新型コロナとワクチンに関するちぐはぐな状況について(整理用)②

※注意
この記事はただの整理用(たたき台レベル)です。何かの結論でもなければ何かの証明でもありません。単なる今までの流れの雑記です。

1.各年齢別のワクチン接種率は?
残念ながら私の情報収集能力では65歳以上/64歳以下で区別された接種率までしか確認を取ることができませんでした。本来なら0~64歳の各階級で全く違う状況となるため10歳未満・10代・20代・・・60~64歳という区分で各階級のワクチン接種率を厚労省のオープンデータで公表して欲しいのですが確認できませんでした。

2.それで何が分かるのか?
最近ニュースで「感染者の88%はワクチン未接種」というのを見ました。

コロナ6

このときに多くの人が「ワクチンを打ってない人が感染してるんだ」と思ってしまうのではないでしょうか。しかし、以下の2つの文章は意味が全く異なります。

①「ワクチンを打っていない人が多く感染している」
②「感染した人の中でワクチンを打っていない人が多かった」
※注:便宜上ニュースの言葉遣いに合わせていますが、正しくは陽性者(陽性者数)です。

まず①のように受け取った人は次の段階に進むことがないのでここで結論となります。
②の場合はどうでしょうか?
あくまでも「感染者の(内)88%」という情報ですので、一応「感染者」というグループの中でという認識はできていることになります。
そしてこの②については掘り下げることができます。
※ちなみに①の結論は間違いです。

3.「若者」のワクチン接種率が低いのであれば・・・
ここからが重要です。

仮に200人の村があったとします。
その村には若者(0~49歳)が100人います。
その若者100人のワクチン接種率は1%だったと仮定します。
つまり99人の未接種者と1人の接種者が存在しています。

以上の点を踏まえて、もし「若者全員が感染(陽性)者になったら」どうでしょうか?
もうお気づきかと思います。
この場合、感染した若者のうち「ワクチン未接種者の割合は99%」となるのです。そもそも元から未接種率の高いグループを対象にしても、その感染(陽性)者グループの未接種率が高くなるのは当然のことです。逆にワクチン接種率100%のグループから1人でも感染(陽性)者が出たら「ワクチン接種済みの割合は100%」となりますね。
そのときに「ワクチン接種した人は100%感染するんだ~」と結論付けるのですか?
そんな結論は間違っていますね。

だから私は各年齢別のワクチン接種率を知りたいのです。
よって「64歳以下の接種率」などという曖昧なデータではなく、各年齢別のワクチン接種率が非常に重要なのです。もし意図的に公表しないのであれば悪質です。上記のようなカラクリに気づかれると困るからと勘繰られても仕方がありませんね。
そしてもうひとつ重大な点があります。
それは「12歳未満の子供はワクチン未接種率が100%」ということです。
もし若者の未接種率を出す際に12歳未満の子供の感染(陽性)者数を計上しているのであれば、あまりにも悪質な偏向報道です。未接種率が上がるに決まっていますからね。

4.CT値とカットオフ値はいくらなのか?
陽性になるかどうかは厳密に言えば新型コロナウイルスが存在するかどうかではなく、PCR検査の基準をどれだけ厳しくするかに左右されます。
そこで問題となるのがCT値やカットオフ値です。これについて詳しく説明するのは省略しますが、このCT/カットオフ値が今現在どの設定でPCR検査が行われているかということです。
CT値は高くすれば高くするほど陽性率が上がります。
カットオフ値は水準を下げれば下げるほど陽性率が上がります。
よってCT/カットオフ値に変化があれば感染(陽性)者数も変わってきます。厳密な言葉を使うと、CT/カットオフ値の設定によって「感染者は増えていないけど、陽性者は増やすことができる」ようになります。

このように書くとやってはいけないことのように捉えられてしまうかも知れませんが、CT値を高く設定したりすること自体に私は反対する者ではありません。徹底的に新型コロナウイルスを抑え込もうとする過程でCT値を高く設定して感染拡大防止に役立てようと考えること自体はまともなこととも言えます。
ウィズコロナかゼロコロナかというという問題が出てきますが、私はウィズコロナに近い考えです。ゼロを目指すのは不可能と考えています。

5.問題は厚労省がその理解を促進していないことです。
「新型コロナについて正しい知識を」と呼びかける割には欲しいデータやPCR検査(CT値など)の解説はありません。色々とデマや憶測が生まれる背景には公式発表のオープンデータに欲しい情報が無いことも一因があると思います。
他のウイルスの動向なども知りたいのですが、とにかく比較対照を知りたいのにそのデータがなかなか手に入りません。
コロナ禍以前の風邪の患者数は?重症化(肺炎など)の数は?死亡者数は?
インフルエンザについては2016年JNNのニュースで「一週間で200万人が感染」と報道していました。これは比較対照として有効ですね。一週間で200万人ですよ。

それと陽性者の国籍もです。
国内新型コロナ発見の地・奈良で試しに外国人観光客数のことを調べてみたところ、2019年までしか詳細に載っていません。2019年10月までは外国人観光客が増加していると、大きく宣伝していますが、それ以降についてはデータがありません。こんなことをするから、外国人の陽性者が多いのではないかと勘繰られてしまうのですよ。

6.新型コロナに起因する症状であるとどうやって認定しているのか
これは単なる疑問なのですが、PCR検査をすれば色々なウイルスの反応があるはずです。
その中でどうやって新型コロナが現在の症状を引き起こしていると断定できるのでしょうか?インフルエンザもそうですが、まずインフルエンザの症状が定義されて、検査を行った結果インフルエンザウイルスが発見されたら「インフルエンザ」と認定される流れなのだと思いますが、新型コロナウイルスについては定義がよくわかりません。
報道されている内容(五感が鈍る・重症化する・咳が止まらない・後遺症が残る)も他のウイルスでも持っている症状です。

問題はこれらの症状が以前からどれくらいの割合で起きていたのかということです。よく「風邪をこじらせて」という言葉を使いますが、従来から存在する風邪だって重症化すれば命の危険があります。私の近所にはただの風邪だったものが重症化して下半身不随となった方がいらっしゃいますし、私自身もただの風邪から髄膜炎になりかけて死にそうになったこともあります。また、春にただの風邪を引いたときも11月まで咳が続いたという経験もあります。これらの症状が出ている人が過去にどれくらいの割合でいたのかが分からない限り、新型コロナウイルスだけ重症者を取り上げて問題とするのは間違っています。そしてそのデータがなかなか手に入りません。これはお医者さんでないとわからないことなのかも知れませんが、できれば厚労省のオープンデータのTOPに置いて欲しいですね。医学のことはまったく素人の私では見つけることができませんでした。

7.従来のやり方と同じなのか違うのか
そこで続いて出てくる疑問なのですが、そもそも風邪やインフルエンザの認定方法と新型コロナの認定方法は同じなのか違うのかということが気になります。
以前に話題になりましたが例えば「なんらかの原因で症状が出ている場合、PCR検査を行って陽性だったらとりあえず新型コロナでカウントする」という認定方法だと他のウイルスが原因であっても新型コロナでカウントされてしまいます。前項目の内容と併せて、こういうことが知りたい人は多いのではないでしょうか。マスコミも毎日役に立たない情報ばかり流していないで、まずは数字とその読み方について専門家に話をしてもらうほうが国民にとっては有益だと思います。
とはいえ、つまりはそういうことで、国民にとって有益な情報ということはマスコミや政府にとっては不都合な事実でしょうから、マスコミに期待は持てませんね。

8.違うのであればそれはなぜか?
もし他のウイルスと新型コロナでは認定方法が違うというのであればそれはなぜでしょうか?仮に認定方法が違うのであれば合理的な説明が欲しいですね。一応、新型コロナウイルスが実在するという前提で話を進めるとして、「未知のウイルスだから国民には危機感を持ってもらうために陽性者数が多くなるような認定方法にしている」なんてことになれば余計なお世話ですよね。そもそも国民はそんなにバカではありません。
政府やマスコミがそんな姑息な小細工をしなくても本当に危ないウイルスなら肌身で感じ取ることはできます。連日テレビニュースでは陽性者数しか報道しなかったり、政治家は会食を行っていたり、このコロナ禍がどうも胡散臭いというかおかしいと常識的に感じる「人為的な何か」が見え隠れしているのです。

政治家という人種は自分が最優先です。自分さえ助かれば他人などどうなろうと本当に心の底からどうでもいいと考えている悪魔です。全員がそうではないですし、これは言い過ぎかも知れませんがあえて誇張するなら自己中の塊でしょう。逆に保身の天才でもありますので危険を察知する能力はずば抜けて高いです。
少しでも危険なことがあれば自分だけでも助かろうとします。
そんな政治家たちが会食を行い、国会議事堂には足を運んでいます。
もし本当に新型コロナウイルスが危険なものであればそんなことをするでしょうか?命の危険を冒してまで会食を行うと思いますか?
国会なんてすぐに中止になるでしょう(何もなくてもサボるんですから…)。


今回はちょっとした引っ掛かり、違和感、疑問点を中心に書いてみました。


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