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2023から、2024へ

一年の目標を立ててもどうせ忘れるので、今年からは昨年を振り返って眺めるスタイルで行こうと思う。なんかその方が私っぽいし、「今を生きること」に専念できるので。心は軽いほうがいい。

人は体験を重ねるほど鈍感になるのか?

昨年は、自分の家を建てて、リペアの仕事を始めた
。自分の家が少しずつ形になっていくところを見たり、建築の現場にかかわらせていただいたりすることで、「家を建てることがどんなに大変なことか」「にどんな想いを持って人は建物を建てるのか」というのを体験により実感していたこともあり、年明けの地震でテレビの中で建物が倒壊しているのを見ると、過去のどの災害現場を見たときよりもとても胸が痛んだ。

去年は新しいことをすること自体に慣れてしまうくらいに、すごいたくさん新しいことを体験した。毎週のように行ったことがないところに行き、初めて会う人と話をした。

たくさん体験をして色んなことを「知る」と、痛みや悲しみに対してもっと鈍感になるんだろうなと思っていたので、災害がおきた時の自分の心の動きに「知っているということはこんなに胸が痛むものなんだ」と、とても驚いた。知ることで鈍感になるのではなく、むしろ感受性が増していた。

体験により育ったのは感受性だけではなかった。色んな体験をする中で、思い通りにいかないこともたくさん経験する。自分を攻めたくなる気持ちや、人のせいにしたくなる気持ちと戦いながら正しく事実を認めてPDCAを回さなくてはならない。前みたいに弱者心地でうじうじ夜ふかししてから気が済むまで寝たり、気分転換にカフェに行ってのんびりしたくても、やることをやって早寝早起きして仕事にいかなくてはいけない。自然と気持ちを切り替えることが上手になっていた。

多分経験をたくさん積んでいる人が鈍感に見えていたのは、感受性が育つのとおなじくらい持ちの切り替えが上手くなるからなんだろうな、と身を持って知った。


大喜利やろうぜ!


ここからは私とてらうち氏で行ってきたイベント「大喜利バー」と、私が所属するスラム(※)の中の「大喜利ちゃんねる」話。
(※スラム…プロ奢ラレヤー主催の読書サークル「三ツ星スラム」のこと)

大喜利バーは、当初大喜利が良くわかってなかったてらうち氏に、私が「大喜利バーやってみる?」と適当に声をかけて始まったイベントで、適当に始まったのになんだかんだ今月で第9回を迎えるイベントだ。毎回スラム外の常連さん数人とスラムから数人が参加してくれてご飯を食べながら雑談を交えながらゆる〜く大喜利を楽しむイベント。

私にとってスラムは楽しいけど、スラムには社会的健康的弱者も多くいるので、私は自分がもつ加害性をけっこう気にしてしまう。なんの気なしに言ったことが意図せず人を傷つけてしまうようなことはないようにしたい。そう思って、昨年の10月くらいからプライベート的なつぶやきはオフ会や自分のスラックやXなど、スラムの外に置くことにした。

しかし、人と関わりたい欲はそれなりにあるので、スラムの中で「大喜利ちゃんねる」の運営をはじめた。大喜利ちゃんねるは、一日に一個有志がお題を提供し、面白い回答があったらスタンプを押す(一人何個でも可)。その日の0時に回答を締め切り、スタンプの一番多い回答を優勝として発表する。というのを毎日坦々とやってるだけのちゃんねる。

特に何も考えずに始めたのだが、運営していくうちにちゃんねるに参加してくれてる方々の大喜利力が上がっていっているのを感じで、もしかして大喜利できる人がたくさんいる集団ってすごく居心地が良い集団になるのでは?という仮説が降ってきた。

大喜利は回答を常識からちょうどよくずらすことで笑いを生む遊びだ。常識を知らないとそもそも「ずらせない(笑わせられない)」し、ずらし方をしくじると全くウケないか、誰かを不快にさせてしまう。

人間関係における争いってそもそも大喜利がヘタだから起きるんじゃないか、という仮説もある。大喜利は、安全に「人と楽しく過ごしたい時にどのくらいずらすのがちょうどいいのか」を学べるとても優れた遊びだと思っている。

しかも、やるほうが学べるのはもちろん、見る方も学べるというのもすごく良い。毎日少し大喜利をやるだけで少しずつハッピーの輪が育っていくのだ!ヌハハハハハ!!!

私は私にとって居心地の良い所に居たいので、大喜利普及活動はしばらく続けていこうと思う。もしかしたらライフワークになるかも。朝、大喜利ちゃんねるにお題を提供してから仕事に行き、休憩時にスマホを開くとみんなの回答にほっこり笑えるお昼の時間をとても気に入っている。


リペアの仕事の振り返り


こここらは個人事業主としての仕事の振り返りや中身と数字の話をかるーくしてく。

売上は今年の目標の1.75倍まで伸ばせた。

3〜5月、営業も苦手だがなんとかなるだろうと思っていたが「蕁麻疹が出るくらい営業が苦手」という現実にぶちあたり、諦めてインターネット集客を始める。売上はほぼゼロ。

6〜10月、愛想の良さだけで集めた口コミである程度安定したネット集客が出来るようになったが、まだまだ赤字。

11.12月、FC本部主催の飲み会でリペアの先輩たちがいる飲み会の二次会への参加をきっかけに、愛想の良さだけで先輩たちが回りきれない仕事をシェアしてくれるグループへ招待させてもらえることになり、仕事が大幅に安定する。

お金の余裕ができたことにより、旦那からのプレッシャーがなくなり生活も快適になった。いまは先輩たちからの紹介に完全に依存しているが、先輩から狙い目の営業先といい感じの営業の方法を教えてもらったので、来年からは長距離移動による体の負担と経費を減らすためにもちゃんと営業に行き「地元の仕事の割合を増やす」を目標にしていく。

思えば、営業に行くのが怖かったのは建築業界のことも個人事業主としての振る舞いも何も知らないからだった。巾木とか沓摺とか人工とか業界ではよく使われる言葉すら知らなかった。値付は?見積もりはどうする?請求書は?かかる時間は?交渉の際に分からないことを聞かれたらどうすればいいのか?

営業に必要な情報や体験を何も持っていなかった。そりゃあ蕁麻疹も出るわと今になってみたらよくわかる。畑違いのところから建築業界に来たのだから当たり前だ。

お影様で昨年中に暗がりを照らすための大きな失敗はひと通りできたし、困った時になんでも相談できる先輩たちともコネクションを作れて、技術に自信もついてきたので、昨年の春よりは落ち着いて営業に行けると思う。


昨年の振り返りまとめ


【 心 】
体験を重ねると、感受性も切替力も育つ

【 友達、群れ 】
大喜利でハッピーコミュニケーション学ぼうぜ

【 仕事、お金 】
愛想の良さと気持ちだけでなんとか経済難を乗り切った
来年は依存から自立へ

最後に、昨年関わってくれた皆さんに大大大感謝してます🙏❣️今年もよろしく!

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