Rikken_Jugend

東京の立憲民主党員。東京12区在住。立憲民主党東京7区支部党員、東京29区支部協力党員…

Rikken_Jugend

東京の立憲民主党員。東京12区在住。立憲民主党東京7区支部党員、東京29区支部協力党員。「弱きを助け、強きを挫く」「ローマは1日にしてならず」「卑怯なことをせんと正々堂々来い」が信条。中道左派リベラル。思想良心の自由、こどもまんなか社会の実現、原発即時ゼロ。尊厳ある社会を。

最近の記事

連載:城東の奇跡~大激戦!東京15区選挙レポート 第20節(最終回):出発

 5月1日。酒井なつみ衆議院議員がついに国会に登院する日がやって来た。任期は、4月29日から。30日には、当選証書を受け取っており、いよいよ酒井さんは東京15区(江東区)の新たな代表として、国政に羽ばたく。この日の朝は、門前仲町駅前で当選報告街宣が行われ、私もその場に立ち会った。  門前仲町駅を出ると、いつもの優しく落ち着いた声が街にこだましていた。私に気づいた酒井さんが、わざわざ演説をいったん止めてまで反応してくださったのがうれしかった。既に、他の支持者の皆さんも大勢その

    • 連載:城東の奇跡~大激戦!東京15区選挙レポート 第19節:総括

       過去最多9人が立候補し大乱戦となった東京15区。  酒井なつみさんは、この戦いを制した。  今回は、得票数や出口調査、世論調査なども加味しながら、私独自の分析・総括を行う。  酒井なつみさんは、以下のリンクの開票結果の通り、49476票、パーセンテージからいうと、29%の票を獲得し、次点の須藤元気氏には20000票近く、ポイントにして11ポイント差をつけゴールインした。「勝ててもせいぜい辛勝」「東京15区は危ないのではないか」「6-4で負けると思う」などという根拠のない

      • 連載:城東の奇跡~大激戦!東京15区選挙レポート 第18節:聖人

         我々が歓喜の渦に包まれている中で、開票立会人として深夜まで裏方仕事に従事した方がいるのを忘れてはならない。  立憲民主党、江東区唯一の区議、高野はやとさんだ。高野さんは、1982年生まれ。母子家庭で育ち、ベンチャー企業勤務を経て、蓮舫参議院議員秘書を務めた。江東区東雲在住(東雲イオン前での街宣の反応が湾岸エリアにしてはよかったというのはこれが要因だろう)。2021年の東京都議選に出馬し、惜敗。2023年春の江東区議選で初当選し、諸事情で唯一になってしまった立憲江東区議とし

        • 連載:城東の奇跡~大激戦!東京15区選挙レポート 第17節:歓喜

           4月28日午後7時。酒井なつみ事務所には既にたくさんの報道陣が詰めかけていた。事務所の1階にはテレビ局、新聞の各社がギュウギュウ詰め。  私は2年前の参議院選の際に開票見守り会に四ツ谷の事務所に行ったが、その時には報道陣は殆どおらず、陣営の関係者がちらほら出入りするような感じだった。夜半に大勢が決し、事務所で候補者松尾明弘さんの無念の敗戦の弁を聴いた。本当に悔しく悲しかったが、2か月半をともに過ごした候補者と最後結果を分かち合えて本当に良かった。  対して、この日はあまりに

        連載:城東の奇跡~大激戦!東京15区選挙レポート 第20節(最終回):出発

          連載:城東の奇跡~大激戦!東京15区選挙レポート 第16節:課題

           投開票日の昼下がり、私は砂町銀座へ再び足を運んだ。  砂町銀座には市民連合の拠点があり、今回の練り歩きでも相当お世話になったし、地域に密着したこうした団体があったからこそ商店街中にポスターが貼ってもらえることに繋がったに違いない。  事務所に挨拶に伺い、今後の課題について意見交換をしあったのだが、今回の共通政策にもあった「防災」が最大の問題であるという。酒井なつみさんへの寄せ書きを見ても、「防災対策をお願いします」との声が強い。そして、その課題は江東市民連合が共通政策にと

          連載:城東の奇跡~大激戦!東京15区選挙レポート 第16節:課題

          連載:城東の奇跡~大激戦!東京15区選挙レポート 第15節:原点

           4月27日。とうとう投開票日前日になっていた。泣いても笑ってもこれが最後である。この日は昼間に用事があり一旦離脱したものの、街宣と電話かけで最後の訴えを行って回った。  午前中はアリオ北砂における市民連合合同街宣。前節で述べた通り、多様なテーマを酒井なつみさんが受けとめて力強く国政への決意を語る街宣となった。  午後は門前仲町での街宣。駅で階段を上っていた時、すれ違った方が、「酒井なんとかさんって方よ。看護師助産師ですって。」というのが聞こえ、思わず「酒井なつみです。1票

          連載:城東の奇跡~大激戦!東京15区選挙レポート 第15節:原点

          連載:城東の奇跡~大激戦!東京15区選挙レポート 第14節:共闘

           投開票日が間近に迫った金曜日、私は亀戸の街宣へと向かった。  この日の街宣は、市民連合主催の野党合同街宣。告示直後にも1度行われていたが、運悪く出席かなわず。そしてこの日は日程非公開であったため、関係者のほかはまさに「その場で偶然見かけた人」が聴取しているということになる。私は幸いにもほぼ真正面の特等席にありつくことができた。  応援弁士は、江東市民連合の宇都宮健児弁護士、立憲民主党の野田佳彦元総理、小池晃共産党書記局長という錚々たるメンバーである。特に、「保守系」として

          連載:城東の奇跡~大激戦!東京15区選挙レポート 第14節:共闘

          連載:城東の奇跡~大激戦!東京15区選挙レポート 第13節:氏名

           期日前投票が各地区で受付される中で、私はSNS上での酒井なつみさんのアピールにも力を入れることにした。  投票用紙に氏名を手書きで記載するのが日本の選挙ルールだが、ここで重要なのは、「氏名以外の事項を記載すると無効になる」というルール(他事記載、このルールが存在する理由は、投票用紙の記入主の身元が特定されることを防ぐためとされている)が存在することだ。今回のような候補多数の激戦では、1票の重みはいつにまして大きい。過去には通算9期務めている野田佳彦元総理(現千葉14区、小

          連載:城東の奇跡~大激戦!東京15区選挙レポート 第13節:氏名

          連載:城東の奇跡~大激戦!東京15区選挙レポート 第12節:確信

           ネット上の懸念とは裏腹に、私は実地活動で手ごたえを感じ始めていた。電話かけをしても、自他問わず話を聞いてもらえることも多いし、2週目に入るとビラのはけが以前より良くなっているのを体感していた。  2週目のある日、私は事務所でボランティア活動を終えたあと、東雲のイオン前に知り合いのボランティアと一緒に直行した。その日の街宣は交差点まで行ったため、私はビラ配りを手伝いつつ、必要に応じて手ふりでアピールした。都会の宣伝活動は駅頭が中心なため、あまり手ふりというのになじみがない方

          連載:城東の奇跡~大激戦!東京15区選挙レポート 第12節:確信

          連載:城東の奇跡~大激戦!東京15区選挙レポート 第11節:懸念

           現場で着実に感じられる手ごたえとは裏腹に、ネット上ではどこからともなく不安が広がっていた。  東京15区の情勢に関しては、序盤中盤にかけてかなりの数の報道があった。「優勢(4月19日日経、4月21日JNN)」、「やや先行(4月21日共同通信)」、「わずかにリード(4月21日朝日)」、「一歩リード(4月21日読売)」、「やや優位(4月23日時事通信)」と表現の仕方には多少の幅があるが、いずれも酒井なつみさんがリードしているという点で共通していたし、デッドヒートの際に使われる

          連載:城東の奇跡~大激戦!東京15区選挙レポート 第11節:懸念

          連載:城東の奇跡~大激戦!東京15区選挙レポート 第10節:電話

           選挙戦も2週目に入り、激戦が伝えられている中で、私はギアをあげることにした。  その一環として、いよいよ電話かけに参入することにした。  電話かけは2年前の参議院選で少し行ったものの、その時は誰もいない四ツ谷の事務所でひとり慣れない通話を行っては殆ど手ごたえがなく周りに仲間もおらず徒労感を覚えるばかりで長続きしなかった。  他方で今回は、事務所にボランティアや自治体議員が詰めかけてフル稼働している。そして、みな真剣な顔つきで次の1軒のダイヤルを入力している。  私が初

          連載:城東の奇跡~大激戦!東京15区選挙レポート 第10節:電話

          連載:城東の奇跡~大激戦!東京15区選挙レポート 第9節:目黒

           前節の終わりからはこのテーマを想像できなかったと思う。私もこのことについて書こうかどうか迷ったのだが、決して無関係ではないため、まるまる1セクションを割いて書かせていただく。  衆議院東京15区補欠選挙と並行する形で目黒では区長選挙・区議補欠選挙が行われていたのだ。今回の区長選挙は、立憲民主党が推薦し社民・共産他諸派が支持した西崎つばさ候補(前都議)が、区議補欠選挙には、立憲民主党公認の橋本しょうへい前目黒区議が出馬していた。  前者は現職、都民ファースト推薦、自民党推薦

          連載:城東の奇跡~大激戦!東京15区選挙レポート 第9節:目黒

          連載:城東の奇跡~大激戦!東京15区選挙レポート 第8節:対話

           思いもよらぬ困難が選挙戦を襲った。  白河での街宣に私は向かった。だが、指定の場所に行ってももぬけの殻である。急いで連絡を確認すると、妨害が入り、街宣は中止になったということだ。妨害の首謀者は、告示日以降他陣営にも次々と執拗な付きまといや妨害行為を行い、ネット上も騒然としていたのだが、いよいよ我らが陣営にもそれが及んだのである。政策の訴えや有権者の方との対話を阻害する卑劣な行為に私は怒りに燃えた。  幸いなことに、その日に南砂2丁目団地入口で行われる街宣は実施されること

          連載:城東の奇跡~大激戦!東京15区選挙レポート 第8節:対話

          連載:城東の奇跡~大激戦!東京15区選挙レポート 第7節:期待

           選挙戦2日目、私は木場にある酒井なつみ選挙事務所の扉を叩いた。  2年前に松尾明弘前衆議院議員(現東京7区支部長)の参議院選のボランティアをした際には、証紙貼りと電話かけを少しお手伝いしたが、もっぱら街宣の設営やビラ配りに徹していた。  今回の補欠選挙では、あの時よりも裏方仕事をしっかりやりたいと思っていた。早速事務所の2階で証紙貼りをすることになった。地味な作業ではあるが、証紙を貼っていないビラは配ることができない。街頭活動をする上では必要不可欠な作業である。松尾さんの

          連載:城東の奇跡~大激戦!東京15区選挙レポート 第7節:期待

          連載:城東の奇跡~大激戦!東京15区選挙レポート 第6節:告示

           4月16日。いよいよ、衆議院補欠選挙の火ぶたが切られた。  その日の泉健太代表も駆けつけての第1声は行けなかったものの、夕方に門前仲町での辻元清美代表代行との街宣があるとのことで、現地に駆け付けた。既に選挙ポスターが掲示板に貼りつけられているのを近所で目にした。今回の候補は9人。もともと、下町地盤のこの選挙区は保守系が強いが、第3極、第4極も一定の勢力を得ていることもあり、候補が乱立する傾向にあった。そして自民党候補が不在のこの選挙においては保守系候補や第3,4極の候補が

          連載:城東の奇跡~大激戦!東京15区選挙レポート 第6節:告示

          連載:城東の奇跡~大激戦!東京15区選挙レポート 第5節:共感

           この人なら、江東区の政治を変えてくれる。  宣伝カーから降りてきた酒井なつみさんを目にして私はそう確信した。私にとっては2023年12月の江東区長選以来、4か月振りにお目にかかる酒井さん。区長選の際にお会いした時よりも、心無しか覚悟と自信に満たされているように見えた。  酒井さんの人生は、平坦なものではなかった。看護師・助産師として昭和大学高等豊洲病院に勤務していたが、28歳で子宮頸がんを発症。闘病の末、完治を経て、不妊治療も経験後、一児の母となる。この経験から、がん患者

          連載:城東の奇跡~大激戦!東京15区選挙レポート 第5節:共感