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中川多理・人形展・元映画館於『白堊 廃廟苑於』/川野芽生短歌朗読会『鳥葬声宴』+『人形歌集Ⅱ 骨ならびにボネ』/日々是徒然 [~について思う断章]
できあがる瞬間に化学変位が起きて予想もしなかった形になることがある。その形が時代を作ることもあるし、創造のラウンドをすっと1段階上げたりもする。もちろん創作全部に起きるわけではない。寧ろ稀にしか起きないことだ。 その稀に起きることに結構な回数立ち会ってきた。たぶんそこに吸い寄せられて来たからだろう。だけれどもその瞬間のことを言葉にするのは難しい。自分の能力と立場ではできなかった。多分、今もこれからも…。記述は、今までの言葉あるいは見えている表層をとらえる言葉で行われる。
『ヴェーロチカ/六号室』チェーホフ『雪の宿り』神西清 @中川多理 Favorite Journalポール・エリュアール広場 2番地/(3月)
中川多理 Favorite Journalポール・エリュアール広場 2番地に、そろそろ川野芽生の『人形歌集・羽あるいは骨』の第二刷が入ってくるらしいので、覗きにでかけた。中川多理の生写真がついているらしい、歌集に使われた人形の…。ちょっと楽しみだったがまだ入っていなかった。 代わりに、『ヴェーロチカ/六号室』チェーホフ◎浦雅春訳と『雪の宿り』神西清を手に入れた。 此のパッサージュで教わった『二十六人の男』ゴーリキー、そして『サハリン島』チェーホフの延長にある二冊のような
中川多理 Favorite Journalポール・エリュアール広場 2番地より/『灯台守の話』『オレンジだけが果物じゃない』
中川多理 Favorite Journalポール・エリュアール広場 2番地はいま、芥川賞候補になった川野芽生の『人形歌集・羽あるいは骨』で賑わっている。中川多理の『』その中からこっそり、『灯台守の話』『オレンジだけが果物じゃない』ジャネット・ウィンターソンをとり出して、購入した。 最近、吉田隼人から教わった読書線(著作からだけど…)〈ポルトレ〉で、読む。以前、少女漫画に入っていかれなくて大変だったときのことを思い出した。あの時は、萩尾望都さんに会ったり、その作品を劇団の