柚木怜

主に昭和末期を舞台にしたノスタルジックで、年上女性の母性溢れる官能小説を書いています。…

柚木怜

主に昭和末期を舞台にしたノスタルジックで、年上女性の母性溢れる官能小説を書いています。 京都生まれ、東京在住。フリーライター。 著書『惑わせ天使』(双葉文庫)『明君のお母さんと僕』(匠芸社・シトラス文庫)など多数。 YouTubeチャンネルは『ちづ姉さんのアトリエ』

マガジン

  • 電子書籍『キウイ基地――ポルノ女優と過ごした夏』関連

    2023年6月23日発売(匠芸社・シトラス文庫)の「キウイ基地──ポルノ女優と過ごした夏」関連の記事になります。

  • 官能コラム『今日も、のうのうと生きている』

    官能作家・柚木怜による日々のエロを綴る官能コラム。 ノンビリと日記みたいな感じで書いていきます。

  • 「姉枕」(匠芸社刊) 関連

    匠芸社・シトラス文庫より発売(2024年4月5日)、官能小説「姉枕」に関する記事をまとめたものです。

  • 官能小説「僕たちの五号機」

    両親は離婚、中二の妹は中年男性の部屋に入り浸っていた。家族がバラバラになろうとしている最後の夏休み、十六歳のぼくは「海の京都」と呼ばれる京都府北部のY町へ向かった。そこには四年前、仲良くなった山谷勇吉・陽太という兄弟がいた。学校でも家でもナヨナヨしているぼくだが、兄弟にとってはヒーローだった。

  • 邪淫の蛇ー女教師・白木麗奈の失踪事件 夢幻快楽編

    今宵もまた〝魔の夜〟が始まろうとしていた。  品行方正をモットーに生きてきた高校の女教師・白木麗奈と、優等生で神秘的な美しさを持つ女学生・天沢瑠璃。  二人のヒロインは夜な夜な教室に突如現れる、男性教師や男子学生たちの性の生贄となり、おぞましくも淫らなSEX拷問を受けていた。  目隠し輪姦、馬跳び浣腸、一升瓶に詰められた浮浪者の腐敗ザーメンを子宮に流し込まれるなど、前編をはるかに上回る過激な調教の数々。  そして、心とは裏腹にむごいことをされるほど感じてしまう、呪われた邪淫の血。  鬼畜紳士&ドM淑女のみ必読!   郷愁の官能作家 柚木怜が描くエロティック・バイオレンス奇譚。 ※「邪淫の蛇 女教師・白木麗奈の失踪事件 堕天調教編」の続編となりますが、本編だけでも楽しめる内容となっております。

最近の記事

  • 固定された記事

柚木怜【著書の案内と、自己紹介もかねて】

 こちらでは柚木怜の著書を最新刊から過去の作品まで、当時の話なども交えて、紹介していきます。 柚木怜 プロフィール 京都出身、東京在住。1976年生まれ。 23歳の頃よりフリーライターとして、週刊誌を中心に記事を執筆。30歳の時、週刊大衆にて、初の官能小説『白衣の濡れ天使』を連載開始(のちに文庫化されて『惑わせ天使』と改題)。 著書 『惑わせ天使』(双葉社) 『おまつり』(一篇「恋人つなぎ」 双葉社) 『ぬくもり』(一篇「リフレイン」 双葉社) 『初体験』(一篇「制服の

    • 【ファミコン】バンゲリングベイ、やってんじゃねえよ!

       僕は芙美に夢中だったので、木村のことは放っておいて、ピストンを強めた。 「あっ、あっ……」  芙美は明らかに甘い声になって、膣穴を収縮させていた。  その時だった。  突如、二人の愛のムードをぶち壊しにする電子音が流れ始めたのだ。  木村は勝手にファミコンを始めていた。  僕はそのゲームのBGMに聞き覚えがあった。  1985年にハドソンから発売された『バンゲリングベイ』だ。  ヘリコプターを操るシューティングゲームなのだが、超難易度だったため、巷ではクソゲーと呼ばれている

      • 【俺の仕事】自由に生きるとは、大金を得ることだ!

         あっという間に収入は跳ね上がり、年収は1000万、2000万、ライター4年目には大台の3000万まで到達した。  個人では税金がきつくなり、自分の会社も設立した。  とにかく必死だった。どんなに忙しくても、依頼された仕事は一度も断らなかった。現状の仕事でパンク寸前になろうと、次の仕事をとるため、原稿が終わればすぐに新たな企画を、あらゆる雑誌社やスポーツ新聞に送り続けた。  自分の労力はタダである。いくら酷使しようと支出にならないから〝体一つで丸儲け〟そんな考えだった。  

        • 【キウイ基地】最後の最後まで、そんなことを……。

             また会える? いつ戻ってくる?  一番聞きたいことはいまだに聞けていない。いや、聞いて「わからない」と言われるのが怖いから、聞かないでいた。  ローカル線の無人駅は、まさに田んぼのど真ん中にあった。駅舎もなく、コンクリート造りのホームがぽつんとあるだけだ。当然、単線だ。  昼前の時間帯で、太陽は真上にあった。風もあって、波のように稲穂が揺れていた。  金色の海の中に突っ立っているみたいだった。  利香子さんは祐介の真横に立っていた。  ボストンバッグはまだ祐介が持って

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        柚木怜【著書の案内と、自己紹介もかねて】

        マガジン

        • 電子書籍『キウイ基地――ポルノ女優と過ごした夏』関連
          24本
        • 官能コラム『今日も、のうのうと生きている』
          10本
        • 「姉枕」(匠芸社刊) 関連
          24本
        • 官能小説「僕たちの五号機」
          23本
        • 邪淫の蛇ー女教師・白木麗奈の失踪事件 夢幻快楽編
          19本
        • 電子書籍「お向かいさんは僕の先生」関連
          19本

        記事

          【お向かいさんは僕の先生】縁側の下から覗いた〝秘密のショー〟

           それからター坊は香里先生を座卓の上で膝立ちにさせた。そして今度はパンティを穿いたままの股間にも縄を食い込ませた。 「あぁ……!」  香里先生は自分の体を締め付ける縄に酔うように、うっとりとした声を漏らした。 「やらしい姿や」  ター坊は畳の上にあぐらをかき、座卓の上で緊縛されている妻を満足げに鑑賞している。縁側の下から顔を覗かせている僕も秘密のショーを見ている気分だ。 「自分で腰振ってみぃ」  ター坊は言いながら、煙草に火をつけていた。  香里先生は羞恥に震えていた。汗ばん

          【お向かいさんは僕の先生】縁側の下から覗いた〝秘密のショー〟

          【明君のお母さんと僕】 西友で買った安物です!

           明君のお母さんはやっぱり綺麗だった。ビックリするほど顔が小さくて、目も鼻も口も耳も小造りで、ホッペなんかもツヤツヤだ。それに今日は白くてふんわりとしたワンピースを着ていて、清楚なお嬢様って感じだけど、細い首にはゴールドのネックレスが巻かれていて、僕はそこに明君のお母さんに「大人の女の人」を強く感じた。  そういえば、僕はさっきからほとんど喋れていない。「はい」「あ、お構いなく」「すいません」とかそんな言葉しか言えていない。この前もそうだった。 「可愛いね、この麦わら帽子」

          【明君のお母さんと僕】 西友で買った安物です!

          【今夏発売】官能小説の撮影レポート

           こんにちは、柚木怜です。  私事ですが、10日程前に、YouTubeチャンネル「ちづ姉さんのアトリエ」にて、新刊のPVを投稿したところ、登録者数が800人程度ながら、1万7000回も再生されております。ちづ姉さんと頑張って作った動画なので、二人で喜んでいます。  よかったら観てもらえると、嬉しいです。  おかげで「姉枕」(匠芸社・シトラス文庫)も売れ行き好調で、この流れで、今夏にも新刊を出してもらうことになりました。  まだ原稿も完成しておらず、今月中にはなんとか書き切

          【今夏発売】官能小説の撮影レポート

          【姉枕】姉さんは日に日にフ○ラチオがうまくなっていた。

           姉さんは、日に日にフェラチオがうまくなっていた。こうして欲しい、とかお願いした覚えはないのに、いつの間にか、僕が感じる舐め方を習得していて、いまでは口腔粘膜にペニスが触れるか触れない程度にしゃぶってくるようになった。僕は強く吸われるよりも、ソフトに包み込まれるほうが好きだった。姉さんの優しさを感じるからだ。 「あん、んふぅ……ハァ、んんっ、んっ」  姉さんはペニスに歯を当てないように、懸命に口を開いて、唇の隙間からこびるような吐息を漏らす。それでいて、長い舌を、ペニスの裏側

          【姉枕】姉さんは日に日にフ○ラチオがうまくなっていた。

          【姉枕】なまセックス、してみない?

          「はる……なまセックス、してみない?」  姉さんが、死神の言葉を呟いた。  な、ま、せっくす。  初めて聞く言葉であったが、背筋に悪寒が走った。 「姉さん……」    僕は裸の姉さんに覆い被さったまま、完全に固まった。顔も引きつっていた。  なまセックス──その意味はなんとなく理解できた。そして、姉弟のあいだでは、決して口にしてはいけない禁忌の言葉であることも。  それなのに姉さんは、以前から使っていたような口ぶりで、 「なまセックス……知らない?」  可愛く首を傾げながら

          【姉枕】なまセックス、してみない?

          【姉枕】今日はおっぱい、吸いながら……する?

           あれは、姉さんが高校を卒業する間際だった。学校から帰ってきた姉さんは制服のままで、まだ日も暮れていないのに、和室でごろごろしていた僕をツンツンつついてきて、「あれ、する?」と突然言い出したのだ。  学校で何かあったのかもしれない。ちょっとだけいつもと様子が違って、笑みにも力がなかった。  どうかしたのかな、心配ではあったけど、僕が何かを聞いたところで、姉さんは「なんでもない」というだけだろう。それならば、姉さんのしたいことを、してあげたほうがいい。そんな弟なりの、思いがあっ

          【姉枕】今日はおっぱい、吸いながら……する?

          【姉枕】姉さんは僕がイキそうになると……

          「姉さん……ッ!」  いよいよラストスパートに入り、僕はキスを中断して、腕立て伏せをするような体勢となった。 「ああん、はる。上手、すごく上手……」  これも長年の癖になっているみたいで、姉さんは僕がイキそうになると、腰の使い方を褒めてくる。 「ほんま? また上手になった?」  ハアハアと息を荒げながら、僕はもっと褒めてもらいたくて、尋ねる。 「うん。上手。ああんっ、上手よ。お姉ちゃん、はるのおちんちんで、気持ちよくなってるの……」  喘ぎ声混じりに言いながら、姉さんが大木

          【姉枕】姉さんは僕がイキそうになると……

          隣で寝ている姉さんも〝異性〟だった…【動画紹介】

           YouTubeチャンネル「ちづ姉さんのアトリエ」では、柚木怜の官能小説を看護学生のちづ姉さんが朗読してくれています。  今回は、4月5日に発売された新刊『姉枕』(匠芸社・シトラス文庫)のプロモーションビデオを投稿しました。  『姉枕』という作品は、1980年代後半から1990年代前半を舞台にした、貧しい家で暮らす姉と弟の禁愛小説です。  本当は発売日に紹介用の動画も出したかったのですが、同作品の【オーディオブック】もちづ姉さんと制作していたため、なかなか手がつけられず

          隣で寝ている姉さんも〝異性〟だった…【動画紹介】

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          【公式プロモーションビデオ】禁愛小説 姉枕

          姉弟の禁愛小説『姉枕』のPVとなります。 ちづ姉さんが頑張って、制作してくれました。 4分ほどの動画となります。 YouTubeチャンネル「ちづ姉さんのアトリエ」より。 よかったら、高評価&チャンネル登録お願いします。

          【公式プロモーションビデオ】禁愛小説 姉枕

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          【姉枕】「ねえ、これでいいの?」

           姉さんは、きっと寝ぼけている。  だから、あと少しだけ、あと十秒だけ、してもらって、十秒たったら、もうやめよう。  十、九、八、七、六、五……カウントダウンを始めたものの、擦られるたび、快感がどんどん高まって、いまにも暴発しそうだ。十秒持つかどうかもわからない。  四、三、二。  声には出していないのに、カウントダウンに合わせて、指の動きも速くなっている気がする。  イチ。イチ、イチ……。  一から先に進めなくなって、僕は掛け布団の中で全身を硬直させていた。 「これで、いい

          【姉枕】「ねえ、これでいいの?」

          「ココだけ」の話を……

           こんばんは、柚木怜です。  今回は、各メディアで活躍中のプロのライター、作家、カメラマン、映像作家などが集結して、「ココだけ」の話を公開するホームページを紹介させてもらいます。 その名も「ココだけ」。  自分も本職がフリーランスのライターで、かれこれ25年以上、雑誌記者として生計を立てております。  そのなかでも、これまで雑誌では書けなかったネタや、諸事情でボツになったネタなどが沢山ありますので、そういうものを「ココだけ」で、投稿していこうと思っています。エロ以外でも未

          「ココだけ」の話を……

          第二十話(終) 後輩チ○ポに屈服する、四号機の正体

          【前回までのあらすじ】 この夏出会った初恋の女性・市川満里奈さん(18)に振られた、ぼく。 しかも、満里奈さんには好きな人がいて、セックスもしていることがわかり、ぼくの心はもうボロボロだ。 ところがその日の夜、何も知らない勇吉がやってきて、「新しい女を手に入れた。四号機や。ついてこい」と誘ってきた。 満里奈さんに振られたショックで、ヤケクソになっていたぼくは、「よっしゃ。その女、めちゃくちゃにしたるわ」と息巻いて、外に出たのだった。  勇吉と二人乗りをするのも久しぶりだっ

          第二十話(終) 後輩チ○ポに屈服する、四号機の正体