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彼女と扇子とリップクリーム

お題
絵具・団扇・リップクリーム

本文

夏の暑さが街を包む中、街の一角で絵具に囲まれた静かなアトリエがあった。
そこには色とりどりの絵具が並びキャンバスに向かう若い画家がいた。
彼の名は陽介
彼は、団扇に描く絵で人々に涼しさを届けたいと思っていた。

陽介は絵具を混ぜながら団扇に描く風景を思い描いていた。
そんな時彼の親友である美咲が訪ねてきた。 彼女は、陽介が描く絵にいつも感動していた。

「陽介、今日も素敵な絵を描いてるのね。」

「うんでもなんだか上手くいかないんだ。」

美咲は、陽介の横に座り、彼の手を取った。そして、彼女のバッグから小さなリップクリームを取り出し、彼の手に塗り始めた。

「これ、私のお気に入りのリップクリーム。すごく潤うから、きっと絵の具も滑らかになるわ。」


リップクリームなのに手に塗るのはおかしいと
不思議に思いながらも陽介はリップクリームを手に塗り再び絵具と向き合った。

すると不思議なことに絵の具が以前よりも滑らかにそして鮮やかにキャンバスに伸びていった。

美咲のリップクリームが持つ潤いが、絵具に新たな命を吹き込んだのだ。
陽介は美咲に感謝しながら団扇に美しい夏の風景を描き上げた。

その団扇は夏祭りの出店で多くの人々の手に渡り、彼らに涼しさとともに心の潤いをもたらした。陽介と美咲はその夏多くの人々の笑顔を見ることができた。

そして、二人は知った。小さなリップクリームが、大きな幸せを運ぶことを。

編集後記

AIがリップクリームを手に塗ろうとしたから機転を効かして良い感じに変えたら良い内容になった気がする。

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