船橋市・弓場清孝

広島県東部神石高原町出身(井伏鱒二の「黒い雨」の舞台となった小畠近隣の山村)1951年…

船橋市・弓場清孝

広島県東部神石高原町出身(井伏鱒二の「黒い雨」の舞台となった小畠近隣の山村)1951年生まれ(71)学歴:福山市神辺高校(神辺工業高校定時制夜間(普) 職歴;主に電工並びに通信 最終職歴:元・柏崎刈羽原発下請け労働者 で現在、重度障がい者の一人です。

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処理汚染水の海洋放出は大丈夫か

 月刊の「新聞うずみ火」の10月号が届きましたので、その中の福島第一原発の「汚染水の海洋放出は大丈夫?」と題して京大複合原子力科学研究所の「今中哲二」さんへのインタビュー記事を最初に転載させていただきます。  この中で今中さんも仰っておられるように海洋放出されはじめた、処理汚染水は薄めたからと言って放射性物質の総量は変わりません。そして毒物だったものが無害になるわけではありません。さらに、処理汚染水にはトリチウム以外にも、ヨウ素129、ストロンチウム90などの放射性物質が残

    • 感電では無いと言い張る東京電力

       4月24日に福島第一原発で起きた、感電と考えられる事故の事を書くのは、これで、3.4度目となるだろうか、昨日の定例記者会見においても、まさのあつこさんが「感電」という言葉を出された途端、東京電力の広報側は、ピシャリと「感電では無い」と釘を刺した上で次の質問で。まさのさんを虐めた。  そして、同席されていた木野さんも事故で利用されていた、ハンドブレーカーの話題を持ち出されたが、有耶無耶にされていた。 (会見動画はこちら) 2024/5/30(木) 中長期ロードマップ進捗状

      • 建造物の基本も判らぬ原電

         昨日の朝日新聞が報じた記事に愕然とした。  写真を見て、ある程度、建造物の知識あれば判るが、上から鉄筋剥き出しでコンクリートの被りなければ建造物として役に立たないという事だ。  つまり、防潮堤の土圧がかかる基礎部分だが、上から鉄筋が丸見えという事は、土留め工事(支保)もトンデモ工事だったという事だろう。しかも、この朝日新聞の記事には「原電の坂佐井豊・東海事業本部長は安全対策工事の工期について「今年9月を目標にしているが(達成は)非常に厳しい」と述べた。今後は補修方法を確定

        • 玉木雄一郎氏(国民民主党代表)の差別的発言

           こともあろうに政党の代表がNHKが不法残留していたベトナム人が栃木県内で起こした強盗事件を捉え『外国人の「不法残留」は厳しく取り締まり、特定技能実習生は移民に繋がるので拡大してはならならない…..』などと、日本の今の現状も鑑みず、このような発言をされているのである。 (NHKの記事はこちら) https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20240516/1000104613.html  このような事件は背景が重要になってくるが、NHKも報じ

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        処理汚染水の海洋放出は大丈夫か

          東京電力が再び感電を否定

           5月9日、昨日の東京電力の定例記者会見において、主に、フリーランスの「まさのあつこ」氏が先月、4月24日に福島第一原発所内で起きた作業員の感電と考えれられる事故に対して東京電力の広報側はふたたび、「感電ではない」と否定した。 (2024/5/9(木) 原子力定例記者会見アーカイブ)  アーカイブの動画の中で朝日新聞の記者の質問で「作業員が一旦、現場を離れ、ふたたび、近づいたらアークを受けた」というのは何故かという応えに対し東電の広報側は「深く入った(ハンドブレーカーのノミ

          東京電力が再び感電を否定

          島根原発のブレーカーの火災事故について

           中国電力の島根原発2号機のタービン建屋内(管理区域)の工事用仮設ブレーカーで火災事故が4月30日に起き、中国電力は当日、公表した。 https://www.energia.co.jp/atom_info/assets/press/2024/p20240430-9a.pdf  この事故に関しては消防署による現地確認が行われ、17 時 06 分に、火災と判断されてはいるが、ブレーカーの公表画像を見てもわかるように、子ブレーカー(4個)の出力側の端子部分を何故かブルーの目隠し

          島根原発のブレーカーの火災事故について

          福島第一原発の感電事故(2)

           前記事で4月24日に福島第一原発で起きた感電(電撃)と思われる事故で感電ではないだろうとのコメントを戴いたので、再考してみたいと思い今回の記事を書きます。 前回の記事はこちら  東京電力が4月25日の定例記者会見に併せて公表した資料によれば、『負傷者については意識があり、また、放射性物質による汚染はありません。発電所構内の⼊退域管理棟救急医療室にて 医師の診察を受け、緊急搬送の必要があると診断されたことから、午前10時57分に救急⾞を要請し、医療機関へ搬送し ました。診断

          福島第一原発の感電事故(2)

          福島第一原発で感電事故

           東京電力の4月25日による発表によれば、『24日午前10時43分頃、所内電源A系が停止した同時刻に、構内の大型機器点検建屋西側において、掘削作業(コンクリート舗装面(表層)の剥 がし作業)に従事していた協力企業作業員の負傷が確認されて、現場状況を確認したところ、負傷者が掘削作業 (コンクリート舗装面(表層)の剥がし作業)をしていた場所が所内電源A系ケーブルの近傍であることが確認されたことから、当 該掘削作業(コンクリート舗装面(表層)の剥がし作業)によりケーブルが損傷し、所

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          おいらの空は鉄板だ

          「おいらの空は鉄板だ」という1960年代に作られた労働歌がある。  この唄の歌詞の内容は暗いが当時、歌声喫茶などで盛んに歌われ、現在でも宴会などで団塊世代以上の高齢者の人たちが集まり歌っている。  そして、歌詞を読めばわかるが、都会での地下鉄工事やさまざまな地上の下で働く人たちを憐れむような内容ではあるが、明るく歌うことが似合うかも知れないが、私は暗く沈み込む事が多いが、原発施設内の電力洞道という環境で働いて、唄の内容が染みつき、同僚と一緒に歌ったことがもある。  この唄を

          おいらの空は鉄板だ

          中越沖地震の影響で柏崎刈羽原発が放出した放射能のこと

           先日、FoeJYAPAN主催の「連続オンライントーク第5回 危険は地域に、ツケは未来に~柏崎刈羽原発から考える原発の無責任構造」というオンライントークを視聴させて頂いていたら、「中越沖地震の影響で放出された放射性物質の量は大した事はなくて…」というような事を言われていたので少々驚き、この方たちまでも中越沖地震の影響の過小評価かかと、残念に思ったので、以下のコメントを動画内に書かせていただいた。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  中越沖地震直後から柏崎刈羽

          中越沖地震の影響で柏崎刈羽原発が放出した放射能のこと

          御用学者のいう柏崎刈羽原発のABWRは果たして安全なのか

           東京大学教授の肩書を持つ岡本孝司氏は相も変わらず原発推進派として、Yahoo記事のエキスパートに君臨していて、今回、柏崎刈羽原発で核燃料を装填した7号機に対しても、改良型のABWRだから安全だと言い切っています。  しかも、6.7号機を稼働させれば、電気料金が安くなる事も期待し、安定供給にも貢献すると。  良くこのような安全性にも欠けた事が書けると呆れてしまいます。以前にも触れましたが、岡本教授は福島第一原発処理汚染水問題にも度々、投稿していて、安全を振り撒いていました。

          御用学者のいう柏崎刈羽原発のABWRは果たして安全なのか

          柏崎刈羽原発7号機、地元同意得ず勝手に燃料装填

           柏崎刈羽原発の事業者でもある、東京電力は地元の同意も得ず、7号機の原子炉に核燃料を装填した。【原子力規制委員会が15日午前、作業を許可した。東電によると、15日午後6時半すぎ、原発構内のプールで保管していた核燃料872体のうち、1体(高さ約4.5メートル、縦横約0.1メートル、重さ約260キロ)を装置で原子炉内に装塡。完了までには半月程度かかるという。その後の検査で設備の作動などを確かめるほか、再稼働となる臨界を抑える制御棒を一部引き抜く。】  忘れてはならないのが、柏崎

          柏崎刈羽原発7号機、地元同意得ず勝手に燃料装填

          福島県外の汚染土壌の行方について

           昨日、環境哲学ちゃんねるの大島さんが、3.11によって、福島県外にもホットスポットなどをつくった汚染土壌をめぐり、福島民報の記事を紹介され、県外の汚染土壌は現在、どのように保管されているのかを指摘されていました。 私が住む船橋市の場合も同様な汚染土壌の保管方法が行われています。 下が船橋市市内から出た基準値以上の汚染土壌ですが、保管については遮蔽シートにくるみ、上から土を被せていますが、これで良いのでしょうか?  私は3.11後から船橋市内を中心に柏市や流山市のホッ

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          東海第二原発の防潮堤に関する規制庁の最低な考え

           昨日、立憲の阿部知子議員の司会で超党派議員連盟 による『原発ゼロ・再エネ100の会第312回会合(拡大・世話人会議)』が開かれ最初に問題提起として、茨城県議の江尻加那氏が東海第二原発の防潮堤の基礎の不良工事などについて、原子力規制庁の現地職員に対して、防潮堤基礎の鉄筋の高止まりについて規制庁の職員に問い質された。 「コンクリートの入っていない基礎は、腐食も早く(つまり、鉄筋の継ぎ足し?)基礎として強度も保てません。その様な基礎に、上部の鋼製防護壁を20m以上の高さで組み

          東海第二原発の防潮堤に関する規制庁の最低な考え

          柏崎刈羽原発の50万Vケーブルの交換について(3)

          前回の記事では原発敷地内の洞道(トレンチ)での50万Vケーブルの引き抜きについて少し触れてみたが、読者の方々はイメージされただろうか。  私が働いていた当時は2007年に起きた中越沖地震直後からで現在の広い洞道とは照明も含めて大差があるだろうとは思う。いわば、炭鉱の坑道のようだった。入坑に際しては入る開閉所にそれぞれの、名札をかけて、出る時には名札を裏にしていた。管理区域も怖いが洞道内も地震などが起これば、身の危険も当然ある。柏崎刈羽原発においては、先だっても洞道内で断層

          柏崎刈羽原発の50万Vケーブルの交換について(3)

          柏崎刈羽原発の50万Vケーブルの交換について(2)

           前回は引50万Vケーブルのスネーク修正について、少し触れましたが… (下・東京電力の資料)  これら交換した以前の50万VケーブルはOFケーブルでしたので、中に絶縁油が封入されていたので、重量も交換したⅭⅤケーブルとは違い、mにして40キロはあったでしょうか。  上の東電の資料に書いてあるように6,7号機以外のケーブルは、最初に「引き抜き」という工程があり、各・号機からのケーブルを切り離し、「引き抜く」のですが、人力での作業はケーブルを移動させるための

          柏崎刈羽原発の50万Vケーブルの交換について(2)