みくばんP

らじみくの中の人業。老人会系ボカロP。人懐っこいクソコラ師。 名古屋国のラジオ局で日夜…

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らじみくの中の人業。老人会系ボカロP。人懐っこいクソコラ師。 名古屋国のラジオ局で日夜炭を焼きながら、雑感を発作的に書きます。 得意な楽器はテルミン(2024年2月現在)。 なお投稿については半官半民。都合の良い方で書いています。いちいち考えるな。

マガジン

  • ラジオのハナシ

    たまに本業についても書き散らします。

  • シンセサイザー界隈

    シンセサイザーだったりグルーヴボックスだったりレビューだったり考察だったり

  • らじみく界隈

    担当番組『RADIO MIKU』界隈のハナシを書いてる好事家向けマガジン

  • 霊感雑感第六感

  • イラスト描いてみた

    2021年以降、音楽よりもクソコラよりもイラストを描くことが増えてきました。 主に『RADIO MIKU』(らじみく)の番組バナー向けですが、なんとなくバリエーションが増えてきたので、過去エントリーをまとめてマガジンにしてみました。

最近の記事

なんとなくあるラジオ局の2010年代を振り返る(前編)

前置き まあぶっちゃけ職場のハナシなんですけどね。 別に機密を明かすわけでも暴露するわけでもないので期待すんなよ。 つまりは、すでに世に出たもの、やってみたことに理屈をこねまくり、ストーリーにしてみたという私観であります。 拙者を知る人には、現在の立ち位置を察してもらえるかもしれませんし、預言者1級の国際資格をお持ちの方なら、我が陣営の行く末も予測できると思いますので、ぜひお試しください。 前提 そもそも自分の職場に絞って具体的に書くのは、ラジオ局を編成面で語る際、

    • Rolandの”606Day”に思うことなど

      まあ最初に結論を書いちまうと、「Rolandさんは実に罪深いな」と思ったわけですよ。 4年前のことですが、AIRAブランドでTR-6S、Roland BoutiqueのTR-06、ソフトウェアTR-606が同時発売。 これがまあ、とんでもない罪深さなわけですよ。 そもそもどいつもこいつも「T」と「R」と「6」が被ったわけですが、これはTR-606というリズムマシンを連想させるネーミングなわけです。 この606のボディは、高値で取引されていたベースマシンTB-303に似て

      • 【リンク集】Rolandリズムマシンエピソード(6/5追記)

        RolandのTR-6Sにすっかりのめり込んでおります。 ステッププレイやらフィルインやらランダムパターンやらサブステップやらと、パターン再生だけでもかなり自由に遊べているのですが、やはりACBによるビンテージ機音源は、改めて素晴らしいなと思います。 前回書いたように、これまでTR/CRシリーズにはさほど愛のなかった拙者。 例えば808のクラップやカウベルは90年代に使われ過ぎて(おそらくサンプル)、JB「SEX MACHINE」のリフみたいな、サンプルネタ程度の認識だ

        • 大遅刻!やっとRoland TRシリーズの良さを知るの巻。

          もはやRoland箱推しとも言っていいアタクシですが、ひとつどうしても乗れないものがありました。 それが同社のリズムマシンであるTRシリーズです。 元祖TR-808(の試作品)がYMOの武道館ライブ(1980年末)や、超名作アルバム『BGM』『テクノデリック』(ともに1981年)に使用されたことは知ってましたし、後継機のTR-909が細野晴臣さんの、これまた超傑作アルバム『S-F-X』(1984年)で大活躍しているのも、リアタイで存じ上げております。 そして80年代半ば、

        なんとなくあるラジオ局の2010年代を振り返る(前編)

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        記事

          奇跡の2021年

          もう5月も半ばとなりましたんで、文字通り誠に遅ればせながら、担当番組『RADIO MIKU』がなんとか改編を乗り越えましたことを、謹みに謹みを重ねて報告いたします。 自慢じゃありませんが、非主流プロデューサーのわりに、立ち上げた番組はそれなりに長命で、日曜の朝ワイドは現在13年目に入り、また名古屋おもてなし武将隊の番組もなんだかんだで8年続きました。 デビュー作となった『電磁マシマシ』は3年で終わりましたが、その遺伝子は現在の『RADIO MIKU』へ濃厚に移植されており

          奇跡の2021年

          他人のハナシを聞く副作用

          管理職になってまもなく2年となりますが、この間に最も大きく増えたのが、「他人の話を聞くこと」です。 部下のハナシはもちろん、会議では他部署のハナシを聞いたり、よその会社のハナシを聞いたりするわけです。 単に報告を聞くだけなら「よきにはからえ」と言っておけばラクチンなわけですが、時には部下の身の上相談、管理職の会議なら「何かアイディア出せ」的なブレストもあるし、ひそひそと「ここだけのハナシ」もあるわけですから、とりあえず右から左で済まないことも多いのです。 氷土のように凍

          他人のハナシを聞く副作用

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          2024年春の作品

          2024年春の作品

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          3年連続でネッコさん加入

          春ですなあ。 繁殖期ですかなあ。 どういうわけか、2022年から毎年、ゴールデンウィーク前後に庭で鳴いている仔ネコを保護しております。 僕の寝室の外にあるエアコン室外機あたりでピーピー鳴いていて、親が引き取りに来るかもと思って数時間放置したものの、いつまでも鳴き止まないのでリビングから出てピックアップするんですが、このプロセスも3年連続のルーティンとなってしまいました。 初回は2022年5月9日に三毛(カヤ)、その次は2023年5月3日に白(ユキ)、そして今年は4月23

          3年連続でネッコさん加入

          制作のモチベが上がった楽曲(個人の感想です)

          もうかれこれ40年以上シンセサイザーを弄りながら、誰の役に立ってるのかわからないまま楽曲を作り続けていますが、さすがにそれだけの期間、毎日のように楽器やDAWに向かい合っていたわけじゃありません。 時には恋愛、時にはゴジラ、その他に関心事があればシンセに埃が積もる時期もありました。 それでも音楽の摂取を欠かした日はほとんどなく、再び音楽制作へ駆り立ててくれる楽曲やアルバムもありました。 今回はそんなトラックを紹介します。 Hard Normal Daddy(1997)/

          制作のモチベが上がった楽曲(個人の感想です)

          【ラジオ】プロデューサーとディレクター

          ラジオ番組はテレビに比べると少数で作ることができるとは言え、個人でもできる配信に比べれば、最低限の分業体制は出来ています。 パーソナリティ(局によってナビゲーター、MC、DJだの呼び名が変わります)がひとりという前提で、スタジオにいる人を挙げておきます。 スタジオ(ブース内) ❶パーソナリティ …リスナーに向けて喋る人。他人を傷つける発言をしてはいけない人。 ❷作家 …キー局の番組では必須とされる役割。番組内容を考えたり、パーソナリティにアドバイスしたりする。「作家」

          【ラジオ】プロデューサーとディレクター

          「初音ミク花火」行ってきた

          昨日(4/26)横浜市山下埠頭で開催されたイベント「初音ミク Happy 16th Birthday 『Music & Fire Works』- Time Capsule -」へ行ってきました。 このイベントはタイトル通り、2007年8月31日に発売されたバーチャルシンガー『初音ミク』の16周年を記念した、花火とドローンアートによる野外イベントです。 そもそもなぜ「16周年」が記念なのかというと、初音ミクの数少ないキャラクター設定が「16歳」で、ようやく実年齢に合致したか

          「初音ミク花火」行ってきた

          ダギャー概論

          2022年の11月、夢で清水藍が登場したんですが、その様子は決してロマンチックなものではなく、どちらかと言えば「悪夢」の類でした。 その姿もリアルプロポーションではなく、まるでミクダヨーさんのようないでたちだったのです。 ガバッと起きた僕は、iPadのメモに描き起こし、それを基に着色しました。 これが「ダギャー」の成立です。 これを描いた時、正直面白いのかどうか判断に迷ったんですが、数日かけて100いいねが付いたので「ああ、それなりに面白いのか」とようやくわかったので

          ダギャー概論

          Roland SYSTEM-1のハナシ

          2014年3月、RolandのAIRAシリーズが発表されました。 もう10年経つんだなあ。 当時の状況としては、日本3大メーカーの一角KORGが、5千円程度で買えるモノフォニック・アナログシンセmonotron(2010年)を皮切りに、リズム音源+シーケンサー搭載のアナログ・グルーヴボックスmonotribe(2011年)を発表、さらにMS-20をミニサイズで完全復刻させ(2013年)、話題を独占していました。 さらにソフトウェアシンセで知られていたArturiaがアナロ

          Roland SYSTEM-1のハナシ

          また歳をとったけど。

          4月20日、55歳になりました。 厨房の頃は55歳なんて相当な爺さんというイメージでしたけど、なんか皮膚は弱くなってじんましんなのかミミズ腫れして痒いし、立ってると腿が痛いから電車乗るとすぐに空席を探すし、白髪を抜いてたら毛髪そのものが薄くなって禿しく後悔するし、あんかけスパゲティの1.5倍は胃にもたれるし、レストランバイキングも3皿目はキツいしついついカレーライスなんか食べちゃうと2皿でもなかなか厳しいんだけどどうしてバイキングにカレーがあるとついつい食べちゃうのか不思議

          また歳をとったけど。

          アクション作詞術

          「術」とは書いたものの、「オレの脳には手術が必要だ」みたいな内容なので、別に「上達の極意」とか「マル得情報」ではありません。 学生の頃、曲を作って売るバイトで小銭を稼いでたんですけど、自分で作りたい曲を量産するわけではなく、「いかに作れるジャンルを増やせるか」を自ら確認する作業でもありました。 そのうち舞台音楽も3つほどやらせてもらったんですが、具体的に「ギリシャ音楽っぽく」「ミュージカルみたいに」とオーダーを受けるようになりました。 資料としてCDを買い込んで聴きまく

          アクション作詞術

          一部記事有料化の理由

          最近一部記事を有料化しております。 これ、別にお金に困ってるわけではなくて、いやもっとお金は欲しいんだけど、そういう狙いではありません。 有料化した記事は、僕のXアカウントで告知をポストしており、これをリポストすることで、全文無料でお読みいただけます。 なんと優しいんだオレは。 有料化した理由を書いておきます。 ちょっと前から「スキ」された直後に、その人がした「スキ」をチェックすると、僕の記事が10番目、20番目にあったりすることが増えました。 明確に「あ、こいつ読

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