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#11 口唇口蓋裂治療記 No.8 『ようやく』(入院25〜最終29日目)

(シリーズ編の第8回目となります。第7回目は#10に掲載していますので,まだご覧になっていない方は,まずそちらからお読みいただけますと,内容がスムーズに入ってくるかと思います。)

このページを開いていただき、ありがとうございます。
今回は、口唇口蓋裂治療記第8回として,2023年の入院の最後にあたる、入院25日目から最終日29日目の出来事と、これまでの治療の総括を行いたいと思います。


ようやく、終わった、終わった、終わった!!!

6度目の手術を経て、一連の治療のうち、大きな手術は全て終了しました。いやー、長かったですね。厳密にいえば、実は手術もまだ残っており、今後も治療は継続するのですが、本当に大変な手術はこれにて完遂。

ここで、今まで行ってきた6回の手術を振り返ってみましょう。

1度目 2004年10月(3か月)
 「口唇形成術」
2度目 2006年2月(1歳6か月)
 「口蓋形成術」
3度目 2010年7月(6歳0か月)
 「顎裂部骨移植手術」
4度目 2022年4月(17歳8か月)
 「抜歯手術(手術のための手術・親知らずの手術による抜歯)
5度目 2023年8月(19歳1か月)
 「上顎骨切(Le fortⅠ型術・骨延長器装着」
6度目 2023年9月(19歳2か月)
 「下顎骨切(下顎枝矢状分割術),下顎後退,固定」

この6回の手術に加え、2023年10月に外来での手術が1度ありました。
その手術については#14で述べています。
7度目 2023年10月(19歳3か月)
 「下顎プレート除去術+骨剥離」(外来での実施)

この計7回に加え、最後の8度目となる手術を2025年夏に行う予定です。

8度目 2025年夏(21歳0か月頃)
 「上顎部固定プレート除去」

まあ、8度目の手術は現在骨を固定しているチタン製金属プレートを取るだけなのでそこまで大きな手術ではありません。実際、入院期間も5日程度に収まる見込みですので、そんなに心配する必要はないんですね。ということで、"一連の治療のうち、大きな手術は全て終了"という表記の方法を取っています。

退院直前の期間

入院25日目、ICUから復帰した翌日に口腔内ドレーンが外れ、だいぶ楽になり、特にその翌日、入院26日目~29日目、手術後の回復期間だったわけですが、この期間は2度の手術を終えて、心配することはほとんどなかったので結構楽に過ごしてましたね。食事だったり腫れだったり大変なことは多かったですけど、それ以上に手術を無事に乗り越えたことが安心につながっていたんだろうなぁと思っております。

ついに退院

ようやく、やってきました。
2023年9月20日。入院29日目。退院の日。
8月23日から続いた29日間の入院がようやく終わった日。
本当に嬉しかったですね。嬉しかったとともに、安心感。
特に家に帰ってきた安心感、これはむちゃくちゃ大きかったですね。
何より、1か月家に帰っていなく、それも病院にいたわけなので。
家に帰ってきたときは本当に安心感がありました。

今後の治療

今後は2年間、通院が続き、前述のとおり2025年夏に最後の8度目の手術へと続きます。顎の位置が変わったことにより噛み合わせが一部あっていない部分がありますので、それを治す治療やそのほか必要な治療を1年半程度かけて行ってまいります。

今後の口唇口蓋裂治療記の更新について

8回目となっている口唇口蓋裂治療記ですが、今後はある程度治療が進んだときに、その都度更新させていただく形を取らせていただこうと考えています。数カ月に1度程度を予定していますが、大きな出来事があった場合にはすぐに投稿をする可能性もありますので、そのつもりで。

次回は久々に口唇口蓋裂以外の話題を投稿しますので、お楽しみに。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
また次回も、よろしくお願いいたします。

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