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全部上手くいくウルトラマン


人間の骨(焼いたやつ)はとっても苦い味がするんだって。
昔の日本の風習では、大好きな人が死んだら火葬した骨を食べるっていうのをYouTubeの番組で見た。好きな人を食べるって、究極の愛かもしれない。真夜中に部屋の電気を消して携帯だけの灯りで見る動画は、世界の真ん中にたったひとつだけあるテレビのようで、たったひとつだけの真実のようで、ひたすらずっと縋りつきたくなる。
怖い話とか、都市伝説とか、不思議で続きが気になっちゃうものばかり見ていたらいつのまにか朝になってしまう。眠らない日の朝日は嫌い。明日になるのがもったいないから。

ウルトラマンのお面をもらったので、ふざけて、もう私のパワーはあと3分しかもたないよおって笑っていたら、「シン・ウルトラマンは胸のタイマーが無いんだよ」って教えてもらった。ピンチの象徴であるあれが無いなんてどういうこと?負けそうになる状況が来ないヒーローなんてアリなの?全部上手くいくウルトラマンなの?最後まで教えてほしい。

個人作家さんのぬいぐるみが欲しくて、通販サイトで発売開始の30分前から待機する。ふわふわの可愛い、うさぎのぬいぐるみ。とっても人気みたいだから売り切れちゃう前に早く申し込みしないと!と意気込んでいた。
時間ぴったりにサイトを開いて商品を選び、名前や住所を入力。最後に購入決定ボタンを押すが購入できませんの表示が出る。なんで?
個人情報を入力している間に、なんとたったの3分でぬいぐるみは完売してしまった。作家さんは、またこれからも作るからって発信していたけれど、手に入らなくて残念だった。いつかお迎えしたいな。そしたらうんと大切にするんだ。

ダンスを教えてくれる人が、ステージのお盆のことを「おへそ」って言ってて、それを何回も思い出してかわいい表現だなあって味わっている。確かに、回らないステージのでっぱりのことを「でべそ」って呼んだりするから合ってるっちゃ合ってるのだけど、やっぱりどこか柔らかい、あったかいものに変換されている感じがして愛しい。
おへその真ん中で私は今日も生まれている。

「ねえ、雷って何?」っていきなり聞かれた。理科の授業を何一つ覚えていない私はその問いに答えられなかった。そもそもそんなこと考えたことあっただろうか?
じゃあさ、検索しないで一緒に考えてみようよって提案したら「うーん、雲、光、静電気、、、?」といろいろヒントになりそうな単語が浮かんできたけれど、考えるのがだんだん面倒になった私は結局「神の怒り」ってことにした。

(雷(かみなり、いかずち)とは、雲との間、あるいは雲と地上との間の放電によって光と音を発生する自然現象のこと)