いま、君に。
———————どうして君は、いなくなってしまったのだろうか。
あの時。
忘れもしないあの寒空の2月に出会って。
これからの期待と希望に満ちた時間を過ごしたというのに。
「また会おうね。」
「また今度ね。」
そう君は言った。
でも、桜が咲いても、若葉になっても、君は一向に、僕の前に姿を現さない。
もう君と過ごした日常が、毎日が、非日常のように思える。
いや、思い出せなくなってる。
先行きが見えないこんな世の中だけど、少しでも君の声が聞きたくて。
大歓声のなか君と再会する————
その約束は、今度こそ果たされるだろうか。
何を信じて生きていけばいいんだ。
こんな何が起きても不思議じゃない世界で。
僕は。
今また、君に。
恋をしている。
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