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ごめんね(かき揚げ蕎麦は)食べられない

昨夜も寝る時間には寝ない娘。ずっと小さな声で喋り続けているのは何度頼んでもどう頼んでもやめてくれません。妄想との対話なので妄想が止まらないことには独り言も止まらないのです。逆に言うと独り言が止まらないということは妄想が止まらないということです。

クスリ、効いてるのかなあ。

夜中に起きてくるんだろうなど思いつつ、連休も終わって明日から仕事なので早めに横になりました。

すぐに出てきました。様子を伺っていたのかもしれません。そういうところだけ小狡いというかなんというか。

キッチンでガチャガチャやってます。

「今日はもうこのあと飲み物飲まないでね」

声だけかけました。返事はありません。

睡眠。

起床。6時? 7時でした。

二度寝。

ほぼ目覚ましのタイミングで娘がやってきました。

「なんか食べたいの?」

「食べたい」

食って寝ての人生。それってどうなんだろうか。

キッチンには飲み散らかしのグラスやピッチャー。夜中に飲み物飲まないでって言ったのになあ。忘れてしまったのか最初から覚えていないのかそもそも聞いてもいないのか。とにかく言葉は通じません。なんだかなあ。

朝食はスーパーの安いピザ。レンチンしてからグリルでさらに加熱。パリッと仕上がりました。味見。おお、意外とうまいじゃないか。

コンソメスープと食後にコーヒー。

「冷蔵庫にサラダとヨーグルト用意しておくからあとで食べてね」

「わかった」

あとでと言ってはありますが、私が出かけたらすぐに食べるはずです。なんでだろうか、少し時間を置いてからとか、そういうことがまったくできません。できないんじゃなくてしないのか。どっちなんだろうか。

出勤。雨。月初の作業をと思ったら取引先からのファイルが足りません。再送をお願いします。ここは以前からこういうことが多いんだよな。売上的には些少なのでちょっと見直してもいいかもしれません。連休明けの数字はなんだかよくわからない感じ。昨年はここから落ち込みました。今年は大丈夫かなあ。多分大丈夫でしょう。今日はスープジャー弁当なしなのでコンビニでパンを購入。ヒトはどこも少なめ。連休が続いているような不思議な感覚。午後はなんだか目が回るのと肩が凝るのと。気圧でしょうか。気休めで葛根湯。効いているのかいないのか。日々の作業など粛々と片付けて退勤。

スーパーで買い物。低脂肪乳を2パック。冷蔵庫には1パック残っていましたが日中に飲み尽くされているはず。夕食はかき揚げ蕎麦にしよう。明日の分のお惣菜も買っておこう。

帰宅。娘は和室で喋っていました。声をかけたら出てきました。

「かき揚げ蕎麦、食べる?」

「ごめんね、(かき揚げ蕎麦)はいらない」

へー、そうなんだ。ふーん。

娘はそのまま自分の部屋に移動。そこで喋り始めました。

かき揚げ蕎麦はひとり分だけ用意しました。いちおう用意できた段階で声をかけるか迷いましたが喋るのに忙しそうなのでやめました。喋るのやめてくんねえかなあ。死ぬまでやめないんだろうか。もういい加減にしてくれ。

洗濯したり洗い物をしたり。娘は家事も一切しないで独り言を喋ってたまに叫んでなんか食って適当な時間に寝て。

「なんのために生まれたのか」と多くの人は悩む時期があるはずですが、娘にはそういう悩みってあるのかなあ。ないんだろうな。まあでもそんなこと考えないで済むのは悪いこととも言い切れないかもなあ。人生なんて無意味の連続だからな。悩むほうがおかしいってことか。なるほどな。

いただいたサポートは娘との暮らしに使わせていただきます。ありがとうございます。