ning(ねい)

言葉探しの つづりびと 違和感を ことばのかずで 隠しきる 祈る願いの こころ映して…

ning(ねい)

言葉探しの つづりびと 違和感を ことばのかずで 隠しきる 祈る願いの こころ映して 振り返り 綴る言葉を 死なせずに またここからと 息吹き込みて 「温故知新」好きな言葉です

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    その方が残す写真とその時の想い 想像しながら綴った記事です

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伝心

想い描く空は いつか母が教えてくれた 花の香りは 母の手から感じられた 瞼に映る光は あの日の母そのものだった 子が見えぬ 空も あしもと咲く花も 母が感じて そして伝えて 素敵な母に出会いました

    • 月の手紙

      六月の暑い夜 風も無いのに どこからか蚊取り線香の匂い 気づいた月は上弦 モザイクに見えるのは 網戸のせい 遮るフィルターを取る 暗いからとはいえ 虫までもが突き破る 温められた海は 空へと空へと 雨の素を貯める 今日はどんな日でしたか ここから見える地球は なんら変わり映えはしません 大変だった一日も 少し喜んだ一日も 地球の表情に影響はなくて ここから見えるあなたの姿は 半分半分の表情 僕の気持ちを映す様 ボクの見る目は 半信半疑 疑い知らずは キミの見る目

      • 話しびと

        職場の中に 迷い鳥 どこからか 隠れ鳥 みんな追い出すのに 手を焼いていた 僕が行きましょうか… ひとり私の後輩が その鳥の元へ しばらくその鳥をみてから 排煙窓を全開 その鳥は排煙窓に向かうが 網戸で出られず 次に外へ繋がるシャッターを開ける そしたらなんと鳥はそこから外へと 何事もなかったように シャッターを閉めて終了 後で後輩に聞いたら 鳥の気持ちになれば 分かりますよ…と 木々を愛で 鳥と話して 風を読む 伝わる感じる 言葉なくとも 私にしたら 不思議

        • 腐草為螢

          清らかな水 音塞ぐ闇 そんなところにも そんな場所だからこそ 微かなひかり 持ち寄って 哀しみや憂いにを 静かに照らし 浄化させてゆく 哀しみで 滲む涙は 葉に仕舞い 腐りいづるは 闇のひかりか ほたる また見れたらいいな わかりやすい言葉の意味は 静寂の摂理にこだまして 想う人の気持ちだけは 巧妙に隠されてしまって 見つけ出せない そしてそこには 佇む自分と あなたの気配だけ それもいつか水面に映る 自分の影と気づくだけ 儚き蛍の灯りが 気づかせるだけ

        • 固定された記事

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          依存と支配

          柔くて細い 蔓草は 森の中での 弱点を 硬くて太い 木に頼る やがて幹を太らせ そして いずれは覆う 枝も葉も 捕まる幹をも 締め付けて ひかりとからだ 支配する 支配自体 自然の摂理でしょうか こどもの頃の 育ってきた環境の違い それぞれ… テレビもひとつ 見もしないのに付ける なり続ける音 それに安心する彼女 本当は知っている ひと昔前の髪結い職は忙しくて あまり母に構って貰えなかったこと その淋しさの中テレビの音がなっていたこと 僕はどうだろう テレビは嫌い

          依存と支配

          言葉のたね

          七五調は耳に入りやすいですよね 言葉遊びなんですけど 自分の想いがびったりはまった時は とても気持ちがいいです 言葉のたねを 蒔く時きたよ 自分の想いを 込めたたね たねも土にも 潤す水を たくさんあげよう 忘れずに 最初は根から 生え始めるよ それはここでは 見えないよ 朝陽が昇り ひかりが挿して やっと出る芽は 小さいよ 葉っぱは一葉 双葉と三つ葉 四つ葉と大きく 育つから 四つ葉もいつか しあわせ作る 花を持ち上げ 隠れるよ 綺麗な花は 根も葉も茎も 支え

          言葉のたね

          喜悲交交

          きさくのつきが きぼうをよせて きみとつながる きせきをおこす 泣哭の夜も 満ちはじめの月に 変わってゆく ずっと巡りゆくと 感じてみる 休みは何のため 仕事からの解放なの 定義が違う 本来の人の営みがメイン 仕事なんてサブでいい いのちの使い方に 休みなんてなくて 日々の生かされていることを 楽しみにしよう 月に叢雲花に風 明日は全ての はじまりの こゝろ中に 陽を灯す 同じだけの瞬間を 同じ目盛りだけ動く そうやって 大切に生きてゆく

          喜悲交交

          悲喜交交

          ひけらかす ひとりわめくも ひはめぐり ひかりとどかず ひきこもごもと 心情がどこかへ飛んでいき ただのカラダだけが 淡々と仕事をこなしていく そこには我慢なんて通り越した ハキハキとしゃべるイエスマン ただそれを少し離れた場所から ドライでものも喋らない自分がいる いつから自分の正しさを 押し通すより 合わせた方が楽だと思ったのか 私が小さな頃から積み上げ 大切にしていることが 彼らはどうもそうではないみたいで いつそうやって職場の自分から 離脱出来るようになった

          悲喜交交

          月の手紙

          いつもは開けない窓 呼ばれるように 見上げた空 まだまだ肌寒い朝 月まで身を縮こませて こころに映る 欠けた想い そんな二十六夜明け そして明るく なる地上 優しく笑う 欠けた月 欠けた月は 私ではない 他の誰かに 顔を合わせて 話をしているかのよう そんな横顔は 優しく見える 他の誰かが 救われている 見守られている そんな安心感が 私を救う よかった って… 月はそんな僕の顔は どう見えるのかな って… 小さすぎて見えないか 見られない方がいいかも… っ

          月の手紙

          令和版百人一首 恋の巻【春の部】へ応募します【さくらさく】

          漣に 降り月消え 来世では 咲く花の下 くちづけの春 月が静かに海に沈むように 人知れず消えてしまった 若かりし恋 次の人生があるならば 満開の桜の下 結ばれたい なんて想いです この詩は今春のみん俳企画で 記事にしたものです さくらさく の頭文字からはじまる詩です 選抜されるかな 上の句と下の句の 句またがりが気になります… 三羽 烏さま よろしくお願いします

          令和版百人一首 恋の巻【春の部】へ応募します【さくらさく】

          茜さす

          ひと段落の金曜日 雨を降らせた雨雲と 共に今から過去となる まち並みを背に望む海 どこまでも茜滲ませる このひとときに立ちどまり 巡り合わせの風が吹く 週末は海沿いの旧道を通り 少しゆっくり車を走らせて 左の頬にさすひかり 同じ色には出会えない いつも奇跡の帰り道 夕陽追いかけ 畦道走り 転ぶ私は 血が滲む 笑笑 明日もお仕事の人もお休みの人も お疲れ様でした

          ビート

          静かに燃える 炎は蒼く 熱きこゝろに 宿る色 想いは遥か 東の地へと 響け明日へ 打つ鼓動 夏の匂いに 夜風も静か ふわり揺れたか 檸檬の木 奏でる音は 言葉を乗せて しちしちしちご 夢も乗る 自分の想いが 本に載ること 出来る限りの 手を貸して

          揺れて遥か

          久しぶりの平日の呑み 少し前はよくこの窓から 外を眺めて 夏の入り口の香りを纏い 過ごしていた 最近は言いたいことも言えずの日々 人に気をつかうことで 自分を無くしてしまっている でもこんな自分も 自分らしい 夕陽を見た 職場帰りに いつも同じ場所で車を停める 沈む夕陽の位置が 夏の場所へと動く 追いかけど 追いつけずなら 先回り 地球は周り 人は小さき もう少し 夏の匂いを探してから…

          揺れて遥か

          まばたきとともに

          久しぶりにあの人を見た 雨の日が好きなあの人は 雨上がりのひかりの強さにも 紛らわされることもなく 繊細さはそのまま ごまかしが効かない 雨の日があえて好き 雨は人の感性を際立たせる そんな中で 戯けてみせる言葉は 私の瞬きと共に 全てを変えて またいなくなる あの人は私の嫉妬でもあり 憧れ

          まばたきとともに

          気品

          風が強い日 近づく1号のせいかな この世界の中に せめてもの 癒し 詩のように 生きる貴方は 画面越し からの香りを 私に伝え 実際に会えてなくても スマホというフィルターがあっても 私に伝わってくる あなたの感性は 気品ある花の香り 今日も私は救われびと

          新色できました…か

          根の土色を無くし 葉の緑色を無くし 木皮を剥がれ 枝を折られ 感情も鼓動も 何も無くした色 いつしかその姿は 風に乗り 漂いそして 流れ着く 流木の龍木 そして 海の青にも染まらず 夕陽の赤にも染まらず 何にも染まらない白 201色目の白 漂う白は いつしか漂白 色の名すらも 名乗れない “漂白色“ 色としての呼び名を あげてほしい… 三羽 烏さま 趣旨に合っていますでしょうか… “漂白色“ なんと読ませましょうか… 今私たちが思う白色の概念を除いて 漂白

          新色できました…か