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パン祭りの失敗、今日は歩かない日、腹が痛いタイミングで叫ばれるとツラい

今年のパン祭り、冷蔵庫にマグネットで留めた台紙に適当にシールを貼っていました。途中で一度娘に数えてもらって、あとはもう本当になんとなく適当に。シールの期間は終了したので交換に行くかと数えてみたら、1枚目の台紙は30点、2枚目は25点でした。30点で交換だからダメじゃん。毎年ある程度になったら数えていたのに今年はなんだかやる気が出なくと。というのはいいわけで、要は普段の仕事と同様に終わってからの確認が甘いんだよ。そういうことだよ。これについてはかなり落ち込みました。なにやってんだオレは。

まるで人生のようじゃないか。

大げさでもなんでもなくそれぐらいの勢いで落ち込みました。基本的に落ち込まないというか何も考えないタイプなのでこんなに落ち込むのは珍しいです。大丈夫だろうか、自分。

連休中の売上の数字、拾えるところではだいたい見えてきました。悪くない、のかな、多分そうだと思います。昨年は連休明けからガタッと落ちたところもあるので要注意でしょうか。今年は大丈夫そうな気もします。大丈夫であってほしいという願望なのかもしれません。

迷っていたダンベルですが、考えてみるとムキムキマッチョをめざしているわけではなく健康診断で引っかからない程度の腹囲とBMI値が目標です。それならダンベルは無しでスクワット中心に自重筋トレで充分なのではと気がつきました。もちろん衰えていく前に鍛えるみたいなことも考えてはいますが、それも散歩とゆるい筋トレでいけそうです。ダンベルとかトレーニングベンチとかに心が傾いていたのは一時の気の迷いでした。家にあっても邪魔だしな、ダンベルとかトレーニングベンチとか。だいぶ前にやはり気の迷いで買った腹筋ローラーは百均なので許容範囲です。安さは安心。(元)妻には「ドケチ野郎」とよく罵られましたが「ケチなんじゃなくて魂が貧乏なんだよ〜」と反論していました。(元)妻には違いがわからなかったようです。ケチと貧乏は別モンだよ〜。

今朝の娘の食事は玉子サンドとフライドチキン(半額)。玉子サンドにはレタスをたっぷり入れました。惣菜コーナーのフライドチキンは骨なしでした。グリルで軽く焦げ目がつくぐらい温め直したら意外と美味しくて驚きました。スーパーの惣菜もどんどん美味しくなっている気がします。

今日は山手線の西側まで出かけて話題になったのに一度も訪れていない書店を数カ所まとめて見に行くつもりでしたが、パン祭りの失敗で一気に気持ちが落ち込んで何もやる気がなくなってしまいました。今日は買い物以外で近所を歩くのもやめよう。そうしよう。

出かけないのなら連休の宿題を、と思いつつ、結局まったく手つかずで終わりました。関連のファイルを開くこともなし。なんだかどんどんやる気が出てこなくなっています。老いなのでしょうか。そうだとイヤだなあ。

娘は睡眠薬がまだ効いているのか、日中から夕方にかけて死んでるぐらい静かに寝ていました。朝はそこそこしっかり食べたので昼も夜も食べなくても大丈夫です。娘は腹に脂肪を貯蔵しているので数日食べなくても平気でしょう。BMI値がギリギリ25を下回っている私も似たようなものです。暇だからとか他にやることがないから食べるみたいのは無くても全然平気なはず。

クスリの時間に部屋から出てきた娘は何も言わずに巨大キャベツ太郎を指さしました。

「キャベツ太郎、食べたいの?」

「食べたい」

「いいよ、食べても」

今日の夕飯はキャベツ太郎です。巨大キャベツ太郎の中には通常サイズのキャベツ太郎が20袋入っています。

「一日ひと袋ね。20袋はいってるから20日間食べられるね」

キャベツ太郎をむさぼる娘は私の話は聞いていません。

キャベツ太郎のあとに、ちまき(半額)と牛乳寒天とコンソメスープ。今日の夕食は以上。クスリはいつもの通り。

「お風呂はいりなよ」

「はいらない」

そうですか。

そのあと片付けたりなんだりしている最中に私が昼食も夕食も食べていないことを思い出しました。完全に忘れていました。なにか用意するのも面倒なので買い置きのカップ麺を食べました。あとは風呂はいるだけだな。

と思ったら腹痛。ものすごく腹が痛いです。空きっ腹にカップ麺がよくなかったようです。

無言で腹をうずくまっていたら娘の部屋から絶叫が聞こえてきました。え、今、このタイミングで? 腹痛で動けないこのタイミングで叫ぶんだ。ていうかやめてくんねえかなあ。どうかなあ。

娘の叫びは止まりません。私の腹痛もおさまりません。

なんだろうなあ、私が急に具合が悪くなって死にかけたとしてもそのすぐ近くで娘が妄想に突き動かされて絶叫したりしてるのかなあ。なんだかそれってどうなんだろうか。端的に言って地獄だな。

まあでも戦場で今この場で命を失うというような状況ではないことだけは確かです。どれだけ腹が痛くても娘がどれだけ叫んでも空から爆弾が降ってくる本当の地獄と比べたら……。

そんなことを思いながら腹痛と娘の叫びに耐える時間は人生のなんなんだろうか。意味あるのか、これには。

ないな。意味などない。どこにもない。

腹痛も叫びも、しばらくしたらおさまりました。


巨大キャベツ太郎と通常サイズの比較


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