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強いんじゃない。

自分の過去のことを話すと、

「あなたは強いね。」とか「よく反抗しなかったね。」みたいに言っていただくことがある。

有難い言葉だなと思う反面、「強い人間ではないんだよなぁ」と思う自分がいる。なんなら弱い人間なんじゃないかって。

強い・強くないとかの次元じゃなく、そんなの1回選択肢から外されてて”やるしかない”みたいな状況が常に目の前にあったんだよな、と思い出す。

そりゃ逃げるなら逃げ出したいし、甘えられるなら甘えたい。もしもボックスがあるなら「もしも~、」と何かお願いしていたかもしれない。だけど現実問題としてない。

そして「反抗」じゃないけれど、その状況に反旗を翻すほどの覚悟があるわけでもなかった。だから弱い。出来る、出来ないとかじゃない、やるしかない。正直そのマインドでずっとここまできた。

だから今の自分の根幹にあるのは、

「苦労しなくてもいいことは、苦労しなくてもいい」

という想いがずっとある。記事にも何度も登場してくる。

自分が、というよりも自分の大切な人やこれからの人が、本来向き合うべき壁に集中できるように、しなくてもいい苦労、理不尽な苦労はしなくてもいいように自分が出来ることはやっていきたいなって。


あ、でもこのままだと過去の自分が苦労しているだけの人みたいに映ってしまうのは過去の自分にかわいそうだから否定したい。なんなら楽しい時間もすごくあった。

何よりこれまでのおかげで自分に自信がついた。どんなことに直面しようと、基本的には動じなくなった。

”自分は自分を裏切ったことがない”

が今の支えになっているといっても過言じゃない。

これは別に強さじゃない。カッコよく言えば、覚悟の話だと思っている。

自分の人生を生きると決めた。誰かに取り換えてもらうことは出来ない。だし、交換したいとも思わない。せっかくのこの人生を満喫する覚悟が備わった。

これから何がやってくるか、すごい楽しみじゃん。

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