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今日の山田君 〜思うこと〜 71

天使のささやき

昨日、車に乗りこみエンジンをかけると、車から「今日は天使のささやきの日です」と告げられた。
それを耳にした瞬間、じんわりとした嬉しさが広がってきた。

言葉だけではなんだかよくわからない神秘的な記念日に、
「なんか今日はいいことがありそうな気がする」
単純なわたしはそんなふうに思った。


役員と個性

役員決めをするとき、人の日常にはあまり表れない部分が顔を出す。
表面上繕っていても本音がこぼれやすくなり、繕いきれない部分がにじみ出る。
きれいな言葉を使っていても、行動に表れてしまう、そんなふうに思う。

所属している組合の女性会の新旧役員会でのこと。
まず支部から1人、役員が選出されその選出された8人の中から三役と監事を決めることになっているもよう。

その少し前に、支部の現役員の方から「次年度の支部の役員お願いね」と伝えられていた。
どうやら支部の役員は持ち回りでやってるようでちょうどうちの番のようだった。

新旧役員会で役員改選の話し合いが新役員の中でもたれていた。
しかしその場には本来8人いるはずが、実際には6人しかいなかった。
1人は骨折で階段が上がれないため欠席とのこと。
もう1人は連絡ミスでこれから来るとのこと。

その場にいるメンバーは、親組織の女性会で会長をやったため新役員ではお役御免とされているベテランの方と中堅の方2名、それと右も左もわからないわたしを含めた新人3名。

待っている間、ベテランの方が女性会の成り立ちや女性会で行っていること、これまでの役員改選でのごたごたについて話してくれた。

驚いたのは、にこやかに話題を振って話している中堅の方が、組合からお役御免と認定されているベテランの方に「やっぱりできる方にやってもらうほかないと思います」と何かにつけて会長役を押しつけようとしていたこと。

そのほかにも
「遅れてきた方が、遅れてきたので会長やります!って言ってくれるかもしれないですね。」
と言い放ったりしていた。
ベテランの方に
「あなた思いこみが強すぎよ。」
とやんわり鍵をさされていた。
どうやらその中堅の方本人は役を受ける気はさらさらないようだった。

人数はそろわず、どうやって決めるのかも決まらないそんな状況だったのだけれど、ベテランも中堅も脇道にそれる話ばかりで流れを作ることはしなかったので、新人も決め方を質問したり提案したりしていた。

ただ無駄な時間が過ぎていくばかりに感じたので
「人もそろわないし決まらないので、くじ引きにしませんか?」
と提案してみると、中堅の方が
「それだと体裁がねぇ。」
と言った。
「くじ引きだと体裁が悪くて、押しつけて役員を決めることは体裁が悪くない」とするその方の考え方がわたしには不思議に思えた。

ほんとうにらちがあかない状況のなか、わたしの左隣に座っていた新人の方が、突然バシッと手を挙げた。
「ほんとうに何もわからないですが、このままでは決まらないのでわたしでよければ会長やります。」

あまりのかっこよさに、新人ふたりで
「おぉ!カッコいい!!」
思わず声をあげてしまった。

その方がわたしたち新人2人の方を見て
「協力してもらえると助かります。」
とこそっと言った。
そんな漢気を見て感化されたわたしたちは二つ返事で役を引き受けることになった。

右も左もわからない新人3人で、親世代が主力の組合の役員をやるわけだけれど、わたしの記憶のなかにはやらされてではなく「自分でやる」と決めた人とやる役員や係は前向きな人が多く、いい体験になったな思うことが多いと記されている。

この方たちからも、「せっかくなので楽しみましょ」とか「遊びに行く気持ちでやります」などの言葉があり、みんな初対面だけれどご縁として受けとれていることが心地よく感じた。

正直3人とも役員会に出るまでは、新人だし役をやることになるとは思いもしてなかったし、やりたいわけでは決してなく、なんならめんどくさいくらい。
しかし、それよりもあんな空気感の中にいることの方が耐え慣れない3人でもあった。



まわりを見てみると、やる気のない人、我関せずな人と役員をやってる人の苦労話が耳に入る。

どの場所にいるかより、誰といるかの方が影響を受けるし、見極める目は磨いていきたいと思ったできごとだった。

後日、もう1人の中堅の方は来年度受験生を2人かかえるため、役員をやった方がいいとは思いつつも手を挙げられなかったという話を聞いた。
できることはサポートしてくれるそうで、右も左もわからないわたしたちに心強い相談役ができて明るい兆しが見えてきた。


「決める」ということ

今年度は6学年の部会役員で会計を担当している。
部会長は子どもが赤ちゃんの頃からのお付き合いなのだが、一緒に役員をやってみて初めて見えてきた一面があった。

何か決める項目が出るたびに、彼女は強い意見を持つ同じクラスの上の子がいる先輩ママさんたちに意見を聞きに行くというもの。

三役で決めずに役員でもない先輩ママさんの意見を採用することに不思議だなと思っていた。

三役で決めたことも先輩ママさんが違う意見を出すとすぐに引っ込めてしまう。

それはなぜだろう?

素朴な疑問がずっとあって観察していると、なんとなく見えてきたことがあった。

彼女は人の噂話や愚痴が多い(さっぱりしていて快活で楽しい人でもある)のだが、もしかしたら自分の意見に自信がなかったり、責任をとりたくなかったりするのかもしれない。
もしくは人にどう思われるのかを気にしてしまうのかもしれない。
人の反応が気になる。もめたくない。
それ故に強い意見を採用しているのかなと現状ではそんな推測をしている。

もしかすると、三役で決めたこともわたしたちに含まれるから、自信のない意見となるのかもしれない。

人の話す苦労話の上に、重ねて自分の大変さをアピールしてしまうところも、自分の意見を曲げて抑圧している反動ともとれる。


実際の行動をみているといろんな人にお伺いを立てて右往左往して大変そうに見えるが、彼女にとってみれば精神的には自分で決めることより楽なのだろう。

人にはいろんな面がある。
そしてよくわからんくておもしろい。


花屋とエンターテイメント

昨日は卒業式に先生方に渡す花束の予約を入れに行ってきた。
せっかくなので、行ったことなくて気になっていた花屋さんに行くことにした。

店主は訪れた人を元気にさせるパワーのある方だった。
そこではすてきな雑貨も扱っているのだが、店主の方からは作家さん愛を鑑賞させていただいた。
まとってる雰囲気が華やかで、かつエンターテイメント的な要素のある方でもあって、話していておもしろかった。

先に来店していたお客さんが帰り際に、「話して元気になりました」と言っていて、店主の方が「それ言われたの今日で2人目です。」と笑っていた。

花で癒され店主で癒される素敵なお店だなと感じた。

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「パワーチャージ図」
雷ちゃんは暗い雲に座り
そこいらを明るく照らす練習中。
ビビビと楽しくなり始めながら。

フウジンさんはココチイイのを
まずは自分の顔に吹かせます。
ダレかにもこの優しさをあげたいと思いながら。

そろそろチャージ完了。
きっとそろそろこの世界は
楽しさに溢れます。


社会と自己意識






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