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「意欲」が成長を加速する

前回、「勇気」が「喜び」の出発点という記事で「パワーか、フォースか」という本の「意識のマップ」を参照しながら、ネガティブとポジティブの境界となる意識についてを書いた。

簡単におさらいすると、「意識のマップ」の「勇気」以上がポジティブな意識となり、「プライド」以下がネガティブな意識となる。

分かりやすいように赤い線を入れていますが、本の中にはありません。


そこで、今回と次回に分けて「パワーかフォースか」の本文を引用しながら「勇気」以上の意識の特徴を書いていく。

今回は、「勇気」の振り返りと「中立」、「意欲」、「受容」までを要約し、最後に今の僕はどの意識の状態にいるかを分析してみようと思う。

まずは、「勇気」のおさらいから。

【勇気】

・「勇気」のレベルでは、「パワー」が到来し、探求、達成、忍耐力、決断力といった能力が生まれるようになる。

・「勇気」は新しいものを試みながら、人生の変化と挑戦に立ち向かう意欲を意味し、難問にも対処できるようになり、人生のチャンスをうまく生かせるようになる。

・このレベルに達すると、自分が得るものと同じくらい多くのエネルギーを世間に返すようになり、目的を達成することがポジティブなフィードバックになり、同時に自尊心にもつながっていくため、次第に自分が強くなっていると感じるようになって生産的な生き方が始まるようになる。

【中立】

・中立と呼ばれるレベルに達すると低いレベルから解放されるので、エネルギーは非常にポジティブになる。

・中立以下の意識では、ものごとを二つに分けて見る傾向があり、どちらかに固執する姿勢をとってしまい反対や分裂を作ってしまう一方、中立の状態になると柔軟さが生まれ批判的になることがなくなるので、自分の思い通りにならないことがあっても恐れや苛立ちを経験しなくなる。

・中立の人たちには幸福感があり、この世で生きている自信があらわれるようになる。

・対立や競争、罪悪感に感心がないので、周囲の人たちにも安心して良好な関係を築けるようになり、基本的に感情の乱れがなくなっていき批判的な態度や他人をコントロールすることもなく一緒にいると快適になる。

【意欲】

・このレベルの人々は周りから求められて進歩するため、成長が急速に早まっていく。

・「中立」のレベルでは仕事は適切に行われるのに対し、「意欲」のレベルでは仕事はうまくすすみ、プロジェクトが成功するのは当たり前となる。

・人生に対する内面の抵抗に打ち勝って前向きに生きるようになり、社会的にも経済的にも成功は自動的についてくる。

・自分から天職を作り出したり自営業を営んだりすることもあり、誰に対しても協力的で社会のよき貢献者となる。

・逆境から立ち直り経験から学んで自己修正ができるようになり、自分の欠点を知り他者から学ぶ謙虚さを持っている。

【受容】

・自らがソース(源)であり、自分自身が人生のクリエイターであるという意識と共に大きな変容が起き、生命のエネルギーと調和をもって生きることができるようになる。

・幸せの源は自分の内側にあるという気づきを得て、自分自身のパワーを取り戻す大きなジャンプをこのレベルで完成する。

・人生をあるがままに受け入れることができるようになり全体像を見ることができ、正しいか間違いかを決めることに感心がなく問題の解決策を見つけ出すことに全力を尽くす。

・短期目標より長期目標を優先するようになり、自己鍛錬と物事を精通することが際立つようになる。

・社会的な二極化は問題解決への一段階として見るようになり、多様性を無視することはなく全体を受容するようになる。

以上が、「勇気」「中立」「意欲」「受容」の要約となる。

これらのことから、「勇気」以上の意識で生きられるようになると、ポジティブさが加速していくようになり、生きることに対して積極的になっていくといっていいだろう。

ところで、前回の記事で、僕は「意欲」のレベルだと思うと書いたので、そのことについて触れていく。

僕は、ある時期より、自分のやりたいと思うことを優先するように生きるようになった。

この自分のやりたいことを優先するということは、まさに「勇気」のいることだった。

それ以降、「勇気」の要約の中にあるように「探求、達成、忍耐力、決断力」を問われることとなったし、紆余曲折はあったもののどうにかここまでやってこれた。

そういった勇気を出したお陰で、今はポジティブな意識の領域に入ることができるようになったと思う。

また、僕がやりたいと思ったことが、文章を書くということであったのも、結果的によかったと思う。

というのも、書いている内容が主に精神についてのことであり、中でも「これまでの経験があったからこそ今がある」といった内容を、何度も書いてきたことから「勇気」の次の意識である「中立」の意識を比較的早く身に付けられるようになったとも考えられる。

また、文章を書くということは僕にとっての幸せであり、その幸福感が自信に繋がっているし、恐れや苛立ちを感じることなくなっていったのも、文章を書くという行為を通じて、思考のあり方を変えることができるようになったからと考えることもできる。

そして、今はまさに「意欲」の真っ只中にいるように思う。

今は、文章を書くこともそうだし、それ以外のことに対しても意欲的に行うことができている。

ただし、「意欲」の要約の「プロジェクトの成功は当たり前」や「経済的成功は自動的についてくる」といったことは、まだ疑問符があったりする。

いずれにせよ、現状で心配や不安はないので、そういったことは、これから起こるといった楽観的な心持ちで、この調子でこれから先の自分自身に期待して生きていってもいいのではないかと思いつつ、現在は「意欲」の段階で試行錯誤をしていると考えている。

もちろん、これはあくまでも自己分析であり、少し自分に対して贔屓目に見ている可能性もあるので、その点はご容赦頂きたい。

といったわけで、前回に引き続き「意識のマップ」を参考にして「勇気」、「中立」、「意欲」、「受容」の意識の傾向を見てきた。

最後に、「パワーか、フォースか」の一文を引用して終わろうと思う。

人類の集合意識のレベルは、何世紀にもわたって190に留まり続けましたが、この10年間にほんの少しですが、207というレベルにジャンプしたことは、興味深いことです。

「勇気」の意識を数値化すると200という数字になるため、人類の集合意識は、この本が書かれた頃より、ポジティブな状態になっていると思う。

また、この本が出版されたのが2004年で、ちょうど20年たった現在は、人類の集合意識のレベルはもっと上がっていると考えてもいいし、これから先、「勇気」のひとつ上の「中立」のレベルに達することができれば、やがて争いや対立がなくなっていくと予想することもできる。

そういった意味でも、我々、一人ひとりの精神性の向上が平和な世界を生み出す鍵となるといってもいいだろう。

もしかすると、現在は、その状態になれるかどうかの分岐の時なのかもしれないし、次回触れる、「理性」、「愛」、「喜び」、「平和」、「悟り」の意識を知ることで、人類の集合意識を向上させる何かしらのヒントを得ることができるかもしれない。

いずれにしても、一人一人の意識が「勇気」以上の意識になることができれば、やがて「中立」「意欲」といった過程を経ながら進化していくようになっていくため、多くの人がそういった状態になることができれば、今の世界のあり方を変化させられるようになっていくと思う。

我々が持つポジティブなパワーを使っていけるようになれば、世の中のあり方を変えることができるようになるはずなのだ。




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