卒業しても応援したい人、したくない人

私は大学生というカテゴリで過ごしているあらゆる人が好きだ。でもそのカテゴリから1歩離れ、社会人となった瞬間から選別をはじめてしまう。
性的な意味はありません。真面目なお話。

若い人は好きじゃない、学生が好き

 私は良く人に「学生好き」を公言している。↑にも書いたが、性的な意味合いは無い。全くのゼロといって過言じゃないです。
 もう少し若い頃、20代半ばの頃から学生とは関わってきているので、その当時は少なからずそういう感情があった事を否定はできません。年代が近かったですからね。

 でも今は意識してそうした目で見ないようにしています。無意識的にそうした事をしています!と言えれば格好いいけれど、そんなの、ハッキリ言って欺瞞です。20歳前後の異性を見れば、そりゃ可愛いと思う子がいないと言えば嘘になるわけで。そこに嘘をついて関わる方がよほど不誠実だと私は思う。だから『意識して』と書きました。

 まあこの話全部横道なわけですけども。

 とにかく学生好きを公言しているので、おかげさまで周囲の人には既に学生好きのきりゅさんで通ってきました。こういうのは公言し続けると周囲がほっとかなくなるので、好きなものや夢は大いに語りましょう

 ただ学生好き=若い人好きと思われがちなのは、有り難い反面少し違うなーって思うんです。

 どういう事かというと、私若い人は別に好きじゃないんですよ。社会に出て親しくさせていただいている人って、大抵が歳上の方々なんです。
 何故かって?甘えられるからです。

 若い子を無条件で応援するという人がたまにいますけど、私はそんな人間にはなれないなと常日頃思っています。
 強いて挙げれば、学生は無条件で応援できます。

体験談として、卒業後

 学生時代から親交があって、社会人になってからもその親交が続くケースは、少なからずあるんですよ。でもカテゴリから外れた彼ら彼女らを、私がどう扱うかには、結構バラつきがあるんです。

応援したくない人

・芯が無い人
 その方は、学生時代私の住む街がとても好きな子だった。社会人になったら必ずこの街で働くか暮らします!そう宣言し、暮らしも職場も見事私の住む街に決めた。
 しかし、就任一ヶ月もしない中で、早くも愚痴が聞こえてきました。

 「マジ職場がクソすぎて・・・俺、今別でインターンで受け入れてくれる所に顔だしてて。そっちの方が性に合うんですよね。」

 「えっ仕事しながらインターンしてるって事?物理的に無理じゃない?」

 「大丈夫です土日だけ行ってるんで。ぶっちゃけ本業の方は大分流し気味っすけどw」

 この愚痴を聞いた後も何度か愚痴を聞きましたし、周囲にも漏らしていた様子。正直言って、様々な人から聞いてもいないのに悪口が聞こえてくるレベルで本業の方の評判が悪くなっていました。

 そしてこの子は1年で職場を去ることとなりました。

 私は職を辞した事自体は別にどうでもいいんです。ただ、どちらにも腰掛けの状態で中途半端な仕事をしていました。

 それを社会や会社の責任と愚痴を吐き続ける様は、正直言って虫酸が走りました。
 正直1年でも遅すぎたぐらいなんです。それだけ文句があって別のやりたい事があるなら、すぐにでも辞めればよかった。
 何よりこの子には芯がない。

 私の住む街を愛して止まない。だから内側からこの街を変えるんだ!そう息巻いていた学生の彼は、社会人になってから理想と現実のギャップに苛まれる事になりました。
 そこまではいい。でも、じゃあ具体的に何をしてこの街を変えたいの?それがずっと見えてこなかったんですよね。

 この4月からフリーランスになって新潟市古町地区を盛り上げる事を目指すそうですが、正直、どこへ行っても具体性が無ければ地域なんて盛り上げられないんですよ。

「何かやりたいよね」っていって集まる人って、
結局何もできないし誰も巻き込めないんですよね。

私の嫌いな人がくれた大切な言葉

応援したい人

 ブレない

 応援したくない人の逆なのだから、当然こうなりますよね。その子はこの春から社会人と学生の二刀流をはじめる子です。
 この子と出会ったのは3年ほど前から。この間飲んできた学生くんもこの子です。

 そこで将来について色々聞かせてくれました。と、いっても彼もまた揺らぎの中にいました。

 だけど彼には、強い想いがありました。

 「母方の爺ちゃんが蕎麦畑やってて。あと2年で終いにするっていったんです。年齢も年齢だから分かるんですけど。けど子供のころ里帰りで遊びにいったあの風景が無くなるのは寂しくて。蕎麦も美味しいし。だから継ぐ事にしました。けど今すぐは爺ちゃんも俺も理由あって無理だから、2年間は自立して。その間に事業承継を進めていこうと思ってるんです。働きたく無いし農業もしたくないんで学生ニート続けたかったんですけど…年貢の収め時っす。」

 「俺子供の頃から料理が好きで。だからひとまず事業承継はするけど、蕎麦の栽培の方は正直こだわりなくて。究極人に任せるでいいかなって思ってます。でも蕎麦屋とか飲食には興味あるんです。俺はそっちで生きたい。その為の勉強をこの数年でやるんです。爺ちゃんも長くはないだろうし。」

 お爺さんが隠居されるという周囲の環境が変化する事を自身の好機と捉え、自分のやりたい事と上手くマッチさせる。

 私は3年前から彼を知っているけれど、彼はブレないんです。方法はコロコロ変わるんですよ。NPO立ち上げるとか、学生の内に起業するとか、言っては消え言っては消えを繰り返していました。

 だけど最終的な目標は、自分の好きを全うするなんです。

 私はこのブレなさが好き。単に、私の好みの話。


 将来的に応援したくない人が成功者となり、応援したい人が失敗したとしても、私は私の応援したいという気持ちを偽りたくないし、後悔もしない。

 そして散々書きましたが、私は学生というカテゴリを外れない限り、どんな人でも応援します。

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