは「すべてのものが78:22で成り立っている」とされる。
例示するならば
・空気中の窒素の割合が78%に対してそのほかが22%
・新生児の体内水分量は78%
・正方形に内接する円の面積は正方形に対して78%
・陸地78%に対して海が22%(実際には70:30なのでツッコミどころはあるのだが……藤田田氏がそう言うのだから仕方ない)
などが挙げられる。
これが世界の商流を支配するといわれるユダヤの黄金律、世界の真理なのだそうだ。
実生活レベルで考えてみると
・車でアクセルを踏む割合が78%、ブレーキが22%
・ポジティブな感情78%、ネガティブな感情22%
・人を信用するのが78%、疑うのが22%
・仕事時間78%、休憩時間22%
といったぐあいに落とし込むことができるかもしれない。
アクセルを踏み過ぎて制限速度オーバーしたら事故を起こすし、ブレーキを踏み過ぎれば進めないうえに煽り運転を受けたり追突されたりすることも多くなるだろう。
ポジティブな感情や言動を心掛けすぎれば調子に乗りすぎてしまったり、道を誤ったり、踏み外したり、信用しすぎれば騙されたりしやすくなるかもしれない。時々は「本当に大丈夫だろうか」と確認するのも必要だろう。禅の教えにも「七走一坐(七回走って一回立ち止まる)」というものがある。
仕事に時間を使いすぎれば疲労困憊してしまうので適度な休息も必要だ。しかし休み過ぎると活動に支障が出る。

果たして、この黄金律が創作物の割合にとって良い影響があるのだろうかという疑問はあろう。
イラストレーターならば一心不乱に絵を100枚描くべきという意見もあろう。
しかし敢えて、この黄金律をまったく関係のないように思える「活動内容」に当てはめて検証してみるのも一興。
「絵を78点:絵以外のコンテンツを22点」作り上げることを2023年の目標に据え、驀進する所存である。

*1 二次創作と一次創作のバランスも、78%に78%をかけた60.84%から算出した。
*2 この記事も22の「絵以外のコンテンツ」に含めることとする。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?