第三感応地帯

厨人:ネコザワ。FTX。 空想カフェ『青猫』店主の本とお菓子の備忘録。 時々映画やドラ…

第三感応地帯

厨人:ネコザワ。FTX。 空想カフェ『青猫』店主の本とお菓子の備忘録。 時々映画やドラマ&料理なども。気まぐれに気ままに思いついたらレシピも。 夜明け属性の腐ヲタ。

最近の記事

Today’s Story & Sweets-山田と少年&ばらのアーチをくぐってきてね(番外編)by三田織× ババロア・オ・フランセーズ

沖縄は5月21日に梅雨入りしたらしい。 こちらも平年ではそろそろ入りそうな時期だけど、今年は遅くなりそうだとか。 とは言え、最近は天気も気温も不安定で、更に低気圧の影響なのか体調も上がったり下がったりと、なかなか落ち着かない。 そんな時は重すぎず、気持ちがほっこりする様な物語が読みたくなる。 柔らかい絵柄と温かく優しいストーリーを紡ぐ三田織氏だが、特に《山田と少年》とその番外編《ばらのアーチをくぐってきてね》は些細な問題は起きるけど、終始温かく読後感もふんわり包み込む

    • Today’s Story & Sweets-眠り男と恋男by座裏屋蘭丸×極上のアップルパイ

      久しぶりにアップルパイを焼いた。 偶然、手頃なりんごが手に入ったのがきっかけなんだけど。 傷まない内にレーズンとシナモンを効かせてブラウンシュガーで炊き上げた。 りんご煮が出来れば、ここはやっぱりアップルパイを一度は作りたい。 短時間で出来るアメリカンスタイルのもいいけど、多少手間は掛かってもホロホロと口の中で解ける様な折り込みパイで作るアップルパイが好きだ。 スーパーに行けば冷凍パイシートなどと言う便利なモノもあるんだけど、バターをたっぷり使った風味豊かな自家製折

      • Today’s Story & Sweets - マージナルby萩尾望都×オレンジ・トルテ

        今年、1月にヨーロッパで最大級の漫画の祭典でもある《アングレーム国際漫画祭》で、特別栄誉賞を萩尾望都氏が受賞した。 そのニュースを見た時から読み返したいと思いつつも、なかなか読めずにいた作品がある。 マージナル(文庫版)全3巻だ。 遠い未来、汚染された地球は生殖機能を失った男性ばかりの社会、管理センターで完璧に支配された人々。 その不毛の地でたった1人の女性聖母マザの存在と、科学者によって生み出された希望の少年キラ。そしてキラに愛情を持つ、マザ暗殺グループの1人であるグ

        • Today’s Story & Sweets- アーモンドを七粒by夏水りつ×杏仁クッキー&4種のクッキー。

          新しく想像の扉を開ける為に必要な事は好きな本を再読すること。 そしてそれに合うお菓子を焼くコト。 久しぶりに手に取った一冊?いやニ冊は、夏水りつ氏の《アーモンドを七粒》上下巻。(初版2014年) 彼女の作品を読み始めるキッカケになった記念すべき作品でもある。 3年間、家のことに集中していたせいで世間の流れとは無縁だった。 この期間にBL漫画の世界は自分が知っている時から随分変化していることに今更ながら気づいたりする。 夏水りつ氏もその1人。 彼女は2019年の電子書籍

        Today’s Story & Sweets-山田と少年&ばらのアーチをくぐってきてね(番外編)by三田織× ババロア・オ・フランセーズ

          潮時のReスタートは思い出の味〜たっぷり野菜のフォー。

          そろそろ潮時な気がしてた。 よくわからない、不安と希望。体調が悪いから思うのか、それとも良くなって来ているからそう感じるのか。 潮時って、引き際とか辞めどきみたいな意味で使われやすいけど、本当は潮の変わり目を見極めて新しく進む意味があるってことを聞いた。 そしたらなんだか腑に落ちた。 2017年3月から2018年の1年間。その後はたまにポツポツ続けて2021年を最後に更新しなくなったインスタ。 今年2024年、その間の3年間はあっと言う間にすぎたようで、それでも自分自

          潮時のReスタートは思い出の味〜たっぷり野菜のフォー。