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九州ツーリング フェリー編 帰り


4/5、あこはるかさんと別れ
下道で行橋から新門司まで来て
フェリー乗り場に着いた頃
まだ、日は落ちていませんでした。

今日の出港は23:55発。
今はまだ17:41。
あと6時間も待ち時間がありました。

6時間あったら、阿蘇にもう一度行けたかな

一瞬、どこかへ走りに行こうかと思いましたが
ハッと我に返り、現実の世界へ。

「ゆっくり待とう」と心に決めました。


帰ったら真っ暗なので明るいうちにと
バイクをきれいに掃除して
雨の汚れをすっかりきれいに。

今回、3回雨に降られ、3回掃除。
バイクをきれいにする習慣はなかったのですが
(とにかく走っていたかった)
今は「汚れたら拭き取る」という習慣が
身についてきた気がします。



バイクをピカピカにし、建物の脇に置いた後
待合所のある施設の中へ。

まだ、誰もいなくて(受付の人もいない)
エスカレーターすら止まっていたのですが
恐る恐る2階へ上がってみました。

待合所にも誰もいなくて

こんなに広い施設にわたしひとり…

なんだかワクワクしてきて
まずは、夕飯を食べることにしました。

彩り豊かなお弁当

施設内に食堂があるのかわからず
(今思えば調べればよかったのですが)
どこか外で食べる気にもなれず…

どうしようかな

事前に地図で道を確認しているうちに
曲がり角にお弁当屋さんを見つけ
「ここにしよう!」と決めたのでした。

全国チェーンのお弁当屋さん。

住んでいる地元にもあるけど
普段あまり買うことはなく。

温かい豚汁も買って、美味しくいただきました。


だだっ広い待合所にまだ一人。
端っこの椅子に座り、スマホを見たり
夕寝をしたり。

気づくと外は暗くなり
少しずつ人が増えて来ました。

それでも、待合所は人がまばらです。

今日はBだったなぁ

フェリーの料金表を思い出します。

フェリー料金は、飛行機などと同じく
繁忙期と閑散期では金額が違います。

行きは32,400円、帰りは24,600円で
8,000円も違いました。(バイク料金込)

かつ「2週間以内に往復すると安くなる」
というシステムを見つけ
(パソコンでしかできませんでしたが)
10%かな?少し安くすることができました。

乗車賃とバイク料金は半々くらい。
(乗車賃12,000円とバイク12,000円みたいな)

金額でも相棒なんだな

まさにバイクと二人で
九州に行った気分になりました。


掲示されていた乗車時間

バイクは23:30


23時を過ぎると人の動きがありました。

バイクを明るいうちに乗船待ちスペースに
移しておいたので、荷物をまとめてバイクへ。

わたしのを先頭に数台が並んでいました。

フェリーと相棒

今日は、はまゆうというフェリーみたい。

見えているのが3〜6階
トラックと比べてこの大きさ

先頭は緊張したけれど悟られたくなくて
あえて堂々としてみました。

5時間半いた待合所


ヘルメットをかぶり
係員の指示でスタート。

前方のライトが呼んでいる方へ
バイクを走らせました。

雨は止み、夕陽も見えていたので
安心してスロープから乗船。

フェリーの館内に入ります。

だいぶ慣れた心持ちで停車。
荷物を下ろし、リュックを2つ背負って
4階へと上がりました。


4階へ上がると延々と続く廊下。

館内の形状が違うな

ここで、行きと違う船だと理解。

行きは、去年乗った船と同じだったので
「初めての違う船なんだ!」と
ワクワクしながらロビーへと向かいました。

基本的な構造は同じでロビーは4階。
受付や売店があります。

この船は真ん中にテレビがあって
それを囲む形で椅子が設置されていました。

宿泊スペースは、今度は部屋の入り口側。
どうも、奥か入り口のどちらかになるようです。

なんでいつもここなんだろう

疑問に思い、隣を探索。

ひとつ隣の宿泊スペース

棚がなくタオルかけや下のスペースも
全てわたしのところの半分でした。

ライダーは荷物が多いから
棚のある、スペースの大きいところを
選んでくれているのか

そう理解。
フェリー会社さんに感謝の気持ちで
いっぱいになったのでした。


乗船したら、出港を体感しにデッキへ。

どこから外に出たらいいのか
デッキの場所がわかりません。

造りが船によって違うらしいと気づき
館内図を探し、じっと見ます。

はまゆうの館内図

6階へ向かいました。

雨は降っていないので、心置きなく外へ。

6階の後部デッキ

いよいよ九州とおわかれなのか


外を眺めてみました。

施設とフェリーを繋ぐ乗船橋
2階がさっきまでいたところ

9日間の色んな出来事が
頭の中に浮かんできます。

幸せだったなぁ

リベンジしたいことは全てやり切り
それ以上のプレゼントをもらったような毎日。

もう一度、来られたんだなぁ

改めて九州に来ていたことを自覚し
フェリー乗り場をじっと見つめていました。


出港!!

船が動き出します。

岸壁から離れていく
さっきまで見ていた待合施設
さっき渡った乗船スロープ


また、九州に来られるだろうか

遠く、九州の地を見つめます。

さようなら 九州

しばらく眺めていると
小さな灯台が立っていました。

港の入り口

港を出たんだろうなと思い
九州にお別れをして、館内に戻りました。



館内を6階から見るとこんな感じ。

6階から下を望む

4〜6階が吹き抜けになっています。
緑に光っているのがエレベーター。

気になっていたところを見に行きました。

プラネタリウム!!

家族がフェリーのことを調べていて
あることを知っていたのでワクワク♪

明日の10:00〜, 11:00〜か

明日の楽しみができました。

もう一つの楽しみが♫

これです。

ロビーにピアノが

明日受付に聞いて弾いてみようと
こちらもワクワク♫

今日は夜中食べずにお風呂だけ入って
寝ました。


翌朝、日の出を目指して起きます。

あれ?

濡れてる

雨です。こんな予報だったっけ?

夜も雨なのかな

せっかく綺麗にしたのに、また雨で
汚れるのはちょっと嫌だなぁ。

食堂に行ってみました。

おかゆにしました


なんだか食欲が沸かず…


なぜって?船がまた揺れるんです。

また、海上荒れてるの?

今日の船長さんの報告を聞くと

『風速17m、波の高さ2.5m…』

行きとほとんど変わんない!!

そして、今回の船は背もたれのいいソファが
ないんです。

仰向けで少し頭を上げた状態が一番楽なのに。
背もたれが短いか、硬いか。

どこにもいられない

というわけで、またベッドへ。
ゆりかごだと思うことにして目を閉じました。


気持ちが悪くて10時のプラネタリウムには
行けなくて。

次に目を覚ましたのが11時過ぎだったので
なんとか頑張ってシアタールームに行きました。

途中でも入れたのですが、真っ暗過ぎて
手探りで人のいないクッションに寝転がり
星空を眺めました。

満点の星空

そのクッションが最高で✨

この姿勢が一番楽!

そう。この姿勢でいられる場所を
探していたのです。

海の中の映像

星空以外にも、オーロラや海の底から見た映像など40分ほど楽しむことができて最高でした!

部屋の電気がつき、何に寝そべっていたのか確認。

欲しくなったクッション

ヨギボーのクッションでした!

ずっとここにいたかったのですが、残念ながら退場。お昼を食べに行くことにしました。


さて、食堂へ。

とても美味しかった

本日5食限定のランチグラタン。

美味しく完食はできたのですが、揺れがひどく。

また酔っ払いの千鳥足みたいに
トトトッ、トトトッ。

フェリーで居心地よくいられる場所がなく
閉口しました。


食後は、気晴らしに船内探索を。

まずは、食堂奥のバーベキューテラス

海を見ながらバーベキュー

次に、ペット関係。

説明の看板
ドッグフィールドの入り口
ペットルーム
ドッグフィールド

うちの犬はケージには入らないので
ウィズペットルームじゃないと無理かな。

ペットルームにはわんちゃんがいました。

ケージに入っていられる犬なら
フェリーで移動もできますね。


揺れが気になり、寝るしかなく。
ベッドにもぐり込み、また寝て。

夕方、行きのリベンジで、先に食堂に行き。

美味しかった✨

念願のハンバーグ定食を食べました!!

その後、お風呂へ。

湯船にゆっくり浸かり、露天風呂にも行って
(風がすごくて、すぐに退散)
宿泊スペースに戻ってきました。


荷物をまとめ、身支度を始めたのは20時頃。

早めに行って、アナウンスとともに
バイクのところに行きたかったのです。

いつもアナウンスがあるまで
自分のスペースにいたのですが
先にロビーに来てみると、たくさんの人が
すでに待っていました。

荷物が多過ぎて、船外デッキには行けず。
近くの窓から写真を撮りました。

横須賀のフェリー乗り場


ただいま。横須賀の灯り

少しすると、アナウンスが入り
みんなで船艇に降りて行きました。


荷物を積んで、順番に下車。

みんな手早いのでいつも遅れないようにと
緊張しますが、今回は最後にはならず。

バイクの列に混ざって
横須賀の地に降り立つことができました。

家に着くまでがツーリング

一緒に走って行きたくて
停まって後ろを振り返ったり
写真を撮ったりすることもなく
フェリー乗り場を発ちました。

一人、また一人と
行き先が異なり、離れていくのを見送りながら
最後ひとり、高速に上がって行きました。

あと少し。頑張ろう。

夜の高速を飛ばしながら
家路につきました。



フェリーの感想は、また次に。
(こうやっていつまでも終わらない)

次は、旅のまとめをしたいと思います。



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