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note アクセシビリティ知見まとめ

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noteにある様々なアクセシビリティの知見をまとめていくマガジンです。その記事を見た人が、次のアクションに活かせると言う観点でピックアップしています。良い記事を選定してくれる運営… もっと読む
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記事一覧

代替テキストをChatGPT-4oと一緒に考える|webアクセシビリティ

こんにちは。YUIDEAでアートディレクターをしているTottiです。 webアクセシビリティに対応したサイト制作を行う中で、地味につまづく"代替テキスト"。 この身近で奥深い問題をAIと一緒に考えてみました。 そもそも代替テキストって何?代替テキストは、htmlで画像要素<img>に追加される属性の一つ(alt属性)で、画像が読み込まれない場合や、ユーザーがスクリーンリーダーを使用している場合などに、代替テキストが画像の代わりに表示されたり読み上げられたりします。 そ

Webアクセシビリティことはじめ【おすすめ資料5選】

こんにちは!株式会社Rabeeのデザイナーのakaneです🐏 今回は、Webアクセシビリティの初心者が基礎を学ぶときに助かった資料を紹介します。各資料に対する説明も掲載しているので、どうぞ最後までお楽しみください🌏 ※冒頭、Webアクセシビリティに関する前提知識の紹介が長くなっています。本編を読みたい方は「資料①|ざっくり知ろう」からご覧ください。 はじめにまずは、Webアクセシビリティに関する基礎知識の整理からスタートします。最近よく耳にする「合理的配慮」のことも振り

アクセシビリティの祭典「10年後のアクセシビリティを考える」の対談前メモ

本日5/18に開催される「アクセシビリティの祭典」で、「10年後のアクセシビリティを考える」という対談を実施します。で、対談のための頭の整理として書いたメモをアクセシブルな形で出しておきたいので、いったんnoteに貼っておきます。 追記: 図の「マルチデバイス期」が10年前、「ウェアラブル/スマート期」が2年前、「AIエージェント期」が現在進行形〜数年後というイメージです。 ウェアラブル・スマート期はかなり来ているサイトワールドなどに行って思うことは「汎用機より専用機」。

“Webアクセシビリティクイズ”で社内に啓蒙活動をしてみた

こんにちは!NEデザイナーのひとみです。 今年の1-4月にかけて、全社に向けて“Webアクセシビリティクイズ”を実施していました。その取り組みのきっかけや得られたことを書きます✍️ 始めたきっかけNEでWebアクセシビリティのことを広める啓蒙活動をしたかったんです! 去年に「Webアクセシビリティが義務化される」というポストや記事を見て、「そうなの!?知識をつけとかないと…」と思い本を買ったり調べたりしました。その過程で、どうやらWebアクセシビリティは努力義務という位置

「ウェブでの情報提供とやさしい日本語」を開催しました

こんにちは。先日、アルファサード・eboard・SmartHR合同主催で「ウェブでの情報提供とやさしい日本語」を開催しました。 今回はオンラインでの開催でしたが、たくさんの方にご視聴いただきありがとうございました! 全ての発表者さんが発表資料を公開しています。 発表資料1:外国人支援のための言語ソリューション -日本人にも役立つやさしい日本語(リュウホンギ・株式会社SmartHR) 外国人支援のための言語ソリューション -日本人にも役立つやさしい日本語発表スライド(Goo

発達障害当事者デザイナーとウェブアクセシビリティ②アニメーションについて

こんにちは。株式会社トルクのデザイナー山﨑です。 以前投稿しました「発達障害当事者デザイナーとウェブアクセシビリティ」について弊社エンジニアから「発達障害の方は具体的にどういったアニメーションに気が散ってしまう・ストレスに感じてしまうのか」という質問がありました。 今回は発達障害当事者(ADHD・ASD)デザイナー目線から、気が散ってしまう・ストレスに感じてしまうアニメーション、対応策としてのウェブアクセシビリティについて書いていこうと思います。 ※私は発達障害ADHD・AS

第39回CSUNカンファレンス2024報告

はじめに2024年3月18日から24日まで、ロサンゼルス アナハイムで、CSUN支援技術カンファレンスが開催された。CSUN(California State of Northridge カリフォルニア州立大学ノースリッジ校:シーサンと呼ばれる)のCOD(Center of Disability)が主宰する支援技術(Assistive Technology)、UD(Universal Design)、DEIA(Diversity、Equity、Inclusion、Access

マネーフォワードにおけるアクセシビリティ向上へのこれまでの取り組み紹介

こんにちは、フロントエンド推進グループの清川(@taigakiyokawa)です。私は普段、toB領域の横断組織のWebフロントエンドエンジニアとして、アクセシビリティガイドラインの作成や共通UIライブラリの開発を行っております。また、アクセシビリティ委員会のメンバーとして、社内のアクセシビリティ意識向上を目的とした知見共有などの啓発活動も行っております。 このnoteでは、マネーフォワードグループのアクセシビリティステートメント公開に伴い、当社のメンバーがこれまでにアクセ

「強く・深く・大胆にアクセシビリティをやっていく話」/嶌田 喬行(株式会社LIFULL)

様々な人々・社会と共創するインクルーシブデザインスタジオ CULUMUは、あらゆるユーザーが利用できるインクルーシブなプロダクトの構築を支援する、アクセシブルウェブサイト構築サービスの提供しており、アクセシビリティに関連するイベント等を定期的に開催しております。 【アクセシブルウェブサイト構築サービス 特設サイト】https://culumu.com/lp/accessibility 自己紹介嶌田氏:本日は、「強く・深く・大胆にアクセシビリティをやっていく話」という内容で

「デザインスタジオにおけるアクセシビリティの実践について」/大村 健太(CULUMU)

様々な人々・社会と共創するインクルーシブデザインスタジオ CULUMUは、あらゆるユーザーが利用できるインクルーシブなプロダクトの構築を支援する、アクセシブルウェブサイト構築サービスの提供しており、アクセシビリティに関連するイベント等を定期的に開催しております。 【アクセシブルウェブサイト構築サービス 特設サイト】https://culumu.com/lp/accessibility 大村:私からは、「デザインスタジオにおけるアクセシビリティの実践」についてお話いたします

アクセシビリティを配慮したカラーにたどり着くまで―追求した情緒的な"smartroundらしさ"

こんにちは!スマートラウンドでエンジニアをしている福本です。 皆さまにスマートラウンドの開発に携わる人たちのことを知ってもらいたく、今回はsmartroundで最近行われたホーム画面の「グローバルナビゲーション(以下グロナビ)のリニューアル」プロジェクトをテーマに、携わったデザイナーの上垣さんとせなさん(早川さん)のお二人にインタビューしました。 BtoBのSaaSプロダクトにおけるデザイン刷新の背景や取り組み、こだわった点などをデザイナー目線でたっぷりと語ってもらいまし

挑戦と成長の物語:「過去の体験を原動力に。デジタルアクセシビリティアドバイザーへの第一歩」(前編)

皆さまはじめまして。DAAの資格を取得しました事業推進部のWです。日本ナレッジでは、障害者をデジタルで支援する「デジタルアクセシビリティ」支援に取り組んでいくことになり、私は担当チームの一員となりました。 まずは、私がDAAに興味を持ち、資格取得に至った経緯をお話しさせていただきます。 私は以前、某自治体施設の介護予防事業で60~80代の方向けのパソコン教室の講師を務めていました。ある日、その教室に一人の聴覚障害者が生徒として参加されました。声や音が聞こえにくい方のための

インクルーシブデザインの鍵はアクセシビリティにあり。6人に1人が障がいと共に生きる社会で、ソニーが目指す未来像

2023年に開催されたデジタルイノベーションの総合展示会、CEATEC 2023。ソニーはアクセシビリティに限定した出展を行い、話題となりました。障がいがある方や高齢者など、何らかの制約がある方と共に検討するインクルーシブデザインから生まれたソニー製品は、当事者を含め「誰にとっても使いやすい」を実現しています。 個々人に内包された可能性を、テクノロジーの力で後押しするソニーの取り組みには、どんな背景があるのか。ソニーグループ株式会社サステナビリティ推進部の西川 文(にしか

デジタル庁Webサイトのスゴさを伝えたい!~「誰一人取り残されない」Webサイトの在り方について考える

こんにちは、水無瀬あずさです。 noteではWebライターをメインに名乗っている私ですが、こう見えて本業はエンジニアでして、日々社内システムの設計やらプログラミングやらテストやらをしております。少し前に、技術者向けの情報共有サイトQiitaのある記事を見て、どうやらデジタル庁のWebサイトってスゴいらしいということを知りました。 私も実際にデジタル庁のWebサイトを触ってみましたが、なるほどこれが本当の意味でのアクセシビリティってやつなんだなあと実感させてもらいました。頭