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RTAinJapan Summer 2022 テイルズオブシンフォニア

noteを書くきっかけにも繋がった「EST8時間」の長距離走!
悲しきRTAマシーンと、カニを被ったシンフォニア仮面のテイルズ愛が私に意識革命を与えました。深く感謝します。

はじまりはミーム

今回のRiJで大流行した「悲しき○○マシーン」ミームを生んだのがシンフォニアと知り、ミームを追いかけたいわけではないものの、できるだけコメントが表示できるTwitchで配信の空気感を見たい私としては、今後のRiJでも度々目にするであろうミームの発生源を知りたいと思いました。

クリップ等で該当箇所だけ見ることもできましたが、この強烈なワードが出る以上「走者のエピソードが盛り込まれた流れがありそう」と思い、覚悟を決めて8時間弱のアーカイブを見ることにしました。

RiJが始まると終了まで絶え間なくRTAが行われるため、視聴者サイドはどうしても合間に睡眠を入れる必要があります。そして長時間RPG枠は深夜に取ることが多く、言ってしまえばEST8時間というシンフォニアは格好の睡眠タイミングだったわけです。
更に8時間弱に及ぶアーカイブを他者におすすめするのは難しい。その意味でシンフォニアは今回の中で最も視聴を完走しにくいRTAかもしれません。

私の中でRTAを見る可能性が低くなる要素がいくつかあって

1 遊んだことがない
2 3時間を超える
3 10年以上前のタイトル
4 メジャーなタイトル
5 RPG

…見事にすべて合致するわけですが、一つずつ解説すると

1→やはり自分がプレイした経験のあるゲームは見たくなります
2→遊んだことがないゲームで3時間以上は二の足を踏む
3→10年以上前、且つ、遊んだことがないとなると今後も遊ぶ可能性は低い
4→ドマイナーで変なゲームならまだ見るかもしれない
5→RPGのRTAの見どころはバグやグリッジのイメージ

こんな感じであまり見ようと思わない要素がてんこもり。
それ以前に8時間弱はシンフォニア好き以外あんまり見ないでしょって話なので、ミームがもたらしたきっかけは大きなものでした。

走者と解説の軽妙なトーク

「仲のいい友達、だけど内輪感が無い」
そんな印象の2人が繰り広げるトークはとても聞き心地が良く、詰め込みすぎず足りなくもない、絶妙なバランスでした。

特に時間帯に合わせた盛り上げ方、落ち着け方の配分が素晴らしい!
序盤はまだ23時台ということで高めのテンションで軽快に進め、羽を着けたり茶番を繰り広げて撮れ高を作っていく。

ホットコーヒーの茶番 めっちゃ好き

心を失った悲しきRTAマシーンの誕生

また、1時間24分台にはこんなエピソードも語られている。

braster「2014年にニコニコ生放送の企画で48時間耐久シンフォニア生放送という企画がありまして、自分、裏で一人で併走しまして、結果として本家の放送が1周するまでに自分5周走りました」

まさに悲しきシンフォニアRTAマシーン。このエピソードがあったからこそ悲しきRTAマシーンという言葉に凄みをもたらしてミーム化したのではないか…と思います。

悲しきRTAマシーンが誕生した辺りがゲーム的にもRTA的にも序盤戦の区切りとなり、おそらく午前1時半あたり。
「最後まで見るつもりなんてなかったけど面白いから寝れなくなった」
なんて人も多数いたのではないでしょうか。
私はアーカイブをここまで見た時点で、覚悟を決めて視聴して本当に良かったと思いました。

見ようと思えないタイトルこそ見るべき

シンフォニアRTAはその後も疲れやだるみを見せること無く視聴者を楽しませ、次第に初見のRTAでもストーリーの全容がわかってきます。

最初はミームに釣られ、軽快なトークを楽しみ、ミームの要因を把握した頃から徐々にシンフォニア自体の面白さに惹かれ…視聴を「完走」した時はアーカイブながら走者と解説のお二人に拍手を送っていました。

「素晴らしいゲームを見せてくれてありがとう!あなたがたが走らなければ私は一生シンフォニアのストーリーを知ることがなかったかもしれません」

こんな思いで拍手を送りました。
そしてシンフォニアRTAを見たことで、一つの意識革命を得ました。

RTA in Japanで視聴しなかったタイトルは一生見ない可能性が高い
よって、見ようと思えないタイトルこそ見るべきである

というものです。
RiJはある種のプレゼンの場で、走者は可能な限り早くゲームを進め、解説は技術的な部分やストーリー、ゲームのバックボーンなどを補ってくれます。
つまり初見のゲームであっても極めて短時間でゲームの概要を知ることができるのです。

ストーリーを知るだけならwebでもっと早く手に入りますが、そのゲームがどんなグラフィックで、どんなUIで、どんなアクションをして…と詳細に知ることはできず、視覚的な情報と共に記憶するのと比べて深く記憶するのは難しいと思います。知識として記憶する程度かもしれません。

8時間は決して短い時間ではありませんが、シンフォニアという素晴らしいゲームの概要を知るには相当な速さだったと思います。

世界再生に必要なものはだいたい100均に売ってる

タクティクスオウガの章タイトルにしたいワード。
シンフォニア仮面さんの茶番用小道具の準備っぷり、ほんと好き。
息ぴったりの「慣性の法則ー」は1度見たら次に来るのをワクワクしちゃったし、ほんと仲がいい。焼肉食いに行こうで終わったところも最高。余韻。
そしてずーーーーっとジワジワ面白かったのが

汚いしいな

なんでPS3版ずっとしいな汚いままなの



次回は「エストポリス伝記2」


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