oshimu

生物系の大学院→システムエンジニア→XR業界 もっぱらunityを使って色々遊んでいま…

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生物系の大学院→システムエンジニア→XR業界 もっぱらunityを使って色々遊んでいます。 https://potofu.me/oshimu

マガジン

  • VR・AR日記

    OculusQuestを購入したので、活動記録をつけようと思い作成しました。

  • ゆるゆるVRワールド探訪記

    主にVRChatで訪れたワールドの日記です

  • cluster

    clusterゲームワールドコンテストやゲームジャムに参加した時の日記とか

  • しまどりる企画室のレポのようなもの

    しまどりる企画室のレポのようなものです。

最近の記事

ARFoundationのObjectTrackingを試す

そう言えば使ったことないなと思ったので試してみました。 全体の流れARFoundationでObjectTrackingができるのはiOSに限られます。手順としては下記の通り。 ①マーカーとなるオブジェクトをスキャン ②スキャンデータをマーカーとして登録 ③ビルド ObjectTrackingのドキュメントはこちらです。 スキャンアプリの作成まずはスキャン用のアプリを作成する必要があります。こちらのDownloadからプロジェクトデータを入手して、そのままXcodeで

    • ポカリスエットのCM「潜在能力は君の中。」篇 が良かったのでAR的な視点で分析してみた

      先日公開されてたポカリのCM、メチャ良い。 AR・MRの文脈でもこれだけの素材を組み合わせつつ走り抜けた例ってないのでは、と思います。(あったら教えてください) 事前情報撮影にはQuest3とiPhoneを使われているそうです。Questでは一人称視点の動画がとれるかチェックしたんでしょうか。 システム制作はBasquleです。最近Apple Vision Proを使った無限チューチュートレインでも話題になった会社さんです。ARの技術を使ってることが確定。 そしてツリ

      • mocopi sensor data readerを見てみる

        mocopiがアップデートし、センサーデータを直接取れるSDK「mocopi sensor data reader」が登場しました。 これを使うとモーションキャプチャーに縛られない使い方が可能となります。(デモでは玉転がしをしていました。) この辺が詳しいです。 SDKのダウンロードはこちらです。「mocopi sensor data reader」はどうやらUnityしかない様子でした。 また、サンプルアプリとして「mocopi data analyzer」が公開され

        • Quest 3のパススルーでソナーっぽい表現をしたかった

          部屋を見るときにフォン…ってスキャンするみたいな表現をしたいなぁと思って色々探していました。 結論から言うとうまく出来ず。 シェーダ―を探すソナーっぽいシェーダ―はいくつかりました。 大分昔の物ですが、こちらがありました。これだよ… 使い方はこちらにありました。 URP対応も探したら別の方が作っているものが出てきましたけどうまく使えず… アセットストアにもありました。 今回はビルトインシェーダ―を使います。 Unityで試すシンプルにMeta XR SDKを使いま

        ARFoundationのObjectTrackingを試す

        • ポカリスエットのCM「潜在能力は君の中。」篇 が良かったのでAR的な視点で分析してみた

        • mocopi sensor data readerを見てみる

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        記事

          Scaniverseが3D Gaussian SplattingをサポートしたのでUnityに取り込んでVRChatにアップロードしてみる

          少し前ですが、Scaniverseが3D Gaussian Splattingをサポートしました。これは簡単に言うと点群データを使って3Dスキャンが苦手としていた表現もきれいに出すことが出来る技術(多分)なんですが、オンライン処理が主流だったのを端末だけで作成できるようにする画期的なものです。 折角なので試してみました。 スキャンするスキャン時にSplatを選択。やり方は大体メッシュと同じだと思います。塗り絵みたいで楽しい。 広範囲のスキャンも普通にいけました。後半疲れた

          Scaniverseが3D Gaussian SplattingをサポートしたのでUnityに取り込んでVRChatにアップロードしてみる

          『サンリオVfes 2024 キセキかもしれないレゾナンス』について語らせてくれ

          『キセキかもしれないレゾナンス』について語らせてくれ。筆者は時間の許す限り見ている。その勢いで久しぶりにアニメ『SHOW BY ROCK!! ましゅまいれっしゅ!!』を見返している。 この記事の要約: 『キセキかもしれないレゾナンス』最高!!!!!!!! ここから先はネタバレしかないのでステージを見てない人はブラウザバックして欲しい。 VRChatの環境がある人は見にいこう。環境がない人はYouToubeの配信を見るのがおすすめだ。 YouTube配信はカメラワークが凝

          『サンリオVfes 2024 キセキかもしれないレゾナンス』について語らせてくれ

          Niantic Lightship ARDKのObjectDetection(物体検出)を触ってみた

          Lightship ARDKがv3.3にアップデートされ、ObjectDetectionが使えるようになりました。 これはカメラに写った物を識別する機能で、200以上のカテゴリがあります。 仕組みとしては大項目を見分けた中で、その中で何に該当するかを見ていく形のようです。 ドキュメントはこちら。 https://lightship.dev/docs/ja/ardk/experimental/object_detection/ サンプルはこちらから入手できます。 https

          Niantic Lightship ARDKのObjectDetection(物体検出)を触ってみた

          最近のUnityキャッチアップ(Mixed Realityテンプレートとか)

          XR KaigiのUnity講演で色々な情報が聞けたのをきっかけに「Unityって進化してるんだなぁ」と思い、知識が錆びついている実感があったので最近どうなってんすか、と思って調べてみます。 どれくらい錆びついているかというとUIのTextやボタンがレガシーになったあたりで止まっています。もはや石器時代。 XR系こちらの動画によると2022.3以降で色々出ていそう。 前からなのかわかんないですがUnity Hubにテンプレートが出ていますね。 Mixed Realityが

          最近のUnityキャッチアップ(Mixed Realityテンプレートとか)

          mocopi SDKを触ってみるその2

          前回の続きです。 不具合は沢山あるものの一応形になりました。 それがこちら。 結局Questにつないでポーズ取得+落ち物みたいなゲームになりました。 IPアドレスがわかればQuestにもつなげるのは新しい発見です。 ちなみに、QuestのIPアドレスはSideQuestに接続すると取得できます。本体の設定画面とかには見当たらずでした。 なんでこうなったん前回の記事ではジェネリックmocopiを作っていたんですが、今の形になった変遷を軽く書いていきます。 最初は落ち物

          mocopi SDKを触ってみるその2

          mocopi SDKを触ってみる

          mocopiのSDKが気になっていたので触ってみます。 LT会みたいなのもあるらしく、それに出せたらいいなーとも思ったりしていますがちょっと間に合わないかも。 サンプルを動かす開発環境 Windows10 Unityバージョン:2021.3.16.f1 SDKバージョン:v1.0.5 サンプルは簡単。SDKをダウンロード&インストールして、動かしてmocopiアプリの送信モードをするだけ。 なんですが、少しつまずいたので書いておきます。 ①mocopiの接続設定

          mocopi SDKを触ってみる

          mocopiのVRモードを試してみた

          最近mocopiにアップデートがありまして、両腕のトラッカーを膝に転用することで、下半身のトラッキングを強化するVRモードが登場しました。 執筆時点ではベータ版ですが、一般開放されていたので早速試してみることに。 VRモード設定VRモードの設定は簡単なんですが、スマホとmocopiを接続する前に設定項目があるのが注意です。(接続後に導線がなく、再接続することになります。) 起動時か、センサーの接続のメニューを開くと「高度な機能の有効化」があり、ここにチェックを入れるとVR

          mocopiのVRモードを試してみた

          ゆるゆるVRワールド探訪記 -「TOKYO GAME SHOW 2023 VR」

          今回は東京ゲームショウ回。cluster会場の開催期間を勘違いしてて行けなかったのですが、VR会場は行ってきました。 良かったところ アイドルマスターシャイニーカラーズのブースがメチャデカいし事務所が再現されているところ!!!!!!!! これが事務所!いつも見ているのはデスクからの光景だったのか! レッスン室の鍵だ!!!!!!!!!!!! というのは置いておいて。 毎年進化しているVR会場ですが、今年もまた進化してました。スマホ対応でこのボリュームはすごいなぁと。(

          ゆるゆるVRワールド探訪記 -「TOKYO GAME SHOW 2023 VR」

          ゆるゆるVRワールド探訪記 -Re˸collection2とかBeyond a bitとか。

          なんで時間って無くなるんやろな…というわけで半年ぶりのゆるゆるVRワールド探訪記となります。まじか。 最近自撮りもワールド巡りもあまりできていないので、今後もスローペースになりそう。 Re˸collection2 - リコレクション2 -バーチャルフォトグラファーによる神々の祭典が再び。 ワールドの作りは同じなんですが、前回と同じ型でも出てくる写真がガラッと変わるので凄いです。引き出しの多さというか、半年間の活動の成果というかそういうものを感じられます。 カッコいい/可愛

          ゆるゆるVRワールド探訪記 -Re˸collection2とかBeyond a bitとか。

          【解決】HaritoraX ワイヤレスが繋がらないので色々試している

          HaritoraX ワイヤレスというトラッキングデバイスが発売されました。Siftallという日本の会社(現在はパナソニックの子会社)から出ているんですが、なぜかハマリにハマっているので、似た症状の人の参考になればと思いまとめています。 出ている症状は3つ。 1. SteamアドオンにHaritoraがあるにも関わらず認識されない →解決しました。 2. Bluetoothが4つないし5つまでしか認識されない →未解決であるものの、推奨のBluetooth受信機への買い替え

          ¥1,000

          【解決】HaritoraX ワイヤレスが繋がらないので色々試している

          ¥1,000

          Vision Proについて学んでみる「Get started with building apps for spatial computing」まとめ

          Appleから発表されたVisionProですが、同時に様々なドキュメントや教材が出ています。 今回は勉強のために、一番基本となる「Get started with building apps for spatial computing」を見てまとめてみました。気が付いたら日本語字幕でるようになっていて便利ですね… 基本となる3つのUIの考え方キーワードはWindows、Volumes、Spacesです。 Windows、Volumesは色々なウインドウやオブジェクトの表示

          Vision Proについて学んでみる「Get started with building apps for spatial computing」まとめ

          【1年ぶり二回目】この一か月でAR界隈が最高にぶちあがってるよって話

          またしてもAR界隈が最近ぶちあがってます。メタバースがーAIがーって言ってる場合じゃない! ということで記事を書きました。 この記事の要約はこうです。 AR界隈が最高にぶちあがってるので皆でARをしよう!!!!!!!! 前回のおさらいとこれまでAR界隈がぶち上ってから一年、何が起こっていたのか簡単におさらいしていきます。 前回記事はこちらです。 ①コロナ禍が収まりつつある 世界的にコロナウイルスの影響が収まりつつあり、昨年にも増して「街に出よう」という機運が高まってき

          【1年ぶり二回目】この一か月でAR界隈が最高にぶちあがってるよって話