Daisuke Imai

“湖畔吟歌”式武六弦

Daisuke Imai

“湖畔吟歌”式武六弦

マガジン

  • 湖畔吟 弍

    ニ○ニ四年

  • 夢の中。

    現実と夢を行き来する毎日 顔を知らない親友が夢の中 二人の交流で 決まっていた未来が徐々に変わり始める

  • 失敗の再現性。

    「成功」は再現性低く「失敗」は再現性が高い。失敗しまくった経験からくる成功の為ではなく失敗しない為のマニュアル。店舗ビジネス版。

  • 随感随筆

  • 随感随筆

最近の記事

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文章を書くという事①

たまに文書についてお褒め頂く事がある。大変ありがたい限りだ。 しかしながら文章の書き方について学んだ事があるかと言えば、全くない。なんなら勉強が苦手だった為に学校の成績も平均点以下。基本的な文法も頭に入っていない。 じゃあ何が文章に影響しているのかな?と考えた。すると何点か思い当たる事があったので今回は誰の役に立つかも分からないが自分の文章作成について意識的に行なっている事を何回かに分けて書いてみる事にした。 とその前に結論を先に。 「自分の特徴を活かす」これに限る。

    • 「智」

      “自然から離れれば心が頑なになる” アメリカインディアン ラコタ族の格言 現代で様々「問題」とされる事の多くはこれで説明できる様な気がする。 ・ インディアンではなくネイティブアメリカンと言った方が伝わる人もあるかもしれない。 インディアンという呼称はコロンブスが航海中にアメリカ大陸とインドを勘違いした所から始まった名前だけど、今回の話の本筋ではないのでここまで。 人が住むにはあまりに厳しい広大な「自然」の中で暮らしたインディアンには“自然への敬意”が中心にあると思う

      • 「粋」

        菓子は滅多に食べないのだけど 小腹が空き探してみたら賞味期限が切れた駄菓子が同銘柄の味違い3種出てきた。 自分は賞味期限が大変いい加減なものだと思っており自分の味覚と嗅覚を信じているゆえ躊躇なく食った。 不思議なもんでふと食べた菓子にも発見はある。 中でも一つだけ「味が少し濃く」作られていて、これにハッとした。 リピートするお店、何度でも食べる商品、ふと思い出す味。 そういうのは食だけではなく何事でも大切だと思う。 記憶に引っかかる尖りのある味。駄菓子としての「役割」

        • 「客」

          “どんな人も皆 懸命に生きている 自分からすれば些細と思うことであっても 当人にとっては大変な事である” ・ 「カスハラ」 カスタマーハラスメント お客からの無理な要求や 理不尽な態度の事を言う なんでもハラスメントにするのはおかしいという論調があり自分も全くその通りだと思うのだけど「じゃあどうしてそういう社会になったのか?」という事に焦点を合わせる事も、また無い。 問題の根っこを捉えようとしないので本質的な解決もないと思う。 もしくはどこか思い当たる節があり、そ

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        文章を書くという事①

        マガジン

        • 湖畔吟 弍
          15本
        • 夢の中。
          7本
        • 失敗の再現性。
          33本
        • 随感随筆
          1本
        • 随感随筆
          6本
        • インドの思い出
          1本

        記事

          「本」

          最近、古い本を読む 古いと言っても5年前とか10年前とか というのも最近に発売される本に面白く感じるものがどうも見当たらなく それならばと昔に遡ってみることにした 5年10年は割と最近に感じるのだけど それでも面白いと感じるのは“答え合わせ”ができる事にある どんなジャンルであっても未来に関する事が 想像でも分析でも希望でも失望でも 何かしら書いてある事が多い やはり人は未来に向かって生きている事がよくわかる つまり未来からの視点で読むことができるので 「未来はこう

          「家」

          いつだったか味覚に関する本を読んで「家庭料理が最高の料理」そう書いてあった。誰の本だったのかは忘れた。 しかしこれは非常に当たり前の事で、誰しも経験がある。仲間と飲む酒は旨いし、懐かしい味は落ち着くし、好きな人が作った料理は美味しいだろう。 味とは味覚だけではない。だから器に拘ったり、雰囲気に拘ったり、見せ方に拘ったりもする、普通のこと。 逆に言えば、いくら技術が優れた美味なる料理であっても不愉快な事があれば美味しいとは感じない。そもそも食欲が無くなる。 料理そのもの

          「壊」

          物議を醸しているAppleのCM Crush! | iPad Pro | Apple 第一に感じたのはカルチャーの変化だ。一言でいえば「反体制側」だった組織が「体制側」になってしまった、その象徴だと感じた。ジョブズだったら果たしてこの表現をしたか?と考えれば確実にしなかったと思う。 こんなにダサくて人の心を奮い立たせないCMなんて創るワケがない。 いやいや既存のモノを壊して新しいモノを創造する事を表現しているじゃないか!何も変わっていないぞ!そういう人もあるだろうけど

          「金」

          「値段を上げてお客が来ないように周辺相場の2倍にしたんだ」 そう80歳の爺さんは言った。しかしこの値上げの直後コロナ騒ぎが起き、全国の飲食店はその犠牲となってしまう。 約3年が経過しコロナ騒ぎ収まり、じゃあこのお店は実際はどうなったかといえば「値上げのおかげで生き残った」のだそう。 加えて飲食店から嫌われがちな「食べログ」のおかげで店を見つけてもらい全国からお客さんが来て、これにも救われたのだという。 時には海外からも来てもらえたから店内がキャリーバッグで一杯になるこ

          「場」

          「お金を頂かない部分を大切にする」 自分はジャンル問わず“お店”が好き。どんなジャンルの店であってもその場所に入ると感覚と言語化の2つを使って観察分析する。別に理由なんてない。それが面白いからやっている。 すると自分の中で色々法則とか共通点とか勝手に出来てくる。その中の一つで「ダメにならない店の法則」が冒頭の部分。 ある本を読んでいて書いてあったのだけど、一切の無駄がなく綺麗に表現された言葉だったので使わせてもらった。同意義の言葉に「細部に神宿る」がある。それをもっと肌

          「笑」

          SNSを流し見していると音楽のPV(ショートムービー)が合間合間に出てくるのだけど、それで気がついたことがあった。 最近のPVは歌詞が効果的に映し出されるものが多い様に感じる。音楽は世代や時代が映し出される鏡だと自分は思っているので、この現象にも何かが投影されているのだろうと考えた。 それで思い出したのが20年前、大学時代の部活の後輩の事だった。 彼は群を抜く個性派で普段の立ち振る舞いがもはや芸人だった。大人数が行き交う場所であっても躊躇なく突飛なアクションをするからい

          「聞」

          X(旧Twitter)ではよく「文章が読めない」と言われている光景がある。 丁寧に言うと「文字は読めるけど内容が理解出来ていない」という事になると思う。 文章を読むという行為を「分解」すると 読む 理解 解釈 に分けられると思う。 文章を「読んで」 なにを意味しているか「理解」し それを自分のフィルターを通し「解釈」して アウトプットに繋げる すると「2.理解」にボトルネックがあるという事がわかる。 理解を間違えるから「3.解釈」アウトプットがもっとズレてし

          「声」

          「言語化」についてたまにお褒め頂く事があるけど、別に何しているわけでもなく「本を読む習慣が20年ある」ただそれだけだったりする。 読書自体が凄いと思われる事あるけど、全然そんな事なくて誰でも出来る。読書がえらいとかべんきょうとか思うと厳しいけどエンタメだと思えば良い。音楽聴くのと同じ。 読書を習慣化するコツは、読むジャンルは何でもOKで、読書が楽しめて、継続できて、習慣になって、当たり前になること。 音楽聴く、ゲームやる、テレビ自然につけちゃう、と同じ。まぁ自分はテレビ

          「核」

          映画「オッペン・ハイマー」を公開初日に観た。 米国では昨年7月に公開されているので被爆国日本での放映には色んな壁があった事は想像に難くない。 結論から言えば「観て本当に良かった」と思う。 唯一無二、誰にも真似できない傑作だと思った。個人的には映画史に残る、また、残るべき映画だと思っている。 それは 人類に重要な“問い”を残す映画だから。 映画は無論エンターテイメントなので、そこには大衆にうける為の「分かりやすさ」という要素が欠かせない。これは感情移入させる定石の「

          「願」

          一年前は三月二十六日 親友の命日に死んだ場所で手を合わせた スッと胸が軽くなったような 少しスッキリした様な気持ちになった この場所であいつは最後 何を思っていたんだろうとか 雨の中で考えた けどなんとなく分かる気もした 「安らかにお眠りくだい」 そう言ってくるの忘れた どうやら心の中にはいるから これからも一緒に生きていくつもりでいるらしい とりあえずそれでいいかと思う

          「毒」

          「言葉」が好きという事を、いつだか書いた気がする。だから好きな言葉や刺さった言葉は日々メモしたりしてる。 そして昨日、そのメモが1つ出てきた。正確にメモしたのかは不明。所々不鮮明な気がする箇所は意味が通る様に修正した。 戦前と戦後の間もない頃 日本語の美しさ、品、毒に感服した 多くを語らず、人の心にしみ込んでくる歌 どんな古い歌にも 愛される歌には必ず美しいヒストリーがある アレンジ、音質、ファッション等は 時代と共に変化するが 名曲は時代を超える 自分の変化と共に “古

          「雨」

          一年前の今日も丸一日雨だった。 その日の事はよく覚えていて、風は強く桜は満開だったから散らないか心配していた。花見を控えていたからだ。出来事の殆どは身から出た錆だと思っているが錆では済まない事もある。 それが脳裏にあるのか眠りが浅く何度も目覚めてしまった。何か嫌な夢を見ていた気がするのは起きる度に全身が熱かったから。汗は出ていなかった。 睡眠というのは未だによく分かっていないらしい。しかし脳を休ませる機能があると言う事は分かっているのだとか。 そうだとすれば 覚醒中=