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2024/1/29週|ブランド化の鍵は、日々のやりきり度の「小さな差」である

「やり切る」を続けるとブランドになる

『ゴールデンカムイ』の映画を観に行きました。
個人の感想ですが、山﨑賢人さんのプロフェッショナルさに感動しました、本作はもちろん、キングダムの信、ジョジョであったり、、

一般的に原作を実写化すると色々な意見がでがちです。原作という絶対的な正解に対して向き合うところから始まるわけですから…

感動したのは、やり切り続けていることです。1回で終わらず色々な作品で原作の実写化をプロ意識を持ってやられている、、

やり切り続けるといつしかそれはブランドになります。
ここでブランドというのは「xxxと言えばyyさん」という状態のことです。お馴染みの。トレードマーク的な。

「やり切る」の水準について考えてみる

最近仕事でも悩むことが多いので😅、よく「今日はやり切れたのかな?」とよく自問自答します。

ちょっと頑張った日、ちょっと頑張り切れなかった日、色々ありますが、果たして自分に対してどのくらいやり切れたら良しとすれば良いのかな、、

これを1年後の成長を含めて数式で表現したい気持ちがあり笑、、ちょっと思考実験してみましょう。

例えば「365日(1年)で2倍成長したい」としましょう。
毎日何%成長し続けると2倍に到達すると思いますか?

仮に初期値を1として、最終的な値を2とおくと、成長率をrとすると次の式が成り立ちます。(急に数学)

1 × (1+r)^365  = 2

この式を変形して解くと、成長率rは
r = 0.0072
となります。

したがって、毎日約0.72%ずつ成長すれば、365日後に2倍成長できるわけですね。

で、
今度は、仮に毎日1%ずつ成長し続けたとします。この時に元々1だった数字が365日後にいくつになるかというと、、

なんと37.78になります。

つまり、1%ずつの成長を365日続けると、1年後には37.78倍になると。

毎日0.72%の成長で、1年後に2倍。
毎日1.00%の成長で、1年後に37.78倍。

指数関数の味わい深さがこの辺にあるなと思うのですが、
やり切り度は0.72%と1.00%でそんなに差がなさそうに思えるのに、1年後の差はとてつもなく大きくなっている。

つまり日々の小さなやり切り度の違いが、1年後の姿に思った以上に影響しているということで、これは若干直感に反するのではないでしょうか。

いずれにせよ、このインプリケーションから、「毎日のやりきり度にはこだわった方が良いのでは」というのが最近考えていることです。

山﨑さんとこの計算から、「やり切る」の水準について、目安にすると良いと思ったことをチェックリストのアイディアとしてまとめて終わります。

✅ 毎日、人に感動してもらえること(喜んでもらえるポジティブサプライズ)を1つ以上つくる
✅ 相手の期待値を1%でもいいから超える:クオリティやスピード

Let's One More Repということですね。

以上、お読みいただきありがとうございました。

📓この記事について

株式会社タイミーで執行役員CMOを務めている中川が、マーケティング関連の仕事をしている中で感じたことを綴り、コツコツと学びを積み重ねる『CMO ESSAY』というマガジンの記事の一つです。お時間あるときにご覧いただければ幸いです。オードリーのオールナイトニッポン 📻 で毎週フリートークしているのをリスペクトしている節があり、自分も週次更新をしています。
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