地理旅#9「チベット編①~天空列車に揺られて」
民族の交差点2017年、夏。地理教員で企画している海外研修のスタッフとして、チベットの聖地を目指す旅に出た。
上海を経由し、青海省の省都・標高2,250mの西寧へ。ホテルに到着したころには日付も変わっていた。これから訪れる標高4,000~5,000m級のチベット高原への高地順応も兼ねて、西寧で一日を過ごすことに。
西寧は、中国のほぼ中央部に位置しており、漢民族のほか、ムスリムの回族、チベット族、モンゴル族などが住み、古くから異民族が混ざり合う都市を形成してきた。ここでは、