熊鉄

東京生まれ(生まれただけ。育ちはあちこち)。北海道在住。鉄道趣味は地方私鉄(特に非電化…

熊鉄

東京生まれ(生まれただけ。育ちはあちこち)。北海道在住。鉄道趣味は地方私鉄(特に非電化路線・軽便鉄道)とその模型が主。ほかの趣味は、安直バイク旅(廃線跡行きで代用)・古建物探し・手塚治虫・星新一・内田百閒・宮武外骨などなど。note初心者ですが、よろしくお願いします。

マガジン

  • 北海道 鉄道残照~失われた鉄道の遺産あれこれ

    北海道はかつて私鉄王国でした。炭鉱鉄道が主でしたが、森林鉄道、殖民軌道(簡易軌道)なども各地に敷かれていました。今でも残る遺産を(少しは国鉄の思い出なども)ご紹介します。随時更新していきますので、よろしくお願いします。

  • 北海道の廃線跡探訪

    北海道の廃線跡探訪、国鉄改革で廃止された特定地方交通線が主ですが、ほかの路線も入っています。投稿予定路線などは、初回記事をご覧ください。 随時追加していきますので、よろしくお願いします。

  • 汽車以外なんでも

    主な趣味である鉄道関係以外のことを書きとめておこうと思っています。明治・大正時代の小説・新聞記事やもろもろです。

最近の記事

北海道 鉄道残照~失われた鉄道の遺産あれこれ

その24 羽幌炭礦鉄道のはなし(2) 1.ごあいさつ ご訪問ありがとうございます。 ことしからnoteをはじめ、「北海道の廃線跡探訪」なる、国鉄地方交通線の廃線跡を主にした記事を投稿しています。 ここでは車輌や遺構のことなど、つれづれなるまま、書いていこうと思います。個人的主観で、なるべく有名でなさそうなものを・・・ 戦時中の苦難の時期から一転、戦後復興の波に乗り、羽幌炭礦鉄道も大きく発展する時期を迎えます。 2.羽幌炭礦鉄道の発展 ふつうは、炭鉱鉄道と炭鉱は同系

    • 北海道 鉄道残照~失われた鉄道の遺産あれこれ

      その23 羽幌炭礦鉄道のはなし(1) 1.ごあいさつ ご訪問ありがとうございます。 ことしからnoteをはじめ、「北海道の廃線跡探訪」なる、国鉄地方交通線の廃線跡を主にした記事を投稿しています。 ここでは車輌や遺構のことなど、つれづれなるまま、書いていこうと思います。個人的主観で、なるべく有名でなさそうなものを・・・ 今回は中小炭鉱ながら優良な品質の石炭を産出し、一時は札幌に本社ビルを構えるほどだったのに、突然経営破綻、鉄道も廃止となった羽幌炭礦鉄道のはなしです。

      • 北海道の廃線跡探訪 第52回 美幸線(2/2)辺渓~仁宇布間

        1.ごあいさつ ご訪問ありがとうございます。 北海道の廃線跡探訪第52回 美幸線美深~仁宇布間その2 辺渓~仁宇布間です。 第1仁宇布川橋梁から仁宇布までは、コンクリート橋ながら、残っている橋が多くなります。 道道の高広パーキング附近から終点仁宇布までは、「トロッコ王国美深」が美幸線の線路をそのまま使い、エンジンつき軌道自転車を走らせています。 なお、これからの投稿予定路線などは、初回記事にありますので、そちらをご覧ください。 2.辺渓~第4仁宇布川橋梁 美幸

        • 北海道の廃線跡探訪 第51回 美幸線(1/2)美深~辺渓間

          1.ごあいさつ ご訪問ありがとうございます。 北海道の廃線跡探訪第51回 美幸線美深~仁宇布間その1 美深~辺渓間です。 美幸線は、辺渓までの平地の路盤は、農地化されてほとんど消えていますが、山間部に入ると、第1仁宇布川橋梁から仁宇布まで多くの橋が残っています。 道道の高広パーキング附近から終点仁宇布までは、「トロッコ王国美深」が線路をそのまま転用し、エンジンつき軌道自転車を走らせています。 なお、これからの投稿予定路線などは、初回記事にありますので、そちらをご覧く

        北海道 鉄道残照~失われた鉄道の遺産あれこれ

        • 北海道 鉄道残照~失われた鉄道の遺産あれこれ

        • 北海道の廃線跡探訪 第52回 美幸線(2/2)辺渓~仁宇布間

        • 北海道の廃線跡探訪 第51回 美幸線(1/2)美深~辺渓間

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        記事

          北海道 鉄道残照~失われた鉄道の遺産あれこれ

          その22 根室本線廃止区間その2  1.ごあいさつ ご訪問ありがとうございます。 今回は前回に続き、根室本線廃止駅です。道東方面へ出かけたとき、寄り道してみました。 根室本線はなんども乗車したことはあれど、前回の布部以外は下車したこともなく、途中駅としての記憶も、ほとんどありません。 通常篇のこれからの投稿予定路線などは、初回記事にありますので、そちらをご覧ください。 2.東鹿越駅 東鹿越駅は石灰鉱山隣接駅として有名でした。かつては短いながらも鉱山まで専用線があり

          北海道 鉄道残照~失われた鉄道の遺産あれこれ

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          その21 富良野市のD51 954と根室本線廃止区間の駅(富良野~金山間) 1.ごあいさつ ご訪問ありがとうございます。 ことしからnoteをはじめ、「北海道の廃線跡探訪」なる、国鉄地方交通線の廃線跡を主にした記事を投稿しています。 ここでは車輌や遺構のことなど、つれづれなるまま、書いていこうと思います。個人的主観で、なるべく有名でなさそうなものを・・・(今回はちがいますが)。 道東方面へ出かけるときの休憩をかねて、根室本線廃止区間の駅を訪ねてみました。最近は駅舎など

          北海道 鉄道残照~失われた鉄道の遺産あれこれ

          北海道の廃線跡探訪 第50回 松前線(4/4)渡島吉岡~松前間

          1.ごあいさつ ご訪問ありがとうございます。 北海道の廃線跡探訪第50回 松前線木古内~松前間その4 渡島吉岡~松前間です。 なお、これからの投稿予定路線などは、初回記事にありますので、そちらをご覧ください。 2.渡島吉岡~渡島大沢 渡島吉岡を出た路盤は道路の南側へ移り、しばらく温泉施設や集合住宅のために消えているが、吉岡川の手前から姿を現し、吉岡川にも橋台が残っている。 築堤となった路盤は、作業道のようになっているところもあり、松前線最長2,948mの白神ト

          北海道の廃線跡探訪 第50回 松前線(4/4)渡島吉岡~松前間

          北海道の廃線跡探訪 第49回 松前線(3/4)茂山トンネル~渡島吉岡間

          1.ごあいさつ ご訪問ありがとうございます。 北海道の廃線跡探訪第49回 松前線木古内~松前間その3 茂山トンネル~渡島吉岡間です。 この区間もトンネルと橋梁が多く、とくに白符で海岸に出た後は、連続しています。トンネルはすべて残っていますが、橋梁は橋台すらないところもあります。 これからの投稿予定路線などは、初回記事にありますので、そちらをご覧ください。 2.茂山トンネル~渡島福島 茂山トンネルの渡島福島方へは、福島川に沿った林道をさかのぼって行く。路盤は一部が

          北海道の廃線跡探訪 第49回 松前線(3/4)茂山トンネル~渡島吉岡間

          北海道の廃線跡探訪 第48回 松前線(2/4)湯ノ里~茂山トンネル間

          1.ごあいさつ ご訪問ありがとうございます。 北海道の廃線跡探訪第48回 松前線木古内~松前間その2 湯ノ里~茂山トンネル間です。 千軒~渡島福島間の一部は、ハイキングコース「殿様街道」として、松前線跡が組みこまれ、通行できるように整備された鉄橋があります。 松前線跡のハイライトともいえるところです。 なお、これからの投稿予定路線などは、初回記事にありますので、そちらをご覧ください。 2.湯ノ里~千軒 湯ノ里を出ると、路盤は国道228号まで舗装道路となっているが

          北海道の廃線跡探訪 第48回 松前線(2/4)湯ノ里~茂山トンネル間

          北海道の廃線跡探訪 第47回 松前線(1/4)木古内~湯ノ里間

          1.ごあいさつ ご訪問ありがとうございます。 北海道の廃線跡探訪第47回 松前線木古内~松前間その1 木古内~湯ノ里間です。 松前線には駅舎や車輌は保存されていませんが、重内と白符に待合室が残っています。 千軒~渡島福島間の鉄橋やトンネルが連続する区間は、ハイキングコースとして整備されており、たいへん見どころのある廃線跡になっています。 なお、これからの投稿予定路線などは、初回記事にありますので、そちらをご覧ください。 2.松前線小史 松前線は1935(昭和10

          北海道の廃線跡探訪 第47回 松前線(1/4)木古内~湯ノ里間

          北海道の廃線跡探訪 第46回 根北線斜里~越川間

          1.ごあいさつ ご訪問ありがとうございます。 北海道の廃線跡探訪第46回 根北線斜里~越川間です。 根北線は、路線長も営業期間も短く、路盤の大半が市街地化、農地化されています。 駅跡に残る遺構も、越川の貨物ホームらしきものだけですが、越川の先の未成区間にある第1幾品川橋梁(越川橋梁)がよく知られています。 なお、これからの投稿予定路線などは、初回記事にありますので、そちらをご覧ください。 2.根北線小史 根北線は1937(昭和12)年斜里~越川間、その翌年越川~

          北海道の廃線跡探訪 第46回 根北線斜里~越川間

          北海道 鉄道残照~失われた鉄道の遺産あれこれ

          その20 大平原の立体交叉 1.ごあいさつ ご訪問ありがとうございます。 ことしからnoteをはじめ、「北海道の廃線跡探訪」なる、国鉄地方交通線の廃線跡を主にした記事を投稿しています。 ここでは車輌や遺構のことなど、つれづれなるまま、書いていこうと思います。個人的主観で、なるべく有名でなさそうなものを・・・ 2.鹿追の立体交叉 鉄道の立体交叉は、現在、とくに都会ではあまり珍しくはないでしょう。 国鉄(JR)同士はいうにおよばず、私鉄や貨物線も含めれば、数え切れないほ

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          北海道の廃線跡探訪 第45回 岩内線(2/2)幌似~岩内間

          1.ごあいさつ ご訪問ありがとうございます。 北海道の廃線跡探訪第45回 岩内線小沢~岩内間 その2 幌似~岩内間です。 幌似駅跡の幌似鉄道記念公園は、いつもきれいに整備されて、きもちのよいところです。 路盤は、幌似~西前田間は道路の防雪柵設置帯となり、西前田~岩内間はほぼ残っていますが、前田・西前田・岩内の各駅跡はまったく面影がなくなっています。 なお、これからの投稿予定路線などは、初回記事にありますので、そちらをご覧ください。 1.幌似 幌似は開業7年後の1

          北海道の廃線跡探訪 第45回 岩内線(2/2)幌似~岩内間

          北海道の廃線跡探訪 第44回 岩内線(1/2)小沢~幌似間

          1.ごあいさつ ご訪問ありがとうございます。 北海道の廃線跡探訪第44回 岩内線小沢~岩内間 その1 小沢~幌似間です。 岩内線は全長15㎞に満たない短い路線です。トンネルはなく、田園地帯を岩内へ向かいました。 道路化(正確には路盤転用ではない)により、ほとんどの遺構が消失しましたが、幌似には駅舎と車輌が保存されています。 なお、これからの投稿予定路線などは、初回記事にありますので、そちらをご覧ください。 2.岩内線小史 岩内線は1912(大正元)年11月1日小

          北海道の廃線跡探訪 第44回 岩内線(1/2)小沢~幌似間

          北海道 鉄道残照~失われた鉄道の遺産あれこれ

          その19 幌延町営軌道~保存車輌など(2) 1.ごあいさつ ご訪問ありがとうございます。 ことしからnoteをはじめ、「北海道の廃線跡探訪」なる、国鉄地方交通線の廃線跡を主にした記事を投稿しています。 ここでは車輌や遺構のことなど、つれづれなるまま書いていこうと思います。 同世代のかたや先輩諸氏にとっては、ご存じのことが多いでしょうが。 2.1980年の問寒別 1980(昭和55)年8月、友人と問寒別に行きました。幌延町営軌道廃止後から10年も経っていなかったので、

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          北海道の廃線跡探訪 第43回 興浜南線興部~雄武間

          1.ごあいさつ ご訪問ありがとうございます。 北海道の廃線跡探訪 第43回 興浜南線興部~雄武間です。 興浜南線は、全長12キロたらずの短い路線ですが、興部~沢木間にはガーダー7連の御西川橋梁が残っています。 なお、これからの投稿予定路線などは、初回記事にありますので、そちらをご覧ください。 2.興浜南線小史 興浜南線は興浜線の一部として1933(昭和8)年6月起工、1935年9月15日興部~雄武間11.6㎞全線が開業、戦時中の休止を経て戦後復活の過程も興浜北線

          北海道の廃線跡探訪 第43回 興浜南線興部~雄武間