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ASKAの歌詞考察がメインのnote。海外から演劇を呼ぶ仕事の話も。一人娘と黒柴あり。…

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ASKAの歌詞考察がメインのnote。海外から演劇を呼ぶ仕事の話も。一人娘と黒柴あり。時に日本茶アドバイザー。

マガジン

  • 私のこと

    なんでこんなnoteをやっているのか、また日々のエッセイなど集めました。

  • 私の書いたインタビュー記事です!

    色んなインタビュー記事を書いています。インタビューは、人のストーリー・ブランディング。いつでも書きますので、ご相談はTwitter DMまで。

  • 歌詞を考える

    私のライフワーク。ASKAの歌詞を中心に、気になるアーティストの歌詞を考察したり、歌詞にまつわるエッセイを書いています。 ※タイトル画像:Kaboompics .com from Pexels

  • ASKAさんに読んで頂けました。

    こちら、なんとASKAさんご本人から「その内容でOKだよ」とブログやTwitter上でお墨付きを頂けた記事です! アーティストからのOKは、明日への活力。

  • 点光源 - FAN Interviews -

    チャゲアス、そしてASKAの音楽はどんな人達に愛されているのか。ファンという存在の輪郭を描き出すインタビュー集です。

最近の記事

  • 固定された記事

そして、ASKAのような音楽を作ることはできるのか? 《プロのオフトーク #6》

音楽とはなんなのか。
なぜ、自分たちはCHAGE and ASKAの音楽に惹かれ続けてきたのだろうか?
 そんな大きくて狭い(!)話題を、音楽ど素人の私と、プロミュージシャンとして活躍する野井洋児さんとで語り合う、《プロのオフトーク》シリーズ6回目。ついに最終回を迎えました! 前回までの記事はこちらから。 #1 プロと話すと、本当に目から鱗が落ちるのだ。 #2 音楽家は、チャゲアスのここがスゴいと感じてしまう。 #3 音楽家は思う、ASKAのメロディはこうやってできている。

    • 雑記(シティーハンター、ID)

      私は本当に自分の表情というものを持っているのだろうかと時々思う。 表情はボディランゲージの一つで、これを伝えたいという意図で作っているところもたくさんあるからだ。 人に会うのが疎かになると、親しい人だったのに次に会う時には心の近さがリセットされてしまうことがある。そういう時に私はずっと微笑んでいる。これは私自身の表情なのだろうか? 昨夜は夜更かしをして「シティーハンター」をNetflixでようやく観た。原作に私はまったく触れたことがない。この作品が盛り上がっていた頃はたぶ

      • 気持ちのスイッチ

        自分は削られているんだと思っていた。 持っている時間を「すべきこと」にだけ使い、自分に向ける時間がないことをどこかで、誰に対してでもなく、恨んでいた。 そんなだから、すぐ疲れる。追われている気分になる。 疲れても、やることは減らない。休めない。 こんな日常を変えたい。でも変え方がわからない。 エネルギー不足って、どうしたらいいんだろう。最大の悩みだ。 けれど今週、眠れない夜に枕元の本を手にとって読んでいた。 そこにあった目から鱗の言葉。 そうか、と納得づくだ。本は飾ってお

        • 2024-5-9

          毎朝、窓の向こうを眺めて「今日の空気はおいしそうだな」と感じると窓を開け、風を匂う。 今朝はひんやり、最高においしかった。 冬ほど鼻に痛くなく、夏ほど緩んでいない今朝の空気。 空は鉛色で重たそう。 雨を含んだ土、木や草の根っこの匂いが街に充満していて、昨日はあんなに人の世界だったのにどうしたの?と問いかけたくなるくらい、夜のうちに野生の匂いが溜まっている。 「おいしい」と感じる空気は、記憶の中の空気。 子供の頃の記憶を探ると、雨や曇りの日が出てきます。 傘でアスファル

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        記事

          別れた恋人への心情、エドとASKAの比較を添えて。

          最近、世間から周回遅れでエド・シーランさんを聴き始めています。 私は根が暗いのでアッパーな曲をあまり求めないのですが、Apple MusicのToday'sなんちゃらはやたらとアッパー曲ばかりを薦めてくるため、アコースティック、もしくはカントリージャンルをうろうろしており、いまいち突き刺さる曲に出会えなかったのですが。ようやく巡り巡って、エド・シーランさんに到着しましたよ。彼の音楽は耳を通過し、ズドーンと胸に飛び込んできました。こういう感覚、あれこれ聴いてるとたまにやってきて

          別れた恋人への心情、エドとASKAの比較を添えて。

          気の弱い私がよく眠れるようになったわけ。

          私は非常に気が弱い。 体当たり系の「本番」においてはなぜか堂々としてしまうタイプなので、まさかあなたが気が弱い?と思われがちなのだが、私の内面はまるでイトミミズのように心細いのだ。 人生において「本番」はたまにしか訪れず、その他は淡々とした日常なのだから、私はほとんどをイトミミズで過ごしていると言っても過言ではない。 そんな私が昨年、一つ崩れたら全て台無しなジェンガのような状態で、海外から役者さんに来ていただき日本のあちこちで演劇ツアーを行った。 …と書いてみた。 ほら、

          気の弱い私がよく眠れるようになったわけ。

          闘う君の唄を、闘わない奴等が笑うだろう

          ここ数日、ASKAバンドのバンマス澤近泰輔さんが一緒に活動されている宇海さんの「ファイト!」を聴き続けてます。 澤近さんのメモリアルなコンサートで昨年、宇海さんのこの曲の歌唱を聴き、とても胸に残りました。 宇海さん、同じステージで「Time to say goodby」も歌ってらっしゃいましたが、クラシカルな歌唱もとても美しい上に中島みゆきさんの曲も歌いこなす、本当に才能に満ち溢れたシンガーだと感じています。 「ファイト!」の歌詞って、すごいですよね。 日本語として、身体

          闘う君の唄を、闘わない奴等が笑うだろう

          別アカウントでインタビュー記事を書きました! https://note.com/talanton/n/n5e1df339d6c8

          別アカウントでインタビュー記事を書きました! https://note.com/talanton/n/n5e1df339d6c8

          『荒野のメガロポリス』が美しい組曲であることを語りたい。

          夕闇に入っていく時間帯が好きだ。 それまで色に満ちていた街が、街灯の光と、それ以外の闇とに分かれていく。 カラフルで多様な色に溢れた街が、光に照らされた部分と、闇の部分という単一の色調に沈んでいく。 「光がなければ多様な色などない」 こんな当たり前なことに気づく。 多様であることに疲れた一日の終わりに、闇は優しい。 だから私は夕闇の時間帯が好きなのだが、しかし、こうも思う。 朝には闇が消え、また光に溢れた一日が始まるからこそ、私たちは闇がやってくることを受け入れられるのだろ

          『荒野のメガロポリス』が美しい組曲であることを語りたい。

          激レアな仕事の一端をご紹介。

          ひどい熱が出てしまいまして、先週半ばからセーブモードで過ごしています。 生来怠け者なので、このままずっとセーブモードで生きていけたら嬉しいのにな、なんて考えたり。 でもまあスタートアップに暇なし、なので、動き回って何かしらやっています(家の中で)。 私の仕事は一年のうち、8割はほぼ家の中で完結します。 商工会議所の中小企業相談に問い合わせても「そんな仕事についてはよく知らない」と濁されてしまう、激レアな仕事。 それが、「海外から英語教育に特化した劇団を呼んで日本の学校を回

          激レアな仕事の一端をご紹介。

          余らせる。

          今年の自分のテーマとなる漢字一字を何にしようかと考えて、「余」とした一月の初め。 色んなものを余らせたい。特に時間と人柄に余裕や余白を持ちたい。 なんて考えて一ヶ月経ったが、結局全然余ってない。 毎日パツパツになりながら暮らしている。 先日、甥っ子の誕生日プレゼントを買いに娘とお店へ出向いた。 夫婦とも時間のない我が家はブラブラと買い物をすることがなく、目的のものをあらかじめリストアップして、つむじ風のようにお店を回る。 ブラブラするからこそ手に入るようなものが足りなく

          余らせる。

          改めて、noteを大事にしたい。

          今年はちゃんとnoteを使っていきたいと思いつつ、時間を作れずに(作らずに)もう1月も下旬です。 年始から、何かを口にしたい時には、Xよりもインスタに載せてみることにしています。 文字コミュニケーションより写真の方が体温が伝わりますね。 人の体温も感じるし。 気が楽です。 さて昨日、仕事のリサーチで高校生のスピーチコンテストの記事を読む機会があり。 noteってスピーチに似てるなと思ったので、そういう話を。 ここ最近の風潮として、パッと思ったことをちょっと書くのにえらく

          改めて、noteを大事にしたい。

          大好きな作家についてしつこく考えていること。

          久しぶりに自分のこの記事を読み返していた。 この記事の内容について、書いたのちも度々思い出し、考え込むことが数年も続いている。 この記事には、ASKAご本人からもう一つのヒントが付け加えられたのだ。 これを読んで書いてくださった彼のブログだ。 この中には私の取り上げた『THE WINDY』『PRIDE』の他に、『君の好きだった歌』『Brother Sun and Sister Moon』(フランコ・ゼフィレッリ、1972年)という映画作品名が挙げられている。 「Bro

          大好きな作家についてしつこく考えていること。

          仕事アカウントの方で、英語劇に関するインタビュー記事を書きました。今年から演劇ツアーの仕事に取り組んでいますが、この面白さが存分に詰まってます。ぜひ覗いてみてください! https://note.com/talanton/n/n869bf6d861d7?sub_rt=share_pw

          仕事アカウントの方で、英語劇に関するインタビュー記事を書きました。今年から演劇ツアーの仕事に取り組んでいますが、この面白さが存分に詰まってます。ぜひ覗いてみてください! https://note.com/talanton/n/n869bf6d861d7?sub_rt=share_pw

          経験値ゼロの私がヨーロッパから役者を呼び、英語劇のツアーを回っている話。

          今、オーストリアからAlessandro Visentin(アレッサンドロ・ヴィセンティン)という一人の役者が来ている。 3週間の小さなツアーを日本で回るために。 彼が遠く日本へと運んできたものは、「英語劇」だ。 ただ英語で演じるだけの劇ではない。 中学生から大学生までの観客たちに、英語のレベルに合わせて即興で言い回しを変えながら、たっぷり英語に浸る90分間を提供する。それが英語教育劇と言われるものだ。 ヨーロッパでは、教育に演劇を活用する動きが盛んである。演劇は体の動き

          経験値ゼロの私がヨーロッパから役者を呼び、英語劇のツアーを回っている話。

          西野名菜のミュージカル『DREAM AGAIN』を観て、純粋が最後に勝つ世界になって欲しいと願った。

          昨日、ボーカリストでダンサーの西野名菜さんが出演するミュージカル『DREAM AGAIN』を観てきました。 ドリームアゲイン、夢をふたたび。 どんな夢をふたたびなのかと言うと、「一度芸能の道で挫折した人たちの夢」なのですね。 名菜さんには昨年stand.fm上でインタビューをさせていただき(その時に書いた記事はこちら)、そこで苦しかった時代のことも少し伺っていたので、これは現実とリンクしたリアルな話かな…と想像しながら観に行きました。 名菜さんは、極上の歌声を聴かせてく

          西野名菜のミュージカル『DREAM AGAIN』を観て、純粋が最後に勝つ世界になって欲しいと願った。