ストーンヘッジ

何がやりたいんだコラ!紙面を飾ってコラ!なにがやりたいのか、はっきり言ってやれコラ!噛…

ストーンヘッジ

何がやりたいんだコラ!紙面を飾ってコラ!なにがやりたいのか、はっきり言ってやれコラ!噛みつきたいのか、噛みつきたくないのか、どっちなんだ?どっちなんだコラ!なにがコラじゃコラ!バカ野郎!なにコラ!タココラ!なんだコラ!

最近の記事

詩【深海】

とてもじゃないけれども 言えそうにないことばかりだけど あたりまえになるほど 透き通っていく日々 幾重に重ねる あてもなく 深海をめぐるような気持ち 深い夢 覚めないでほしいと思うまま ぼやける記憶の間 今うずきだす 乾いた花に水をやり しおれた葉っぱを撫でて 優しさのなにやらを知ったわけでもないのに 繰り返すだけじゃないと わかってきた頃にはもう遅くて 果てのない海の底へとまた戻る 探しに 間違いさがしの1番じゃなくて その正しさを広く受けとめたい 深い意味なんてな

    • 詩【遣い】

      古いけどまだ使えるモップみたいな髪の若造が、駅のホーム、目の前を横切った。 黒色のセットアップという装いは今時で、それはそれで今時らしくダサかったが、まあ許せなくはない。 通り過ぎる彼の両手には、その風体には不釣り合いな、美しい紫陽花が携えられていた。 新聞紙に包まれた青と紫の紫陽花は、丁寧にブーケのようにあしらわれていて、両手で支えられる様子は瀟洒な花瓶をも想起させる。 彼が視線の先からさらに遠ざかるにつれて、紫陽花の色合いと携えた両手の白さが、影送りのごとく目に張

      • 今こそ山田哲人に愛を叫ぶ【東京ヤクルトスワローズ】

        私にとって山田哲人は特別な野球選手である。 多くのスワローズファンのみなさんと同様に、私は彼を特別な選手だと感じている。 本当に、本当に特別な選手であり、 ひとえに彼は自分にとっての夢でもある。 一見大げさな表現ではあるが、 これはあながち大げさでもないかもしれないと、真剣に思っている。 山田哲人が、 打席に立つ姿を目にするたびに、 それが球場であれ、 テレビや電車の中で観る配信だとしても、 私は心から彼の応援歌を口ずさんでいるし、 芯から湧いてくる静かなる炎を燃やし、

        • 詩【忘れ音/今朝のまどろみ】

          今朝のまどろみ ピアノで曲を書いていた気がするけど もう忘れてしまったよ 鍵盤の中央の方 白と黒 ビルエバンスのような 丸まった背と指の記憶さえ 重なる音の隙間を縫うための アイディアも無いし 離れゆくその時々のメロディだって 遠く消え去るのなら 覚めないうち 縁取る音に書き出した今日と明日までもが もう2度と吹かない風に さらされるうちが幸せだと 冴えない口ごもりがちな日々を 書いた詩まで溶けていくよ そのままでいただけの 道の影 咲きかけた花を思わせて 箸にも棒

          詩【閑静なスラム】

          閑静なスラムの駅 通勤通学の皆様とともに 行かねばならぬ駅という渡し 外様には慣れ親しんだとは言い難い町 はたからみていれば比較的小綺麗な町 そういった評判に頭を抱える私 駅周りで行き帰りに敢えて素通りをする いくつもの事象に事柄がある その組成を知らなければ 美しく映るものも多く例えば 真っ黒なコンクリートキャンバス 息苦しい車から垂らされた油の跡 虹色の極彩色と雨に溶けた冬 差し迫る凍えと寒暖差 またはぐれる肌感覚 その組成を知らなければ 美しく映るものも多く例

          詩【閑静なスラム】

          詩【君の山手線は何周目?】

          君の山手線は何周目? 車内の天を仰ぎ 朝8時台も後半の日差しを一身に受けながら 口を開けて寝ているそれなりに若い女 自室の布団より 寝心地が良いところがあるとしたら ここだろう そう言った心持ちの無意識で内回り 過ぎゆく東京にさよならを 君の山手線は何周目? はたしてまともに働けているか否か わからなくなるほどの無意識で 何かに抗っている男 目をつむり 首を振り 時折不思議な声で唸りを上げる もう22時を回っているのだから あと2周くらいが関の山 戻らない意識

          詩【君の山手線は何周目?】

          詩【出張所】

          出張所でブチギレるジジイ 楽しそう 税金の使い道についてらしい 楽しそう 心持ちはおそらく記憶の中 あの頃やあの頃の大蔵大臣 楽しそう さっき見た出張所のジジイ 今度は交番でお話 楽しそう 税金の使い道についてらしい 楽しそう 笑っちゃうようなこと 笑えないこと 蓋を開けるまでもなく 笑っちゃう 笑えないこと 笑っちゃう 程度とかそういうのは関係なく ただそれを 笑っちゃう 粗探しとか思想とかではないな 無我夢中に包装紙を破るような そんな気持ちのようなこと

          詩【運ばれの唇】

          度重なる不慮に際して どうしてくれようかと思いに耽るものの 物語のさわりはまだこれからのようで ひとときの余暇をと 道すがら聴きこんだ陽水 あてのない明日にふれる心 夢のあいだに浮かべて泣こうか 鏡の中の顔の表面に はにかんだ形の唇が映る 不器用な言葉を吐く所以を 今再びに探す間も無く 気づいたらもうそこに またそこに着いている 閉まろうとする度に 開かれるエレベーター 失った開閉のコントロール 降り注ぐ視線 箱の中の逃げ場 昇降に意味合いはなく この箱にも意味なんて

          詩【運ばれの唇】

          詩【虚無の慣性】

          一番静かそうな車両をさがして 一歩ずつ電車内を歩いていくけれど そんなところはどこにもなくて 歯抜けの子供みたいに 席は中途半端に埋まっていたり 少し空いていたり そんな席を避けて 僕はひたすらに次の車両を目指す 目指すなかでは もうその先はないかもしれない ふとそう思うこともある さりとてまた残念か幸運なことに 先がないなんてことはなくて 次の車両はきちんとあって 今度は 人のいい歯抜けのおじさんみたいに 屈託ない笑顔で僕を迎えてくれる みんな歯医者にはいかない

          詩【虚無の慣性】

          詩【新作「新作」】

          いつも新しく何かを書く時 メモの題名に「新作」と添えてから書き始める 後から振り返る時にこの「新作」の記載を消し忘れているケースも多く 俺のメモの中には「新作」が溢れていく 常に今現在を表す文字が更新されていくことで「新作」は「新作」のていをなしていくのだろうが ただ過去となった「新作」が自身を表すものとして明らかに過去なのかといったらそんなこともないと思う 更新されない自分自身というのも俺の中にきっとあるはずで それが新陳代謝や絶え間ない前進を善きこととする世情に相

          詩【新作「新作」】

          詩【最悪の先の最悪】

          もう潰れたのか あくまで潰れかけなのか まだ潰れてはいないのか 一見では判別しかねるようなテント看板 前面はほぼ破れているし かつて内側から外側を彩っていた蛍光灯が もう丸出しの状態になっている あまり広くは好かれないタイプの青色を基調に 白すぎる白色の文字で何か書かれているが 数千年前の歴史的だったはずの石盤と同様 素人目に判別は難しい それでも 腐りそうな状態でも軒先を飾ろうとしている 看板の前面はほぼ破れてしまっているので 何の商売の店なのかはわからないが 看板の

          詩【最悪の先の最悪】

          【アジアカップの敗因】信頼の示し方、その難しさについて

          アジアカップで残念ながら日本代表は敗退した。 最後の試合を観たうえで、森保監督の試合後の談話、守田選手や板倉選手の試合後の話の記事等をふまえて、少し思うところを書いてみた。(以下敬称略) まず実際にこの試合でもプレーした守田の語った内容記事を読むと、チーム戦術と選手個々で考えることのバランスって非常に難しいな、、と感じた。 本当に叫びたいような気持ちだったのだろうと、胸がキュッとなった。 特に代表レベルとなると、当たり前のことだけど、当然準備にかかる時間や、毎回全ての選

          【アジアカップの敗因】信頼の示し方、その難しさについて

          詩【食いぶち】

          ハイエンドな意識を 普段着らしく纏ったつもりになって 知らぬ間に見過ごしている そして置いてけぼりにあった そう思い込んでいたら 妄想に食われてしまった 果てしなく宇宙のような 妄想の腹の中は暗く 明かりなんてものは 何光年も見当たらない 後先考えず 浮遊して いるのかいないのか ふぐさしが食べたい とっぴな思いつき それだけは少し出てくる それらしく言って書いて 切って貼って書いて 行間をそれなりに なんだこれ クソみたいな稼ぎで食う それだけの食いぶち

          詩【食いぶち】

          【所属最終戦】オカダカズチカに想う〜「最強」について〜

          今日、オカダカズチカが新日本プロレス所属としての最後の試合を終えた。 なんとも感慨深い、プロレスにおいて誰かの旅立ちを見送る時独特の空気感が、会場にも流れていたように思える。(僕はワールドで観戦) 本日のNEVER無差別級6人タッグ選手権のタイトルマッチがオカダの退団前「新日本プロレス所属」としての最後の試合として組まれていた。 まずはTMDKの選手たちが入場する。 試合前からSNSやバックステージコメントでたくさんの発信を行い、この試合への意気込みを示してきた藤田の顔

          【所属最終戦】オカダカズチカに想う〜「最強」について〜

          詩【どろけい】

          恥じらいと想像に苛まれては 心の器 少し欠けたような これはもう戻らないことなのか? 多少直すこともできるのか? 足りない例えで例えてみたら どろけいみたいなことだろうか? 捕らえられたうえでまた 見計らって弾き出されたような 少し繊細な胸の内だな その少しの繊細さは あともう少しの幅があれば と思うことも少なくないから それでまた弾き出されるのかな ゆらゆらと揺れる状況や立場 半端者さえも掲げたがるあたりまえは よくわからないことが高速で逆走しているから 君の感

          詩【どろけい】

          詩【Dialog Freezing】

          凍てつくような寒さの朝 霜柱すらないコンクリートまみれの地肌 「どっとっとっ…」差し出されては決まる歩幅 いつか持った重軽石 そんなような足取りだが 結局はお前次第 どう行くかどう着くか 顔に触れるファスナーは容赦なく冷たいな 冷え切った頬とその冷たさを比べたがるが 鼻高々になるほど寒かろう鼻先は こんな朝を馬鹿みたいに繰り返す日々と皮肉 洒落じゃない馬鹿みたいにもう今やそれが基軸 重ねてきた冬とはこれだと今更の事実 そう思わされること何年も 手に汗を握る すぐ思い出さ

          詩【Dialog Freezing】