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上野の森親子ブックフェスタと初めての一蘭

昨夜、娘は眠らないつもりなのか。

「パパもう寝るけど、夜中に飲み物飲まないでね」

何度も出てきて「なんか食べたい」という圧をかけてくる娘に対応するのも飽きたので私は先に寝ます。夜中に飲み物飲むなよ、マジで。

12時には横になって1時頃に就寝のつもりでしたが娘が早速部屋から出てきて飲み物を飲もうとしていやがる。

「飲み物飲まないでって言ったじゃん。飲まないで」

部屋に戻ったようです。なんなんだよ。

そのあともトイレに行ったりなんだりでバタバタしています。やめてくれ。マジ本当にやめてくれ。

2時頃に私は寝ました。

朝は6時頃から断続的に目が覚めて、8時頃に娘がやってきました。

「クスリ?」

「んあ」

しょうがない。用意してやるか。

娘はクスリだけ飲んで部屋に戻りました。キッチンには空になった牛乳パックふたつとピッチャーふたつ。夜中に飲み物飲まないでって頼んだのになあ。ひと眠りしたら忘れてしまうのか、それとも最初からヒトの言うことを聞いていないのか。

せっかく早く起きたので今日は午前中に上野まで出かけようかと思います。とりあえず朝食だ。昨日買っておいた鶏ささみシソフライとサラダとご飯に梅干し。お昼は外食にするか。上野に一蘭あったな。人生初一蘭、決めてくるか。

片付けていたら娘が起きてきました。

「なんか食べたい?」

「んあ」

鶏ささみシソフライとサラダとご飯と梅干しとワカメを増量した味噌汁。

「あのさあ、パパ、昨日の夜、寝る前に『夜中に飲み物飲まないで』って頼んだじゃん。忘れた? それとも最初から覚えてなかった?」

都合の悪いことは聞こえない振りをする娘。いつものことですが腹立つわ〜。

「夜中に飲み物飲まないでね。夜中になんか飲みたくなったら水飲んで、水」

聞いているのかいないのか。私の言葉は届くのか。

ダメだろうな。

あー、今から出すとイベント会場グルっと回る前でも後でもお昼に近い時間になっちゃうなあ。一蘭は混んでる時間帯だろうから、もう少し後にして、3時ぐらいに店に着くようにしよう、そうしよう。

お昼ぐらいにゴミ出し。外は暑いです。そのつもりで出かけないと。

娘は寝ています。夜中にずっと起きてるからだよ。夜寝て昼に起きろよ、いい加減にしてくれ。日中起きた時は冷蔵庫の飲み物飲んでいいよ。ヨーグルトも用意しておいたから勝手に食ってくれ。

1時を過ぎてから出発。外は本当に暑い。帽子とサングラスのおかげで目は大丈夫です。背中のリュックには水筒も用意しました。

定期の使える岩本町から上野公園まで徒歩で移動。秋葉原も御徒町もとんでもないヒトの数のはずなので昭和通りを延々と移動。昭和通りは空いています。アメ横のあたりから予想通りものすごいヒトの波。上野は成田から一本だから海外からの観光客も多いなあ。人通りの少ない階段を抜けて上野公園へ。公園の中もヒトがたくさん。そしてようやく上野の森親子ブックフェスタの会場へ。

上野の森親子ブックフェスタ会場上空の抜けるような青空

実は初めて訪れました。予想以上に大盛況。イベントとして定着してるんだなあ。これだけ参加者が集まるんだからターゲットとなるファミリー層に合った本を出している出版社は参加する意義は大きそう。イベントだけでなくテントで開催されていたサイン会や読み聞かせにもヒトは集まっていました。屋外のイベントなので天気の影響はあるだろうな。雨は困るけど今日みたいにドピーカンで熱中症が心配になる陽気も正直ちょっと厳しそう。あと、いくら割引と言っても本はけっこう重いし大きいし、神保町ブックフェスティバルみたいに明確に「本を買いに来るお客さん」が対象なのと比べると販売面はやや難しいのかも。

皆さんそこそこ忙しそうなのであいさつは遠慮いたしました。あまりの暑さに涼しいところに移動したいという気持ちがあったのも事実です。なんかこう色々すみません。

もうここまで来たら藝大美術館の大吉原展でも見ていくかと思いましたが、多分そちらも激混みだろうということで、木陰で少し和んでから帰ることにしました。

いや、帰る前に一蘭だ。

東京文化会館の前から駅前に降りていく階段も激混み。ここは昔よく通ったんだよなあ。階段降りた右側にあったボロいTシャツ屋で作れるオリジナルTシャツが安かったことを覚えています。

階段から駅ビル1階の一蘭を見下ろせます。どんな具合でしょうか。

並んでるじゃん。すげえ並んでるじゃん。え、3時過ぎなんだけど、この時間帯でも並ぶんだ。そうなんだ。

行列の人数は混雜する時間帯と比べたら少ないのでしょう。迷いましたが取りやめにしました。飲食店に限らず行列は本当に苦手で。コロナの頃はどこも並ばないで入れてよかったなあ。あの頃にもっとあちこち行っておけばよかったのか。後悔先に立たず。

近所のスーパーで買い物してから帰宅。歩数は1万6千歩でした。歩いた歩数よりも疲れた気がするのは間違いなく暑さのせいです。

娘は寝ていました。

そのあと、今になっても起きてきません。このあと夜中はずっと起きているのでしょう。なんかもうそういうのいい加減にしてくんねえかなあ。言っても無理なんだけどさあ。夜寝て昼起きる。これが本当に難しい。

難しい。

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