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【ふらぐ通信】2023年6月号

 こんばんは。
「ふらぐ通信」という名前はアニカビの「プププつうしん」から拝借して付けました。懐かしいね。

 さてさて、今月もFlagmentをお読みいただきありがとうございました!
 長らく滞っていた、本来の更新頻度である月お二人(毎週更新)というペースがようやく戻ってきました。
 逆に今までどうして滞りなく取材が続けてこられていたのかわからなくなるくらい、2023年上半期はオファー大難航が続いていたんですが、ここからはまた元のペースを維持したまま頑張りたいと思いますし、上半期中にご面倒をおかけしてしまった方々の信頼も今後取り戻していけたらなと思っています。

 そんなわけで今月は上旬をこたにゃんさんと、
 下旬とラジオコラボをsayutaさんと共にお届けしました!


 こたにゃんさんのことは、もしかすると僕が普段いる界隈ではご存知の方がなかなかいらっしゃらないかもしれません。
 宮城出身というお話は本誌にもあった通りですが、僕らも東北で出会ったというわけではなく。
 かつてzanpanがまだ4人で活動していた頃、よくお世話になっていた新宿のライブハウスSAMURAIがはじめましての場でした。

 イベント企画への熱意や、zanpan含めその琴線に触れたバンドたちへの惜しみない愛情を見て、頼りにしていい、頼るべき人だと思えるまでに時間はかかりませんでした。
 ご本人には直接は言えなかったですが、僕らの『コーヒーに慣れて』という曲について「あのストレートな構成の中、裏でしっかり気持ち悪いことやってるベースが好き」と褒めてくれたことを僕は今でも勝手に覚えています。今思えば、社会生活との折り合いの中で「音楽活動を続ける」ということを大きくひとつ決断をしたばかりの僕にとって、「このまま自分の感性で作っていっていいんだ」と信じられた指針の一つだったかもしれません。

 えらい私事ですが、取材の前にまず僕は「当たるはずないと思っていたTWICE@大阪のチケットをうっかり当てちまった」という出来事があり、「どうせ一日じゃ帰れないんだし、ただ行って帰ってだけじゃもったいないよな……」と考えたこと、
 そしてその少し前に、『あかつきのおと』の校閲をやってくれたしらっちとのインスタライブで、今後のFlagmentについて「未開拓地に踏み込む」と口約束をしちまっていたというのが重なり、
 であれば大阪で取材せずに帰ってくる手はないだろうと、僕の少ない遠征経験からなんとかかんとか在阪の知人をピックアップ。いま一番「会ってみたい」と思ったのがこたにゃんさんで、ダメ元で連絡してみた、というのが事の経緯です。

「会ってみたい」と思った、というのはなんとも説明が難しいんですが、その他の知人については会いたいと思えるだけの魅力に欠いていた……とかそういうことではなく、
 今現在やられている活動に一番好奇心をそそられたというか、そこに至るまでの変化を思い、歩みを聞き取り、シェアしたいと強く思えたという意味です。
 あんまり言い換えになってないですかね。時間とお金さえあればもうお一方伺って、今月まるっと大阪月間にしてしまいたいくらいでした。

 こたにゃんさん、ご自身のレーベルの法人化やその業務、そしてミュージシャンとしてもご多忙なはずのところを、そして僕からすれば僕のことを覚えてくださっているかどうかさえわからない状態でしたが、
「zanpanを忘れるわけがない」と、二つ返事くらいの勢いでOK頂き、僕の移動の都合に極限まで寄り添ってスケジューリングしてくださり、そして記事作成においても最後まで真摯に向き合ってくださいました。
 半分無茶振りのようなこの話に本気でコミットしてくださったその姿勢がさすがすぎましたし、感謝してもしきれません。
 だってのに記事チェックの段階でしょーもない凡ミス誤字がたくさん残ってたこと、一生懺悔します……。

 バンド遠征、それこそ目的地が関西圏ともなれば物理的にも精神的にも簡単なことではないし、正直言って楽しいばかりの時間ではありませんでした。少しずつ歳や経験を重ねた今でも、いざ関西にまた遠征して、ずっと心がひしゃげないでいられるかといったら自信はありません。
 しかし、こういう形でその経験に花が咲いたり、未来に良い影響を残してくれることを考えると、大阪遠征も通って然るべき道ではあったし、とてもありがたいことだったんだなと、巡り巡って今、思うことができました。

 限られた時間ではありましたが、再開できて嬉しかったです。
 法人化もおめでとうございます!!
 ありがとうございました!


 そして下旬の記事は、同郷の盟友……と言っちゃってももう良いですか??
 sayutaさんにご登場いただきました。

 sayutaさんももちろん、いつかは必ずお声掛けしたいと思っていた方のうちのおひとりでしたから、今回それが叶って嬉しかったです。
 K-POPナイトもめちゃ楽しかったしなあ。次回まだっすか。

 今回は、前回の智也さんやそれまでと異なり、まずはじめにラジオ収録があって、その後そのままスタジオで本誌用のインタビューを続行する……という展開でした。取材協力としてふくしまFMさんのお名前を記載したのと、ヘッダー写真がFMのスタジオで撮ったものだったのはそのためです。
 ラジオでざっくばらんな生い立ちや、ライブや制作に関する大きめの質問をいくつかさせていただき、気になった部分は掘り込みつつ、さらに詳しく知りたい方はぜひ記事へ……という流れを試みたのですが、いかがでしたでしょうか。

 僕としてはライブでご一緒したときの感じだったり、収録前の準備段階で改めて素直に思ったことだったりを詰め込んでそのままお話ししたのみだったんですが、sayutaさんからも番組Dさんからも収録後「褒めすぎ」と突っ込まれ……なんだか小っ恥ずかしくなっちゃいました。てへ。
 もう5,6回ラジオでインタビューやらせていただいているはずなんですが、未だになかなか慣れないものです。プロの喋り手の皆さんは本当にすごい。やればやるほどそう思います。
 それでも、前回の智也さんに頂いたアドバイスなんかも胸に挑んだ今回。もしリスナーさんの予備知識や関心がゼロだったとしても少しでもフックにしてもらえるような、そんなお話はどうにか提供できたんじゃないかなあと思って……いや思いたいだけなんですけども。

 閑話休題。
 sayutaさんも何度か対バンさせていただいているし、なんとなく知った気でいてしまった部分もあったかもなのですが、ボーカリスト志望の時代のお話は新鮮な話題ばかりでとても面白かったですね!
 それでいて、それらの経験や感動がちゃんとシンガーソングライターとしての現在に無駄なく繋がっていることも、この言い方が合っているか微妙ですがとても美しいなと思いました。

 魂のつがい・MANAMIさんとの関わりについても……これは僕が先んじてMANAMIさんへのインタビューを終えていたから尚更だったのかもしれませんが、より響くものがありました。
 かつて郡山にもっとバンドがたくさんいた頃、僕らも一歩二歩先を行くバンドたちの背中を追いかけて奔走していた時期があったりもしたので、
 もちろんそれとはまた全然違う関係性だとは思いますが、それでもなんだか頷ける部分がたくさんありました。そういう存在がいることは、その時に気づけるかどうかはともかく、その実とても幸せなことだったりもするんですよね。

 ラジオや本誌の締めに「これからまた新しい音楽を聴けるのが楽しみ」と言ったのはなにも上辺のゴアイサツではなくて、
 それはsayutaさんの歌声ではないかもしれないけれど、sayutaさんだからこそ作り得る歌が、然るべき形で僕らの耳に届くことを、割とシンプルにいちリスナーとして、率直に楽しみにしています。


 さてさて!
 来週のFlagmentも、順調に毎週更新でおふたり分の記事をお届け予定ですよ!
 ラジオコラボも健在です!今回のsayutaさんのお届け形態に近いものになります。乞うご期待!

 それに(Flagmentにおいては珍しいことではないんですが)どちらの方も、定期的にお世話になっている割にはあまりじっくりお話ししたことのなかった方で、
 取材時はなんだかソワソワしてしまいましたが……結果とっても楽しい、そして新鮮な記事になりましたので、楽しみに待っていていただきたいです!

 来月もよろしくお願いします!



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なお、本記事にお入れ頂いたサポートについては、Flagment運営費用として活用させて頂きます。

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