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韓ドラアドベントカレンダー 25

いよいよ25日、クリスマスです。

クリスマスの朝といえば子供の頃は、枕元にプレゼントが置いてあるかどうか気になって早朝(というよりほぼまだ夜明け前)に目覚めてしまったり、外国の映画では起きてきてリビングの大きなツリーの下に並べられたプレゼントの包みに驚いたり、そんな、目覚めて一変した世界にびっくりするようなドラマといえば

シークレットガーデン

シークレットガーデンは当時ものすごいことになってました。私はちょうどその頃新大久保の韓国語学校に通っていたのですが、韓国人の先生が毎回「シークレットガーデン見てますか? ヒョンビン見ましたか?」と授業の前半はその話で持ちきりで、しまった、授業を忘れてました、ということがよくあったのを思い出します。

シガ廃人という言葉もよく使われて、終わった後にはヒョンビン自身が入隊したこともありロスがすごすぎてさまよった思いがふわふわと浮いていたような感じがありました。

ヒョンビンは今年「愛の不時着」でまたすごいことになりましたが、クオリティは15年前とはいえ、半分近い視聴率、それまでの韓国ドラマを継承しつつ新しい世界を開いた「私の名前はキムサムスン」、「シークレットガーデン」と記念碑的なドラマにヒョンビンあり、なのが改めてすごいと思います。

ヒョンビンとハジウォンの入れ替わりものとして有名な作品ですが、何度も観ていると、それよりも心に傷を負い、過去の記憶を封印した財閥の御曹司と、厳しい現実にも亡くなった父の愛を抱きつつ必死に生きていこうとする女性が、正反対の相手と惹かれ合い、受け入れ、相手のために自らを捧げようとする、O・ヘンリーの「賢者の贈り物」のような物語だなあと思い、やっぱりアドベントカレンダーの最後にぴったりのような気がします。





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