見出し画像

Yes!アキト本興行2023『ダブル』で爆発した

お笑いライブも体験したことがない。

音楽ライブを体験したことがない自分が長瀬有花さんのライブをオンラインながら初めて通しで見てたいへん良い経験をできた話は既に書いたが、そういえば自分はお笑いライブも見たことがない。これは単に、お笑いにハマったのがけっこう最近なだけなのですが。

9月の自分は、好きな芸人のひとり:Yes!アキトのネタ動画を見ていた。そのネタは単独ライブで披露されたものらしく、「Yes!アキトの、単独……?」と思っていた。そんなものが実在するのか?
自分は「お笑い」をテレビ(とYouTube)でしか触れてないことを自覚した。劇場っていう概念もあるんだよな確か。そういえばタイムラインのお笑いファンはたまに壇上の写真を投稿していたっけ。

投稿してしまった

3か月後の自分は、東京・下北沢の北沢タウンホールにいた。初お笑いライブ!
滋賀にずっと住んでいるけれど、仕事の都合で一時的に東京にいるいまの期間に近くで公演があるとわかって、軽く浮かれた感じでチケットを買った。
「ぼく、Yes!アキトの単独ライブに行くんですよ!」とほうぼうへ自慢気に話したところ「飽きひんか?」「1時間ダブルパチンコ?」「Yes!アキトの、単独……?」と散々な言われようをしたが、へ~んだ! 知らないぞ~!

会場はひとりで来たかたが多そうに見えた。あと、お客さんの年齢層の幅もけっこう広くて、なんか銀行みたいだと思った。地元のまちの風景だ。""お前と同じ年代だけど住んでいる世界はまるっきり違うひとたちで~~~す!""みたいになっていたらやだな……と不安はあったのでちょっと安心した。これは下北沢全体に対して自分が抱いている感想でもあるな……。

始まってすぐにYes!アキトの実体が現れて即座におかしくなってしまった。長瀬有花さんのときは待って待って現れてかなり感動したけど今回は即出てきた。どうも〜!、すぐだった。
お笑いライブ、前述の通り初心者も初心者なのでけっこう心配だったけど最初に説明があってよかったしなんならそれすら面白すぎた、「(写真はシャッター音なしならOKだが)動画は射殺。」ってこの1週間うわ言のように繰り返してる。

現場には当然「Yes!アキトで笑いたい」というひとが200人以上集まっているわけで、そういう”群”が赤ちゃんみたいに笑い続けるから、その一部分として大声で笑い続けた。

青空?

自分は「ほんのちょっとだけ知識がいるギャグ」に弱すぎる(『羅生門』とか)ので、それが多めだったのも大好きすぎる。でもってギャグだけでなく強いコントも入るので、飽きることなど一度もなく!

すごすぎる体験だった。
趣味でクイズ大会のスタッフをよくするけれど、それにあたって足りてないのってエンタメに触れることだと思っていて、だからこそ一時的に住む場所が変わっているいま体験型ゲーム(リアル脱出ゲームとか)に行きまくっている。で、また別の体験としてのお笑いライブに触れるにあたって、その最初が「ダブル」で良かったな。


頂戴したサポートは、よりよい作品づくりに活用させていただきます。よろしくお願いします!